反町雄彦のリーガルダンク!

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アメリカでは来月から、日本では10月に公開される
スタートレックの映画最新作BEYONDにて
第1作・第2作に続いて
ロシア出身のパヴェル・チェコフ役を演じていた
アントン・イェルチン氏が27歳の若さで亡くなった
とのニュースがYahoo!ニュースのトップにも出ていて、
かなり驚きました。
自宅から自動車で出ようとしたところ、
坂道をバックしてしまって、門柱との間に挟まれたことが
死因のようです。
設定上も、また実際にもレギュラー出演陣で最も若く、
陽気で、お調子者キャラが似合っていたのに、
こんなに若くして亡くなってしまうなんて、本当に驚きです。

J.J.エイブラハムがリブート(再起動)する前の、
オリジナルのTOS、そいて映画作品でチェコフ役を演じていた
ウォルター・ケーニッヒという役者は79歳で、
まだ存命だそうなので、本当に人の一生は分からないな、と
改めて感じます。

さて、紹介するのは東浩紀氏と宮台真司氏の対談本です。
2009年9月と、2010年2月という、
まだ東日本大震災が起きていない時期に行われた対談で
中身は専ら、子供の教育をどうしていくか、
これと関連して、学校や地域コミュニティの問題が出てきます。

東氏は、教育に関して、かなり一貫とした態度を持っていて、
今年の6月6日付けのAERA(看板学部のサバイバル、という特集)
でも同じことを書いていましたが、
要は、大学は「保険」であって、高校生の頃に明確な目的・将来像を
持っている人は無理に行かなくてもよいところ、
という話が、この対談本でも書かれていました。

東氏がAERAに書いていた言葉を引用すると
「大学そのものに意味はない。
やりたいことが明確で自分の才能が信じられれば
行かなくてもいい。
でも、才能があるケースは少ないので、
どちらかといえば行った方がいいことが多い」
という程度の存在です。

対談本の方では、学歴や資格について、もっと否定的に書いていて、
曰く
学歴・資格はどこに行っても通用するが、
その分、薄っぺらな数字でしかなく、
その数字は、本来の(固有の)才能が花開かなかったときの保険
(リスクヘッジ)の道具でしかない。
最近の世の中は不安ベースの社会になっているせいか、
リスクヘッジが重視されすぎていて、
保険のための選択が第一にきていることが様々な歪みの原因、
といった話です。

東氏の発想の底流にあるのは、
人生は1度きりしかない、という当たり前の話で、
金融商品であればポートフォリオを組んで、
方向性の違う多種多様なものを複数選択できるが、
自分が選ぶ職業、結婚相手(しない場合も含めて)という大きな選択から、
また、今日食べる食事という小さい話まで
人生で選び取るものは1度きりで、複数の平均値・期待値を取れるものではない、
という話です。
東氏の言葉を借りると、
「人生は、それぞれの人間の固有のもので、定式化できないところに豊かさがある。
それがなかった場合に、仕方なく呼び出すものとして学歴・資格がある。
学歴は何かを達成するためのステップではない。
逆に、何かを達成できなかったときに、仕方なくしがみつく緊急避難先」
という表現になります。

その他、上野千鶴子さんの「おひとりさま」志向への批判や、
コミュニケーション能力やグループワークをする力が最近の学生に
欠けているという話題からツイッターの可能性(島宇宙を繋げる機能)へのジャンプなど
対談ならではの脱線・発展を楽しめるので、
少し古い本ですが、お勧めです。

学区的共同体の再構築、という節で紹介されている藤原和博氏の試みは、
今度の7月例会で取り上げてみようか、と企み中。

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