一陶入魂「萬象萬魚」

おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

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バタンQ

…へへへっ、さすがにそこまで、飲まないけれど、
コップになにやらあやしい琥珀色を、
「こんくんねぇ〜かなっ?」って言いつつ、あとは水をドボドボくらいに足して、ぐびぐび、快眠を所望する。

バタンQが理想だが、うんにゃ目が冴えてしょうがない。

この6月下旬、かみさんの実家の、梅をかっぱらってきた(笑)
折角の休みを、庭木の剪定に駆り出された腹いせだ!
あるいは駄賃っつうのか、へへへっ。

シャ乱Qってったって、若い子たちは、ろくに知らない子も多いだろう。
歳をとるって、そんなつまんない事を知ってるだけじゃなくて、
若い頃にぜんぜん興味がなかったことに、触手がシフトしてしまうもんだ、…どんなもんだい!

で、生まれて初めて梅酒を作ってみたのです。
当然ですが、よわいは、堪え性のなさを連れてくる。
そこんとこは、そう、ググッと堪え、
たまに暗がりから引っ張り出しては眺め、眺めてはしまい込む。
そして、めでたく昨日封印をといたのでした。

しょうもないな〜って思いながら、前向きに、
「俺も梅酒なんぞ作るようになったのか!?」などと、我ながら驚いたり。
驚きついでだ、さて次は一体何をしよう。

まっ、あてのない次は置いとくとして、
さしあたっては、そうだな「バイバイさようなら〜…」って、
来るはずのバタンQを、昇る朝陽とどっちが早いか、競争するように待っている、のであります。

■漬け込み時の画像

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もみじと楓

随分前にもらった友達のメールの最後に、


「もう、あまりネコは拾わないように…」って、書いてあったっけ。


でも、俺が拾ったわけじゃね〜し、しょうがね〜な〜って思って、


しゃがみこんで、一生懸命ごはんを食べるその姿を、眺めている。



かみさんが拾ってきた二匹の子猫は、


頼みの里親さん探しもあまりうまくいかず、


と言うことは、名前をつけてしまう。


二人は、どこか諦めている。


うちで飼わなきゃならないんじゃないかって。



直感がする。


かみさんが『もみじ』って、名前をつけたメスの子猫の方は、


ネコエイズかもしれないって。


だって、そうだった『そら』と、あまりにも似てるから。



…今は便利な時代だ。


この記事は、iPhoneで書いている。


書きながら、バックではスピッツの『楓』が流れている。



もみじと楓って、違うのか同じなのか、


よく知らないけど、


調べようとは思わない。


そしてただただ、側にいてあげる。


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西洋梨

おじさんは、天気を気にする。

スマホで、その日の具合を確認して、

かみさんが、洗うだけ洗った洗濯物を、
二階のベランダに、わんさか干す。

干した洗濯物が、裏庭への視界をさえぎる。

迷惑な暖簾を、かき分けるようにして、
晩夏の朝陽を謳歌する。

雨の心配がない限り、庭の木々は、お馴染みさんだから、
挨拶がてら観察する。
葡萄の色を見て、イチジクの食べ頃を見る。
隣りの柘榴の大きさを眺め、そして「用無し」の木の、馬鹿みたいにヒョロヒョロ高くなるだけなった、その高さを眺めるのだ。
地植えにして、15年程経つと思うが、
たった一度も花を見た事がない。
そんなだから、おじさんにとって、いつの頃からか、
この「西洋梨」の木は、「用無し」となったのだけれど。


8月下旬、スマホに久しぶりのオッケー!をもらった朝、
おじさんは、生まれて初めて「西洋梨」の花ってのを見た。
チマチマした葉っぱだけの、華奢なその木に、確かに白くて小さな花が、数輪だけど咲いている。


固唾を飲んで、凝視するおじさんの脳裏に、寛大が降り注ぐ。
『お〜しっ!おめぇ〜は、やっぱ西洋梨だ、用無しなんかじゃねぇ〜〜!!』
…が、さらに冷静が追い打ちをかける。
『ちっ!』雲行きが、怪しくなってきた。
(そんなものかぁ〜?)なんで今頃咲くのだろう?
季節外れだとすれば、やっぱ「用無し」のままだ。


そんな風にして、馬鹿面ベランダにさらしてばかりいると、
どこに人様の目があるか分からない。
何処ぞに黒い雲が湧き起こり、
その雲に呑み込まれ、自身もレッテルを被らぬよう、くわばらくわばら。


【本日現在、一個だけ成長中、ファイト!】

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関東は、来る日も来る日も来る日も、もも雨ばかり。
雨宿りできて良かったネコが、
穏やかに微睡んで見えた。

熊本から上京した友人と、渋谷のハチ公前で…(笑)待ち合わせをした。
ハチ公像の足元に、ネコを見た瞬間、友人に声をかけられた。
『素晴らしい!』

なんだか、わたしに降り注ぐ、そぼ降る雨さへ、暖かい。
(ほんとは、少し肌寒い:爆)

?喧騒の中の静謐

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移ろい椿の不遇

わたしが、もし子供ならば、自ら花など求めもしなかったろう。

まして、派手なわりに地味な椿なんか、

なんの興味もなかった筈だ。


時は過ぎ、わたしはオジサンになった。

相変わらず、空想は容易い(笑)


今日はまた、来客がある。

さて、空想は便利だ、意地悪く、子供の頃の自分に、

『おこずかいをあげるから、山に行って椿を採って来てくんないかな』って、

頼んでみた。

返事の代わりに、コックリ頷き、右手を差し出す様は、なんとも可愛げがなく、
少しがっかりしが、

財布から千円札を出して渡すと、ニヤッと笑っただけで、礼も言わずすっ飛んで行く。

あんなに走ることも無いだろうに、そう思うとまた、…とほほ、少しあきれてもしまった。


オジサンが、自分の何十年後だと知らない、子供の頃の自分は、

時折ズボンのポケットに突っ込んだ、千円札を確かめながら、一目散に走っている。

走っていながら、グルグル考えもしている。

『オジサンは、どこんち(どこのお家)のオジサンかな?

千円だから、きっと沢山欲しいんだろうな。

今すぐに欲しいんだろうな。…でもなんで欲しいんだろう。』


椿の林に着くと、辺りを見渡しながら、息を整えた。

地べたに散らかる、赤い花を知らず識らず踏みながら、

どんどん木と樹の間を縫って、奥に分け入る。

どんなのなら喜ぶんだろうと、一本二本、左手が塞がり、そのうちかいなも塞がった。

そろそろ帰ろうと思う反面、もっと分け入ると…と思い、右往左往が止まらない。

『こんだけあると、きっと喜ぶぞ!』

抱えきらないほどの手折った椿で、ついには両の手が、塞がってしまった時、

それまで摘んだ椿とは、なんだか様子が違う花に出くわしてしまった。

『なんか地味だけど、見方によっちゃ派手だな〜!』


子供の頃の自分は、しばらく思案しているのか、頭を心持ち右に傾げていたが、

なんまいだ〜!』溢れかえる胸の椿を、惜しげもなく、思いっきりあたりに放ったらかした。

そしてバサッと音をたて広がる枝えだを避け、ゆっくり近づくと、その椿の樹を仰ぎ見た。

ドリフとV3、そしてクラスの○○ちゃん以外興味が乏しいとはいえ、さすがに見事だと思った。

林の中は、更に薄暗く、もう時間も相当経っている。


目星をつけ、綺麗に咲ききった枝を、3・4本手折ると、

あっけなく踵を返し、林を抜け、山を駆け下りた。


わたしは、息を弾ませ、汗ばんだ手から渡された、椿に一瞬がっかりしたが、

大人気ないと気を取り直し、ちょっと間を置いて言った。

『ありがとう、花びらが散っちゃってるけど、…大変だったね』


子供の頃の自分は、その間が気になり、恐る恐る尋ねた。

『だめなら、また行ってくるけど…、沢山採ったんだけど、持てないから捨ててきたんだ』

『折ってから、捨てたの?』

咎められたと、感じたのか、ポケットから何か掴んで、渡そうとする。

『いいんだよ、蕾みもあるし、これで充分だよ』


人は少しずつでも変わるんですよね。

そうするとあわせて、嗜好も変わるんだと思います。

飾った瓶は、その日の来客の目を、楽しませてあげられなかったけど、

今開ききった、この大振りの花を見ているとどうだろう、妙に綺麗に見えて、ひきつけられる。

昨日までは、もっとすぼんだ椿が好きで、

ほんとはその椿を、望んでいた筈なのに。

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