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昨日(4日)は法律や裁判関係での
ニュースがありました。
まず、普天間基地を名護市の
辺野古へ移設する工事を巡る
沖縄県と国との間の訴訟について和解が成立しました。

日常用語で「和解」と言うと
仲直りすることを指しますが、
法律上は、和解は訴訟の終了事由の1つにすぎません。

今回、安倍首相と翁長知事が首相官邸で
握手するシーンが報道されましたが、
こういう撮影が必要だったのは、
普通の人の「和解」に対するイメージに合わせるため、
であったと思います。

今回、国と沖縄県との間の訴訟は
非常に複雑です。
発端は、前の仲井真知事が埋め立て工事を
承認していた処分を、今の翁長知事が取り消したことにあります。

この取消処分に対して国は効力停止決定
(この決定によって工事は続行されています)を下しつつ、
代執行訴訟を提起して承認の効力を回復させようとしました。
普通、代執行は国民が行うべき義務を
行政権が代わりに行うものであるので、
かなり不自然な構成と言われました。

他方、沖縄県は、
国が行った効力停止決定の無効を主張する訴訟(抗告訴訟)と、
国地方係争処理委員会の却下決定への不服申し立てとしての
審査不服訴訟の2つを提起していました。

国が提起した訴訟は不自然な構成ですが、
県が提起した2つの訴訟も典型的な訴訟とは言えないもので、
今回の和解は、国が工事を中止し、
これら3つの訴訟全てが取り下げとなる、という内容であり
結局、県が当初求めていた、
国地方係争処理委員会での審査、に戻っただけ、です。

審査結果が県にとって納得できない内容であれば、
沖縄県は再度、新たな訴訟を提起できてしまいます。
今回の和解は、この再度の訴訟での判決に
国と県が従う=辺野古移設問題が決着する、
という点まで合意している点が特殊です。
辺野古移設が唯一の解決策、と強調している国と
県内での負担のツケ回しに否定的な県との溝は深いので、
今後、どのように話し合いが進むのか
よく分かりませんが、訴訟が延々と続くことを回避する和解、
という手法は今後、他の場面でも応用可能だと思います。


また、金曜の閣議では、ビットコインなどの仮想通貨も
「貨幣の機能」を持つとして
取引所に対する監査や最低資本金制度などの
規制を定める法案が決定されました。
さらに、日経の報道によれば、
政府・自民党が、監査法人に対してもガバナンス・コードを
適用する方針である、という記事もありました。
上場企業にCGコードが適用されているのと同様に、
従わない場合には理由を求める、という形の
「半」強制的な規制となるようです。
日本公認会計士協会は様々な自主規制のルールを持っていますが、
金融庁は、これでは不十分、と判断したことを意味し、
監査法人はより厳しいチェックを受けていくことになります。
2016年もあっという間に2か月が
過ぎようとしています。
10〜12月のGDPがマイナス成長で、
特に個人消費が弱い、という報道がありましたが、
今月は例年よりも1日多いので、
BtoCで、お客さんから日銭が入ってくる
サービス業では一息ついた、というお店も多かったのではないか、
と思います。

ちなみに、4年前の2月29日に何を書いていたか、
を見てみると、
資格取得の効用」としてYahoo!トピックスで
資格が扱われていた、という話を書いていました。
最近は、資格に対するネガティブな記事を見ることが多いですが、
労働力人口が減っていく中で
生産性を向上させるためには、
外部労働市場の活性化が必要、と言われます。
そして、そのための施策として
①能力開発・能力評価制度の整備
②マッチング機能の強化
③良質な雇用機会の創出
などが挙げられますが、
①企業固有のスキルではなく、業界標準の知識は
資格(民間検定も含む)に集約されることが多いですし、
②転職斡旋の人材ビジネスにおいては、個別カウンセリングの他に、
資格・スキルの修得を促すことがよく行われます。

なお、③は、サービス業、介護、建設などの労働集約分野における
魅力ある職場づくり、が政策課題として言われています。
※以上の議論を詳しく知りたい方は、
 平成25年版の「雇用政策研究会報告書」を
 是非、見て欲しいです(概要版はこちら


さて、今日は、アメリカで第88回アカデミー賞が
発表され、5度目にして
レオナルド・ディカプリオ(41歳!)が
主演男優賞を受賞した、というニュースが大きかったですが、
国内では、以下のニュースに着目しました。

<「電波停止」発言への批判会見>
 ⇒リンク先はこちら
それほど長い記事ではないので、
ぜひ、リンク先の記事を読んで欲しいです。

基本的知識として、
高市大臣が電波停止の根拠とした放送法4条は
1項で、放送事業者の義務として

・公安及び善良な風俗を害しないこと
・政治的に公平であること
・報道は事実をまげないですること
・意見が対立する問題は、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること

という4点を定めているところ、
政治権力が「政治的に公平」であるか否かを審査する、
というのは報道の自由への制約になる恐れがあるので、
4条については倫理規定という解釈が定説です。

権力が放送事業者へ具体的な法的義務を課す法規範性
を4条に認める解釈は、
憲法21条に反する、と言われています。

日本では抽象的違憲審査制は認められていないので、
放送法の解釈そのものを司法の場で争うことはできず、
この定説を裁判所が認めてくれるか否かが
司法の場に持ち込まれるのは、
どこかのテレビ局やラジオ局が
政治的に「不公平」な報道を繰り返し、その結果として
時の政権が電波停止を命じなければなりません。

もちろん、そういった事態は起きにくい
(=その前の段階で萎縮効果が働く)ので、
今回のような記者会見を開いて
反論しておくこと位しかできないわけですが、
こういうリベラルなアクションを地道に応援していきたいと思います。
今週の日経ビジネスでは、

メイン特集=シリーズ日本が危ない、の一環で
「家の寿命が20年程度で、中古住宅市場が成立せず、
国富が500兆円近く失われている」という話

には、あまり心惹かれず、周辺部分の
①編集者の視点
②小田嶋隆氏のコラム
③読者ハガキ(往復書簡)
の3つが面白かったです。

まず、①編集者の視点では、最後の方で

先週号の「敗軍の将、兵を語る」で
衆議院議員を辞職した宮崎謙介氏の
育休に対する思いを取り上げました。
取材・編集は週刊文春の報道の前でしたが、
読者からタイミングが悪いとのお叱りも受けました。
同氏の資質を見抜けず、痛恨です。

との記載がありました。
ここで初めて認識できたのですが、
編集部としては、
この「敗軍の将〜」に登場してもらう場合、
一分の理がある、それなりの言い分がある人に
発言の機会を与えよう、という一種の温情があるようです。

ちなみに、2/15号の「敗軍の将、兵を語る」に
登場した宮崎氏は、

私の妻は地方議員時代を含めれば8年間、
政治家をやっていますが、一貫して
女性の社会進出と男性の育児参画を
提唱してきていました。
しかし、この永田町の反応を受け、
夫婦ともに「何も進んでいなかった」と
愕然としているところです。

と述べていました。

今回の騒動は、男性が育児休暇を取得しようとするのを
否定的に見る立場を勢いづかせたので、
まさに、この発言には、
お前みたいな奴がいるから、男性の育児参画が
後退するんだよ、という突っ込みがされてしまうわけで、
温情を与えよう、という観点からは痛恨と言えます。
ただ、多くの読者は、lこの「敗軍の将〜」を
見せ物的に読んでいると思われるので、
その点では、十分にヒットだった、と感じます。

次に、②コラムでは、
沖縄北方担当の島尻大臣が
千島歯舞諸島居住者連盟という団体名を
読み上げようとした際に
「歯舞(はぼまい)」を読めなかった、という問題(※)、
議員宿舎に未成年の男娼を呼びつけた議員、
衆議院の本会議を病欠した直後に
(愛人関係にある)秘書と旅行に出かけて議員、
そして、宮崎議員の不倫騒動などを取り上げて、
これらの議員が異分野から公募で
自ら手を上げて議員になったのに、
この程度の質であるのは、
政治家志望の人材がいかに払拭しているか、
を示しており、
外の世界からの人材よりも
世襲議員の方が平均値としては出来が良いのは
国民が政治家を軽んじてしまって、
尊敬しなくなったから、と述べています。

※ この問題は意外と大きい話になっていて、
 19日の閣議で、「読み方を知らなかったわけではなく、
 (普段は千島連盟という略称が使われることが多い)
 同団体の正式名称を言おうとして詰まったにすぎない、
 との答弁書が閣議決定されたそうです。

この意見には全面的に賛成ですが、
ただ、国会議員の失言や不適切な行動を
メディアが追いかけるのは権力監視の面からも
重要ですし、これだけの人数がいれば、
変な人も入ってきてしまうのは当然、とも言えるので、
解決は非常に難しいです。

最後、③は、AI脅威論に対して、
AIは表計算ソフトのような道具にすぎないので、
道具をうまく使って、我々は創造的な時間を手にすればよい、
という読者投稿が紹介されていました。
ただ、Excelやパワーポイント、さらには
メール、インターネットが登場したせいで、
従来であれば、数人がかりで行っていた
資料作成やプレゼン準備が1人で、しかも、
短時間でできるようになってしまったことを考えると、
AIという便利な道具の発達は、
ホワイトカワーの二極化をより進めるはずであり、
ここまで素朴な意見を述べることができる
52歳の会社員、というのがどういう風に日々の仕事を
しているのか、疑問に感じてしまいました。
週末、カトリック教会とロシア正教会との
1000年ぶりのトップ同士の会談や、
重力波の発見など、世界的に大きなニュースが
続きました。

私はこの週末、伊勢神宮の修養団という研修施設で
水行を行なったり、講話を聴いたりしていました。
その話は、14日付けの記事で書きますが、
今日は、普通に告知を。

18時50分開会で、有楽町朝日ホールにて
2月例会 「都市の高齢化」を考える
が開催されます。
事前登録なしでの参加も可能ですので、ぜひ
ふるってご参加ください。

詳しい説明は、(かなり文字が多いですが)
共同通信のプレスリリースをご覧ください。
ポータルサイトを見ても、芸能ニュースは
できるだけ見ないようにしています。
ただ、今回の宮崎議員の不倫騒動は、
芸能ニュースの延長で政治・永田町ネタになっており、
色々とニュースを見てしまいました。

「育休」宣言さえしなければ狙われなかったのに、
様々な意味で嫉妬を受ける地位なのに脇が甘いな、
というのが第一の感想ですが、
ハニートラップか否かは不明ですし、
前婚の離婚原因も、彼の浮気だったという噂もあり、
タイガー・ウッズのように、一種の病気・中毒かもしれないので、
不倫に至った経緯は一応、置いておいて
周囲(半分はリアル)からのコメントあるある、です。

(ハニートラップだったのでは、という話を聞いた友人が)
「俺も永田町へ行ったら、モテるかな」

「これって専業主夫が世間的に認知されつつある、ってことだね。
昔なら国会議員が浮気で役職を降りることはあっても、
議員辞職はないよな。
もしくは、奥さんの議員活動への妨げになり過ぎで
(金子議員を可愛がっている)長老系が怒ったのかもな」

(当選直後から、宮崎議員が猛アタックして結婚に至った、
という話を踏まえて)
「バツイチだろうが、チャラかろうが
一途に頑張れば恋は叶う」という意味では
世のバツイチ男性には望みを与えたかも

(辞職発表を踏まえて)子供好きなんだろうから、
育児に専念できて良かったね。
衆参同日があっても立候補しないでね。

.


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