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リーダー研修(2015年)

昨年は12月下旬に実施した
リーダー研修(将来の幹部候補を対象とした、
外部の研修会社を使った1泊2日の研修)
の感想です。
⇒昨年12月22日のブログ記事はこちら

今回の最終プレゼンのテーマは
5年後のブランドブック、でした。
昨年末に作成したブランドブックを、
2020年に作成するとして、
どんなページが出来上がっているか、
どんな事業を行った、という歴史が刻まれているか
を考えて欲しい、という趣旨でした。

昨年よりは、「ものづくり」企業としての提案が
少し増えましたが、
全般的には、抽象的であったり、
宣伝広告に偏った施策であったり、
社内のシステムやコミュニケーションに関する提案であったり、
とまだまだ課題が残る内容でした。

短い時間でチームとしての意見をまとめて
発表まで持っていくのは難しいものですが、
受験生が講座に高いお金を払う理由は何なのか、
純粋にコンテンツの価値を売っているのか、
それとも、来年こそは合格するぞ、短期で受かるぞ、
という期待感への対価なのか、
といった面への考察が浅かった点が気になりました。
昨日(3日)の記事では、
自主憲法やナショナリズムの少し重たい話を
書いたので、
バイリンガルニュースでも取り上げられていた
「アドブロック」普及に対応するために
グーグルが主導して、ネット広告の新基準作り
(画面を覆う広告の見直し等)が始まっている、
という話を。

昨日の日経でも書かれていますが、
アドブロック(アプリだけでなく、ブラウザにも搭載)
の利用者は2009年には2000万人程度であったものが
今年6月には全世界で2億人、と10倍近くに急増しています。
しかも、アップルは、iPhone新版OSにアドブロック機能を
搭載し、広告収入が売上の多くを占めるグーグルに対して
アップルのビジネスモデル上の違いを際立たせるものとなっています。

この手の話を聞くと思いだすのは、
星新一氏のショート・ショートで
人間が自分の条件反射を企業に売って、
くしゃみをすると風邪薬の宣伝をつぶやいたり、
握手をするとコーヒーの宣伝を口にしたり、
という未来像を描いた「宣伝の時代」です。
⇒検索すると、Youtubeでアニメがありました

オチは、どんなに宣伝文句を聞いても
全く記憶に残らないよう生活できる
人間の適応能力こそ素晴らしい、という話になっています。

私も、ニュースアプリやSNSで広告が出ても
快調にスルーしていますし、
テレビをHD録画している人の多くは
CMをスキップしてしまっていると思います。

広告掲載があるからこそ無料でコンテンツを提供できる
=広告がサイトへの資金供給源、という点が
よく強調されますが、広告モデルに頼り過ぎた結果、
ネット上に無料コンテンツが溢れてしまって、
有料のコンテンツが淘汰された、という負の側面もあります。

アドブロックが普及し始めているのに
クリック課金型のネット広告業者が生き残っているのは、
ボットによる不正クリックが横行している
ある調査では、PCで半分近く、スマホでも3割弱)ため、
とも言われています。

ユーザー視点で、ネット広告の掲載手法が見直されていく中、
コンテンツにお金を払う文化が少しでも戻って欲しいな、
と思う今日この頃です。

イクボス育成

後で「文化の日」っぽい話を加筆する予定ですが、
まずは告知から。

2日後、5日(木)のお昼に開催されるイベントで、
イクボスをテーマにしたセミナーがあります。
LECが神奈川県から委託を受けて開催します。

場所は、横浜市技能文化会館802大研修室で
14時〜17時の3時間で
テーマ1:「イクメン」から「イクボス」へ! なぜ今「イクボス」が必要なのか
テーマ2:「イクボス」に求められる要素と企業の課題
という2つのテーマについて
パネル・ディスカッションを行います。

その後、17時から18時まで、
講師・イクボスによるグループ別質問対応と交流会
もありますので、奮ってご参加ください。
⇒詳細はこちら

今日、文化の日は、69年前・1946年に
日本国憲法が公布された日でもあります。
もともと、11月3日は明治天皇の誕生日であり、
昭和2年から祝日となっていました(明治節)。
この日を憲法公布日とすることで、
天皇主権から国民主権・象徴天皇制への転換を
印象づける効果もあったと思いますし、
過去の天皇誕生日を祝い続けることはGHQ統治下では
色々と不都合もあったと思われるので、
文化の日(1947年〜)として名称変更しつつも
祝日として残す、という日本的な解決の一例とも言えます。

「憲法」にちなんで、最近、NHKが日本JCの
行っている自主憲法PRのための出前授業を
取り上げたために、
保守的・懐古的な自主憲法に対する批判が
ネット上で盛り上がる、という皮肉な事態も起きています。
⇒たとえば、こんな記事

JCメンバーは地方へ行くと、2代目、3代目のボンボンが
多いことは事実ですが、大都市圏では、
士業であったり、保険会社の営業マンなど、
人脈重視で入っている人も多く、右派ばっかり、
というわけではないですし、ノンポリも多いです。
この手の自主憲法は、自民党の草案も同様ですが、
憲法によって国家権力の濫用を防止する立憲主義より、
日本固有の精神性(天皇も含まれます)、歴史・伝統を
踏まえた前文、さらに権利だけでなく義務規定も多い、
といった特徴があるので、
リベラル派からは攻撃の的となりやすいです。
一応、JCの自主憲法・解説書のリンクも貼っておきます。

自国に対して愛着を持つことは大事ですが、
過度な愛国心・自信を持つと、
他国を軽んじたり、排斥するヘイトスピーチ的な言説に
陥る危険性もあり、
2020年のオリンピック・パラリンピック開催に向けて
ナショナリズムが盛り上がっていく際に

オリンピズム=スポーツを通して、文化・国籍の違いを超えて
友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことで
平和でより良い世界の実現に貢献する

を忘れないよう気を付けていきたいです。
すでに11月ですが、
10月末に発表になったもので気になったニュースを
3つ紹介します。

まずは、ハウス食品がCoCo壱番屋を
子会社化する、というニュース。
CoCo壱番屋は正式な会社名は「壱番屋」ですが、
多くの人はココイチ、と呼んでいます。
1978年創業で国内に1200店舗以上
フランチャイズ展開の威力を実感させます。
創業者の宗次徳二氏・直美氏の夫婦が経営していた
喫茶店で出していたカレーが好評だったことで
カレー専門店を開業し、現在ではアメリカ、台湾、
中国、韓国、タイにも店舗展開をしています。

フランチャイズ店舗も含めた全売上高は900億円近いので、
一皿900円には届かないメニューが多いと思うので、
年間1億皿以上、カレーを提供していることになります。
1億÷365日÷1200店舗=約230となるので、
1店舗平均200人が訪れている計算になります。

ハウス食品は海外展開を積極的に進めていて、
アメリカ、アジアでカレールーの製造・販売を
積極的に行っており、
海外の人に日本のカレーを知ってもらう入口として
レストランで食べてもらう経験が一番良いことから、
ココイチの海外展開と、ルーの製造・販売をセットで
行っていく戦略だそうです。

2つ目は、31日付けの日経で報じられていた
ベネッセの中期経営計画(30日に発表)。
2020年度までに、売上に占める海外事業の割合を
3%(2013年)から15%まで一気に増やす計画です。
少子化の影響をもろに受ける進研ゼミは
2013年度は約1680億円(全体の36%)でしたが、
2020年度には、1329億円、割合としては22%まで下がる、
と見込まれており、
「こどもちゃれんじ」の会員数を中国で現在の83万人から
5倍の400万人に増やす、
東南アジアやトルコにも進出、といった
積極的な海外展開(5年間で2000億円の投資)を
行う方針を発表しました。
記事でも書かれていますが、進研ゼミの建て直し策である
エリアベネッセ(店舗)、クラスベネッセ(指導教室)は
苦戦しているようで、比較的好調な中国市場を攻める他、
選択肢がない状態だと思います。
中国の場合、模倣の企業がどんどん出てくるでしょうし、
個人のオークション等で教材・おもちゃの転売が盛んに
なっていくようにも思うので、「こどもちゃれんじ」が
中間層に拡大していくのか個人的には疑問だったりします。

最後に、これは経済ニュースと教育ネタの中間ですが、
三省堂が教科書の検定期間中に、
小中学校の校長ら11名を集めて
申請段階の教科書を見せて意見を聞き、
謝礼として5万円を渡していた件で、
新聞報道によると、
文科省が最初にこの件を三省堂側に問い質した際、
謝礼支払いがあった事実を伝えなかったこと、
その指示は社長が出していたことが言われています。
社長の責任の重さを痛感させられます。
奥出直人氏著『デザイン思考と経営戦略』
の中から、他の書評でも指摘されていた
フィールドワークの「師匠・弟子」モデルを紹介します。

まず、デザイン思考においては、
顧客が製品やサービスをどのように使っているか
観察をすることが出発点になります。

これは、サービス思考とプロダクト思考の違い
として説明されることもあります。
曰く、
従来のメーカーの発想は、「売り切り」であり、
どのように顧客に製品の魅力を伝えるか、
には着目しても、製品が売れてしまった後のことは関係ない
(=すでにお金はもらっているので)、という思考です。
もちろん、リピーターを大事にする顧客ロイヤルティとか、
修理・保守をしっかりと行うことで評判を高める手法も
ありましたが、ビジネス上の関心の多くは
製品を提供するまで、の段階にありました。
これに対し、サービス業はもちろん、製造業であっても、
高度に成熟した市場においては、
製品を販売した後の段階に着目するサービス思考が
必要となります。

もともとサービス業の本質として、
提供と消費が同時であること(場所も普通は同じ)、
顧客と一緒に作り上げる、ないし顧客の受け止め方が
質を左右するので、顧客の事前期待のコントロールが必要
といった特徴があり、
顧客体験(User Experience)を疑似体験したり、
細かく分析したり、という<サービス・デザイン>は
昔から流行っていました。

最近では、製造業であっても、「売り切り」モデルから、
①「保守に付加価値を付ける」モデル
(典型は、コマツが建機にGPS・センサーをつけて
使用状況を随時モニターして修理の提案をする)
又は②「都度課金」「使った分だけ課金」モデル
(典型は、GE等が飛行機エンジンを販売する際に、
実際に飛行に使われた時間に応じて代金を請求し、
さらに、ビッグデータ解析から、適切な部品交換のタイミングや
飛行そのものへアドバイスをする)
への移行が進んでいて、
顧客が製品を使っている状況に着目する「サービス思考」
がすべての業界で必要になっています。

奥出氏は、民俗学のフィールドワークの手法が有効であるとして、
調査される側(インフォーマント)と調査者との関係について
師匠・弟子モデルを提唱しています。
これは、インフォーマントとの間にラポール(信頼関係)を
築くために、相手を尊敬することが出発点、という発想です。
学者・研究者を駆動するのは
知的好奇心であったり、
研究の学問的・社会的意義であったりするのでしょうが、
それらを直接ぶつけても、相手にしてみると迷惑な話、
ということです。

彼がSFCの授業で、学生に対して
ホームレスの観察を指示した際に、
「相手を尊敬しなさい」と言ったところ、
学生はホームレスのおじさんが上手に
段ボールとビニールシートで家を造っていることを
発見し、「おじさん、上手に家を造りますね。
作り方を教えてください」とお願いする声掛けをしたそうです。
普通は「どうしてホームレスになったのですか」
「寂しくないですか」と質問する奴ばかりなのに、
「家の作り方を教えてください」と、師匠として扱われたことに
喜んだそのおじさんは、自分の身の上を話し、
最後には大学にやってきて、
授業で他の学生にも話をしてくれたそうです。

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