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有罪ボケ、検察官司法

日本の刑事裁判では
検察が起訴すると99.9%有罪となってしまいます。
これは、起訴・不起訴を検察段階で
厳格にチェックすることで、無罪の人が裁判で
時間を取られたり、評判を失墜したり、といったことが
少ない、というプラスに受け取ることもできます。

しかし、実際には無罪の人が起訴されると
裁判官や弁護人のチェックが進まず(有罪推定が働く)、
冤罪が生まれるという弊害もあります。

産経新聞のこちらの記事でも報じられているように
周辺事情で、強い動機や複雑な人間関係があって、
被害者や目撃者の強い証言があると
それを覆すことは非常に難しくなります。

犯罪をしていないこと、を証明せよ
という「悪魔の証明」になってしまう危険性が高いです。

最近、再審が認められるケースも増えています。
もうすぐ、司法修習が始まりますが、
修習中に、冤罪事件・再審事案を複数、しっかりと
読み返す時間を合格者の皆さまには取って欲しいです。
この記事は、実際にテロがあった
13日の金曜日からだいぶ経ってから書いています。

誰もが予想したであろうこと、が起きています。
IS、特にシリアへの空爆が報復として激化したり、
中東からの難民受け入れを拒否する国、地域が
現れたり、といった反応は、仕方ないところですが、
復讐・報復の連鎖を何とか止めることができないものか、
と冷静に考えてしまう自分もいます。

で印象に残る話がありました。
それは、劇場でテロに遭遇したものの、
死んだ振りをして奇跡的に生き残った女性の手記で

「自分が死ぬかもしれない、と思った瞬間に
考えていたのは、テロリストへの憎しみ、復讐ではなく
自分が今までの人生でお世話になった人、
大切にしてきた人、愛した人への感謝であった。
多くの、亡くなっていった被害者も、同じような気持ちであっただろう。」

という内容を発表して、話題になっている、という話です。
Mamiさんは、この手記について
報復としての空爆への痛烈な批判になっている
とコメントしていました。
また、ソースが見つかりませんでしたが、
カナダの新首相が空爆に反対したため、
空爆はNATOではなくEUが行う形になった、とのことです。
(NATOは全会一致でないと軍事行動できないため)

もし自分の家族がテロの被害に遭っていたら、
当然、復讐・報復を願ってしまうでしょうが、
将来、人間の精神・記憶に直接介入する技術が発達して
この手の気持ちを中和していく術が出来るのでしょうか。

中野の古層

昨日、LEC中野本校にて
中野まちめぐり博の一環として
「地名と地形から知る、中野の古層」
という講座を実施しました。
数名しか来ないかな、と危惧していましたが、
10数名もの参加者があり、中には
古代史ファン的な人もいて、それなりに盛り上がりました。

中野区には、縄文前期から縄文晩期に至る遺跡が
数多くあることで有名ですが、
縄文時代、今よりも気温が平均で8度ほど高く、
海が今の関東平野の奥まで入り込んで
小さなリアス式海岸のようになっていた時代、
中野は岬となっていて、多くの人が生活していたようです。

中野区の西武線沿線の地名には
アイヌ起源とされるものがある(異説もあるが)
という話は初耳でした。
例えば、江古田は、川端にエゴノキを植えたので、
エコダと呼ぶようになった、という説の他に
アイヌ語で「集落」「淵」を意味する言葉でもあります。
また、石神井はなぜイシガミではなくシャクジイなのか、
定説はないところ、
かつて蝦夷が中心としていた埼玉北部〜群馬では
この音韻を感じさせる地名が多くあり
(釈氏、釈糸、社宮寺、社口)、
田無も、アイヌ語では「少し高くなったところ」の意で
タナシ、という言葉があるそうです。

中野から西の地域に住んでいた蝦夷が、
大和朝廷の勢力拡大に伴って
東北から北海道へ渡っていき、そこでアイヌ文化を
発展させた、と考えることができます。

また、『アースダイバー』に紹介されている
中野長者伝説(中野区本町の成願寺に
本拠地を置いた)についても、
中沢新一氏はその富の源泉を東北の「金」にある
と書いていましたが、昨日の講義内では、
中央線で西へ進む、「原」青梅街道沿いに
甲斐の黒川金山まで繋がることを指摘し、
川越・青梅を境界とする広大な扇状地の
水を活用(まいまいず井戸の用途は製鉄のため、
という仮説)した古代の製鉄、
さらに甲斐での金の採掘などを富の源泉とする説
が紹介されていて、新鮮でした。

昨日は、JCの方でもわんぱく相撲体験会を
練馬石泉相撲クラブの力士さんの協力を得て
四季の森公園内で開催し、
寒い曇りの天気であったにも関わらず、
70名近くの幼児・小学生に体験いただきました。

また、同じ公園内ではチャランケ祭りも行われていました。
このお祭りは、アイヌと沖縄の歌と踊りを同時に見せるもので、
アイヌと沖縄人が中野で出会ったことがきっかけとなり、
1994年から毎年、中野駅周辺で開催されてきました。
HPによると、チャランケとはアイヌ語で
「とことん話し合う」という意味で、他方、
沖縄の言葉では「消えんなよー」という意味で
「ちゃーらんけ」という言葉があったので、
偶々似ていた、その言葉を使ったお祭りが始まったそうです。

アイヌとの繋がりを感じた1日でした。

ロスジェネ世代とSEALDs

「承認問題を蒸し返す」というテーマで
昔のLifeっぽい内容であったので、
久しぶりにこのブログで文化系トークラジオLifeを
取り上げてみます。
2時間半すべてを聞くのは大変だと思うので、
Part5だけでも聞いてもらってから
以下の感想を読んで欲しいです。
⇒音声DL、文字起こし等、こちらから

私自身、ロスジェネ世代に属していますが、
鈴木謙介氏(同い年)が述べていた
ロスジェネ世代とSEALDsの違いが特に印象に残りました。

違いは2つあって、
1つ目は、社会の底が抜けて、誰も支えてくれない、
サバイバル感覚になっていた時に、ロスジェネ世代だと、
その上の世代は感覚を共有してくれなくて、
「もっと頑張れ」と言われてしまい、世代間のギャップがあった。
これに対し、今は、3.11の東日本大震災、原発事故もあり、
社会の底が抜けた感覚がほぼ全ての世代で共有された。

2つ目は、ロスジェネ世代では、社会の方を変革していこう、
という動きではなく、ジモトで友達とだけ繋がっていればよい
(木更津キャッツアイ的世界観)、という
仲間内での承認し合いを求めていたのに対して、
SEALDsでは、自分よりも大きな問題に立ち向かっている。
ロスジェネ世代の場合、経済問題を政治へ訴える
まとまった運動が出てこなかったのに、
SEALDsでは、安保法案反対、という1点に絞って団結することで、
政治運動となっている。
他の多くの社会問題1つ1つを突き詰めるとSEALDs内でも
多様な意見が出てしまって、団結できなくなるので、
あえて、そこには踏み込まない、という態度が
ロスジェネ世代(相手との違いを細かく気にして、
本当に繋がれる人とだけ小規模でコミュニティを作る)
とは大きく違っている。

自分の承認とか、幸せを考えるのではなく、
友達との日常生活の延長で、
安保法案への反対デモが行われていく、
というアクション・ファーストの姿勢は
福島第一原発観光地化計画を提唱し、
具体的に行動を起こした東浩紀氏とも通じるものがあるな、
と感じたので、最後に、2014年の動画を紹介して
この記事を締めます。
昨日(3日)の記事では、
自主憲法やナショナリズムの少し重たい話を
書いたので、
バイリンガルニュースでも取り上げられていた
「アドブロック」普及に対応するために
グーグルが主導して、ネット広告の新基準作り
(画面を覆う広告の見直し等)が始まっている、
という話を。

昨日の日経でも書かれていますが、
アドブロック(アプリだけでなく、ブラウザにも搭載)
の利用者は2009年には2000万人程度であったものが
今年6月には全世界で2億人、と10倍近くに急増しています。
しかも、アップルは、iPhone新版OSにアドブロック機能を
搭載し、広告収入が売上の多くを占めるグーグルに対して
アップルのビジネスモデル上の違いを際立たせるものとなっています。

この手の話を聞くと思いだすのは、
星新一氏のショート・ショートで
人間が自分の条件反射を企業に売って、
くしゃみをすると風邪薬の宣伝をつぶやいたり、
握手をするとコーヒーの宣伝を口にしたり、
という未来像を描いた「宣伝の時代」です。
⇒検索すると、Youtubeでアニメがありました

オチは、どんなに宣伝文句を聞いても
全く記憶に残らないよう生活できる
人間の適応能力こそ素晴らしい、という話になっています。

私も、ニュースアプリやSNSで広告が出ても
快調にスルーしていますし、
テレビをHD録画している人の多くは
CMをスキップしてしまっていると思います。

広告掲載があるからこそ無料でコンテンツを提供できる
=広告がサイトへの資金供給源、という点が
よく強調されますが、広告モデルに頼り過ぎた結果、
ネット上に無料コンテンツが溢れてしまって、
有料のコンテンツが淘汰された、という負の側面もあります。

アドブロックが普及し始めているのに
クリック課金型のネット広告業者が生き残っているのは、
ボットによる不正クリックが横行している
ある調査では、PCで半分近く、スマホでも3割弱)ため、
とも言われています。

ユーザー視点で、ネット広告の掲載手法が見直されていく中、
コンテンツにお金を払う文化が少しでも戻って欲しいな、
と思う今日この頃です。

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