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初めて見ました。
勧善懲悪の時代劇っぽい作り
とは聞いていましたが、
他方で、過去の日曜劇場
「官僚たちの夏」では、
同じく堺雅人や北大路欣也が出演して
官と民との関係、
マクロの政策が民間企業にどのような
影響を与えるか、といったテーマを
それほど単純化せずに丁寧に描いていたので、
玄人向けの内容を期待していたのですが、
見事に裏切られました。
日曜の夜に小難しい話は聞きたくない、
というニーズが一般的かもしれませんが、
同じく堺雅人主演の
「リーガル・ハイ」と比較しても、作りが粗いと感じます。
リーガル・ハイも法曹関係者から見ると
劇画的でしたが、
新垣結衣演じる新人弁護士が
分かりやすい正義感を唱える一方で、
古美門弁護士が「正義」の複雑さ・相対性を
表現していたので、
ストーリーを要約するだけでは伝わりにくい
「行間」がありました。
これに対し、半沢直樹は、
この第6話しか見ていませんが
誰が「善」で、誰が「悪」であるか、
をあまりにも明確に描きすぎていて、
かつ、会社内の人間関係も単純化され過ぎです。
タミヤ電機内で銀行から出向(?)
してきた経理部長がブチ切れて
生え抜き従業員(課長)に対して
「前期の財務諸表を持ってこい」
と命じるシーンがありましたが、
このシーンはどうしても納得できないです。
普通に考えると、
銀行員であった時に
財務諸表などは見ているはずですし、
そもそも銀行が経理担当者を送り込む場合、
既存の従業員は資金繰り表の作成や
経費コントロールの能力がないことが普通で、
銀行からの出向者を邪魔者扱いしていたりとか、
融資をもらうために経理課の従業員が外回りするとか
あり得ないです。
半沢の過去に関するエピソードでは
工場経営をしている社長が
融資を受けるために
必死になっている場面を描きつつ、
タミヤ電機では
社長が楽観的にふんぞり返っている中、
銀行から送り込まれた(?)人は
孤立無援で融資の交渉をして、
生え抜きの他の従業員は勝手に
別の金融機関へ融資の交渉に行っている、
というチクハグさは、かなり違和感があります。
次回からは金融庁検査が始まるようですが、
予告編を見る限り、ここもかなり劇画チックです。
(そんな人はいないと思いますが)
このドラマを参考に、就職活動の面接で何か話そう、
とかは考えないようにして欲しいです。
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