BABY☆SAXPHONIA -LIVES!-

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ジャズ理論あれこれ。

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さて・・・こちらの理論編も忘れてしまっては何ですし。久しぶりにやらねば。

お題はウェイン・ショーターのWild Flowerでございます。
やはり曲者、バッパー宜しくコーダル(コードトーンで攻める)でも格好が悪いし、スケールもどう攻めてよいのか。

それはテンションの存在が鍵となります。リアルブックで確認しますと、+9やら+11やら-9susやら、やたら奇妙なテンションが書かれています。コレがメロディーに巧妙に組み込まれているのです。実際、ワタシもメロディーを参考にコードの特徴を捉えるようにしているのですが、まだまだショーターならではのトリック?があったりして。なかなか自分で消化するには手強い相手です。

コードトーンで基本のハーモニー(響き)があることを前提に、メロディー楽器であるサックスはどう音選びをしてアドリブに繋げたらよいのでしょうか・・・。


てなわけで、テンションから攻めて、伏線から脈絡を探す作業をしましょう。

こんな感じでテンションを絡めてみます。これは実際に譜面上でも出てくるパターンです。
・マイナー7th系コード→13th、11th、9thで吹き伸ばし多用。
 何となくエリントンに通ずる浮遊感。
 例えば、Gm7。13th、11th、9thはそれぞれE、C、A。Aマイナートライアドの構成音です。
 そこで、敢えて、Gm7とあるところをAmと解釈してフレージングをするのです。
・メジャー7th系コード→+11th、+5th
 いわゆるオルタードですな。これで綱渡り感を出してみる。
 通常、イオニアンスケールが多用されるところですが、+11を加える事によってリディアンスケールに化けます。
 例えばE♭△7(+11)。スケールを取り上げるとE♭-F-G-A(コレが+11)-B♭-C-D。
 カギはテンション+11thであるAの音です。
 そして、そこからペンタトニック・5音を取り上げて見ます。2つ目の音(ここではF)から取り出す2ペンタを作りましょう。
 すると・・・F-G-A-C-D・・・Fメジャーのペンタトニックになります。さらに3音ピックアップしてF-A-Cとすると、Fメジャートライアド。+11thを加える事によって、伏線としてのFメジャートライアドを作り、新しい響きを作っているのです。
・7th系コード→+9th、13th
 +9thと13thを加えることによって、コンディミスケールの解釈を。
 例えばC7。基本スケールに二つのテンションを入れると・・・C-D♭-E♭(+9th)-E-F♯-G-A(13th)-B♭。そこからD♭-E-Aと取り出してAメジャートライアド。C7をA△と解釈してアドリブをしてみるのです。

 元のコードからテンション中心の解釈をすることで、伏線としての別コードが出現するということです。この伏線をフレージングで使うと・・・何となくショーターな気分を味わえるとか何とか。

・・・そんな感じで1コーラス分、地道に解釈した譜面は次回に出すこととしませう。

ショーターの曲てのは、本当に解釈に困る。

しかし、かのハンコック御大ですら、彼の曲の譜面をみて頭を抱えている写真を撮られちゃったりしてるんだから・・・なんて逃げ口上はさておき。
もう少し、イントロダクションをやっておきましょう。

理論のお師匠様曰く。
バッパーよろしく譜面のコードを中心に音を拾うことが、ショーターばりのサウンドを遠ざける、と。

何故、あの不思議なサウンドでありながら、統一された美しさがあるのか。アウト感を醸し出しながら、本道はあるのか。
あのアドリブをコピーして参考にするよりも、テーマと譜面をとことん解析しながら、サウンドを確かめるほうがよりショーターのサウンドを理解できそうです。実は、緻密に計算されていて、それをどこまで追求できるのか、挑戦状をたたきつけられているかのような難曲です。

進行もよく出来すぎています。
始めはB♭△7で始まり、妖しげなテンションが絡み、E♭△7でまた落着き、またテンションの間。大きな帰着場所として、メジャー7thのコードが出てきますが、ルート音の違いで、同じメロディーを奏でていてもサウンドの変化を感じるのです。(このテのサウンド変化はネフェルティティあたりでも感じられますが、これは更に難しすぎるのでひとまず置いておきましょう(汗)。)

さらに、曲全体の印象をより難しくしているのが、テンションの存在。
♯9、♭9は比較的使うのですが、曲者11thも出てくる始末。このテンションを進行のなかで、いかに効果的に引き立てるのか。
それに、このテンションがあることで、別のコード解釈をして新たな進行を作り出すなんて計算もなされていたりします。その上で、使うスケールと美味しい音を決めているときたら、もう、凄いとしか言いようがありません。ショーターはかなりの基礎を積んだ上で、すさまじい頭脳を駆使した曲を投げかけてくるので、心してかかるとしませう。

では、次回から実際の組み立てを探りましょう。

いい加減更新せい!!といわれそうなサボリ具合で恐縮です。

さて。
そろそろ、我が研究曲、ウェイン・ショーターのWILDFLOWERに手を出し始めましょうか。

オーソライズされつくしたスタンダードとは一線を画した展開に、彼のとてつもないクレバーさを感じずに居られない世界にどっぷりと浸かってみませう。

今回はそのイントロダクション。
テーマは「作曲者の意図を、伏線を辿りながら脈絡を探して感じる」てな感じ。


これまで、王道トゥー・ファイブ・ワンの例をとって、ファイブをテンションとして展開を作ってきましたが。

1970年代のショーターは、敢えてファイブだけをテンションにしなかったのです。
リリースの役割として、安定感のある音を演出する部分であるワンの部分ですら、テンション感を出してしまおうと試みてみたり。
Dm7−G7−C△7のC△7部分ですな。
これに♯11thなんてのを加えてリディアンで解釈してみたり。
このコードで5度部分を半音上げて、C△7(+5)なんて技を加えてリディアン・オーギュメントなんて捻りを入れてみたり。

そうです。いつまでもこの王道な展開について「起立、礼、着席」なパターンで優等生気取るのもそろそろ飽きてくる反抗期を迎えてしまうのです。自我も芽生えちゃったり、色んな青春模様を描きたくなったり。そう。「この支配からの卒業」・・・何だソレ。
そんな「なんだよ、オトナなんて」と反抗期の無茶も、振り返ればルーツとなる場所があるものです。見失えば道を踏み外し、見失わなければ多少やんちゃしても帰ってこられる。・・・あ、若干、脱線の様相が見えてきたので、そろそろ自主規制。

果ては、わざと3度を抜いて解釈をした日には。
マイナーだかメジャーだか、コード解釈が一度では分からない雰囲気にしてしまって、周りは当初衝撃を受けちゃったり。でも、ご本人は、挑戦的にも映るほどに、計算ずくのもとにやってのける。

それでいて、原型を見失わない、確かな根拠があるところがとにかく凄いのです。加えて、新たなコードの含みを持たせる、実に緻密な構成がそこにあるのです。これを何回かに分けて、考えていきます。

アドリブの流れ。

いやー。

リガチャー変わると、リードの安定感が違うね。それぞれ、リードの押さえ方に違いがあるのですが、やはりいろいろやってみるもんだ。


そんなこんなで調子に乗って。
アドリブについてちょいと考えてみようじゃないですか。


以前、或るセッションで指摘された事があります。


それは、

アドリブをやっているとき、バックの演奏があるとき、他のミュージシャンの音も相俟ってコード進行やら元のテーマが見えてくる。


しかし。
このバックの演奏抜きにして、自分だけの演奏だけ抜き取ったときにどうなると思う?と言われたのであります。


うぅ・・・・・・・。
果たして・・・曲の流れがあるのか。コード感があるのか。
グサッときてますよ。
いまいちですもの。あたしのスケール解釈。

・・・じゃあ、何がマズイのか。
バッキングと共鳴できる耳だけでなく。
選んだスケールの問題だけでもなく。

スケールから抜き出す音にも問題があるということ。その辺のセンスを問われてしまうのです。
同じルートで、幾つか違うスケールを考えてみて、一番カッコイイと思うものを選んでみたまでは良いけれど。
今度は、そのスケールからフレーズに使う音も考えなくてはいけない。
何種類かスケールを取ってみても、構成音が全て違うわけではないのです。微妙にかぶるんですよね。
例えるなら。Cのスケールを幾つか解釈に用いても、延々とルートのCばっか吹いているようなもので。どれだけ本人が「これはミクソリディアンって言ったらミクソリディアンなのっ」と言おうが、「これはコンディミで解釈いたしました」とかっこつけようが、どこにそのスケールの違いがあるのだと突っ込まれても文句は言えません。

だからこそ、これらのスケールたちが持つ構成音のなかで、特徴ある音があるということなのです。
それを効果的に使うことによって、フレーズの根拠が明確になるのです。
・・・が、それを体感するには、相当に地道なエクササイズも必要なんですね。
響きをカラダで覚えるまで、解析→演奏→解析・・・繰り返しもしなければ。

それにしても、なかなか思うようにいかないんですよね。もっと頑張らなければ。

イメージ 1

さて、予告どおりフレージングについて。

与えられたコードに対してどう解釈するのか。どこで変化をつけ、どこでオチをつけるのか。
このバリエーションも相当程度持っていないと、楽しませるどころかパターンに飽きてしまいます。

最近、少しずつやり直していることが、まさにコレでありまして。
王道スタンダードやブルースを見直して、自分でまず思い付きではなく解釈したフレーズを譜面にしてみる→実際にサックスで吹いてみるという流れで練習しているところです。
きちんと使えるものを見直してみると、思いも寄らないところで不思議で面白いフレーズも出てきたりします。そして、いざ吹いてみると、案外出来なかったりします。これは、普段の指癖であったり、やりやすいパターンで何となくやってしまっていた自身の行いそのものであったりします(汗)。

フレージングの際、コードに対する響きを考え、その流れを縫うように音をつないでいくのですが、進み方について良い意味で先の見えない面白さを演出するのは容易なことではありません。

あらゆる材料を考えて、繰り返し叩き込んで、直感的に昇華できるまで試すしかないのです。
その辺、相当地味なもんです。

まず、コードの流れから、以前にも出したテンションとリリースの位置を決め、流れを決めます。この2つを上手くループさせることで、展開の変化を楽しめます。
リリースの位置では基本に忠実に、すわりの良い音やスケールを中心に置いてみます。
対してテンションの部分は敢えて不安定さを強調して遊んでみます。

例を挙げてみると、以前のコードトーンとテンション(♭9thを加えてアルペジオのフレーズを使った例を挙げております)に基づいたり、想定するコードを置き換えるCodalな方法の他、スケールに基づいたModalな手法があります。(が、コードとスケールは一体のものとして考えたほうがよさそうです。)
あと、スケールの上下行や装飾的にクロマティックを入れたり。流れや変化を密にするか緩やかにするかといった音の詰め方やリズムの要素を踏まえて、作り上げていきます。

スケールの手法としましては、
Cキーにおいて、Dm7の基本スケールはドリアンですが、テンションと解釈した部分でフリジアンやエオリアン、メロディックマイナー、ハーモニックマイナーなどに置き換えてみたり。
G7だとミクソリディアンが基本となるところを、リディアン7thやオルタードなども使ってみたり。
C△7でイオニアンのところをリディアンやオーギュメント、リディアンオーギュメントを使って一見技ありな雰囲気を出してみたり。
また、ペンタトニックを使ってみるのも便利。
同じスケールでも、コードの位置によって響き方もだいぶ変わります。それを幾つか試して、修正を加えながら、自分のフレーズにしていきます。

写真は、BUT NOT FOR MEで作ってみたものです。
青本の進行から少し、コード解釈を変化させて、そこからスケールを当てはめてフレーズにしています。自分で作っても、実際に音を出して初めて分かる事も多いのです。それに、あまり使ったことのないスケールで作ったフレーズは、なかなか自分のものにならないものですね。それに考えて作ると意外と時間が掛かります。

もっと多くの曲で試してみると、少しずつでも拡がりが見えてくると信じております。

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