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4月の講演会振り返り

4月は最後の日曜(26日)に、
経営競争基盤(IGPI)の安井元康氏による講演会
「大学4年間の努力がその後のキャリアを決める!」が、
そして、29日(祝)には
トーマツベンチャーサポートの森山大器氏による
講演会「コンサルの限界を超えて」がありました。

すでに5月となってしまいましたが、簡単に振り返りをします。

まず、安井氏の講演は、著書『非学歴エリート』に沿ったものでした。
人生逆転メソッド、努力の方法が分かる、
といったキャッチが付いている本でもあることから、
どうしても精神論がメインになってしまいますが、
熱心な参加者が多く、安井氏の熱をもらって、
今日から頑張ろう、と思った人が多いようでした。

安井氏自身が大学を卒業した2001年は、
ITバブル崩壊直後で、就職セミナーへ行くと
「ベンチャーはやめた方がよい」と言われていたのに
あえて逆張りで、ベンチャーに入社して
誰よりも長く、濃密に働き、
IPO(株式公開)の実務を経験することで、
自分のユニークネスの構築に成功した、という経歴は
他の人にはなかなか真似できないと思いますが、
その実務と並行してCMAやCFM、CTP
(CPAよりもマイナーだが、アメリカの会計資格で
管理会計や資金調達に特化)を取得して、
学問と実践を常に回転させる、という話は
全ての資格取得者に通用します。

試験合格のための勉強と、
普段の仕事(実践)が関連していれば、
勉強のモチベーションも継続しやすいですし、
資格取得後も、知識がより洗練されていきます。
資格取得は「手段」であり、スタート地点に立つこと、
という点を再度、認識させられた講演でした。


森山氏の講演は、Business Creationというタイトルが効いたのか、
ベンチャーを立ち上げていたり、コンサルとして活躍したい、
という「意識高い」系の人が多かったように感じました。
質問も、ベンチャー支援やコンサルの具体的技法に
関するものが多かったです。

講演の中で印象に残った話を3つほど紹介すると、

①ベンチャー経営者にありがちな
 <ビジョナリー型><アナリスト型><デザイナー型>
②「自分が一生をかけて取り組むテーマ」
 「事業のPivot(軸)」が、ベンチャー立ち上げのPassionの基礎となる。
 そして、事業モデルを考える際には、
 なぜ、その事業が社会で必要なのか、というWHY(上部)と
 誰のために事業を行うか、というWHO(下部)の両側から
 サンドイッチ的に構想する
③革新性を追求する際には、非日常の視点が必要で、
 多くの人が無意識的に行っているが気付いていない
 行動パターンに着目する、というヒット狙いと、もう1つ、
 誰もやっていないことにあえて挑戦したり
 =別分野からのアナロジーでの発想、
  バイアス崩し・ダイナミックフレームワーキング(⇒濱口秀司氏の記事を参照)
 といったホームラン狙い、の2つがあること

といった話は試験勉強や、経営者に限らない普通の仕事の場面でも
応用可能だと感じたので、いくつか、後半の対談パートで説明しました。

明日から私も長期休暇となります。
溜まっている本を読んでいくので、明日以降の記事で
フィクションとノン・フィクションを1冊ずつ、紹介していきます。

GW前半の講演会告知

大学サークルでのガイダンスや、
武蔵野大学のキャリア・ディベロップメントでの
特別講座、そして、何よりJCの地区イベントである
わんぱく相撲の協賛金集めなどで
色々と忙しく、10日ほど更新できずにいました。

例によって、日付を遡って書評記事や
時事ニュースへのコメントをしていきます。

今日の記事は、26日(日曜)と、29日(祝)の
講演会の告知です。

26日は11時から水道橋本校にて、同時中継もあります。
⇒詳しくはこちら
『非学歴エリート』を昨年5月に出版し、
現在、経営共創基盤(IGPI)に勤務しつつ
東洋経済オンラインにてキャリア相談にも応じている、
安井元康氏です。
彼の経歴や考え方は、昨年7月に彼が書いた
という記事でよく分かります。

90年代に「難関資格」を受ける際の動機として、
いわゆる「いい大学」「いい会社(大企業)」に入れなかった
もしくは、入ったものの馴染めなかったので、
人生一発逆転を目指す、という人が3割ほどはいたように感じます。

ただ、最近は、その手の人が目指すのが、
起業であったり、NPOで社会問題の解決であったり、
地方での自然との共生(里山資本主義)であったり、
多様化していることと、
全般的な学力低下の2つが相まって、
<一発逆転>目的で難関資格を目指す人は減ったように感じます。

多くのキャリア相談を受けている安井氏が、
今の「お勉強」マーケットをどのように見ているか、
講演前に、少し話をしてみたいな、と思っています。

もう1つ、29日に行われる講演会は、
私がハーバードに語学留学に行った際に
知り合った森山大器氏です。
エルタワー本校で11時から、で
こちらも同時中継があります(⇒詳しくはこちら)。
彼は、理系出身で、外資系コンサルに就職し、
その後、デザインスクールに留学。
現在はベンチャー支援、という素晴らしい経歴です。

安井氏も森山氏も、非常に面白い話にはなると思いますが、
留学経験のある方を講師として呼ぶと、
なかなか集客面で苦労する、というジンクスがあるので、
今回は、そのジンクスを克服できるよう祈っているところです。

義と論

今日(8日)は、東京でも雪がちらつき、
多摩の方ではかなりの大雪だったそうです。
桜が満開になって散って、すっかり春になった
と思ったのに、急に寒さが戻ってきて
コートをクリーニングに出さずにおけばよかった、
と後悔された方も多いと思います。

2日に、南極で観測以来の最高気温、17.5度を
記録した、というニュースもあり、
今年も異常気象が続きそうです。

さて、またまた「大塚家具」ネタです。
大関暁夫さん、という方が、
中堅商社の2代目F氏が今回の件について
述べた感想を紹介しています。
F氏は創業者である父から会社を受け継ぎ、
現在は、息子に事業を引き継いだ、という
両方の立場を経験したそうです。
⇒ブログのリンク先はこちら

それほど長くないので、全文を読んで欲しいですが、
要約すると、

F氏が父親から事業を継ぐ際に、
父親の経営手法が古臭く見えても、
自分が正しい、という主張(論)だけを繰り返していたところ、
尊敬する先輩経営者から、
「父親を蔑ろにするのは、義に欠ける行為である。
 ビジネスにおいて礼を尽くすことは大切であり、
 親を親として敬うことすらできない人間に、
 ビジネス界で生きていく資格はない」とお叱りを受けた。
さらに、自分が息子へ事業を承継する際に、
息子から同じ仕打ちを受けた。
2代目、3代目は、経験で勝てない分を
理論で打ち負かそうとするが、その気負いによって
義を忘れてしまう問題がある。

といった話です。

この話で思い出したのが、
アジア諸国、特に韓国・中国との関係を
改善するにあたって、日本の歴史的特殊性、
鈍感さがネックになっている、という話です。
日本は、有史以来一度も侵略も植民地化されたこともない、
珍しい国家であり民族です(沖縄・琉球国家を除いて)。

もちろん、第二次世界大戦後は、アメリカに
占領されていましたが、
朝鮮戦争、冷戦の開始によって、比較的短期間で
独立となり、アメリカへの恨みよりも友好の思いが
強くなりました。
これに対し、中国は日清戦争に負けたことの屈辱、
韓国は、日露戦争後に植民地化されたことの屈辱
がまずあり、その後、
戦後処理にあたって、日本は「論」を振りかざした対応をして
二重の屈辱を与える結果となりました。

中国(共産党政権)に対しては、
「終戦当時に中国を代表していたのは国民党、
 台湾であって、日本は台湾との間で日華平和条約を
 締結し、その中で、蒋介石総統は『恨みには恨みを
 返さない』と言って、あらゆる請求権、領土権を放棄
 してくれました。だから、日中間には何らの請求権も
 領土問題も存在しませんよ」
という主張からスタートしたため、
「台湾は中国の一部であり、国民党による
平和条約は無効である」という中国共産党の立場から
すると、出発点からしてズレてしまいました。
1972年の田中内閣の際には国交正常化となりましたが、
領土問題は棚上げで、純粋な「平和」条約ではなく
「平和友好」条約となりました。


韓国に対して、「論」を振りかざすと以下のようになります。
「終戦当時、韓国と日本は一体であり、
韓国は日本と一緒に敗けた国・民族なのであって、
敗けた同士で領土問題があるわけない。」

こんなことを言っていては
「平和」も「友好」も結べるわけもなく、
単なる基本条約が存在するだけです。


文明の歴史から見て、中国が親、韓国は兄貴、
日本は弟、という序列があると個人的には思います。
そんな中、弟分のはずの日本が、
国際法上は瑕疵はないとはいえ、
「論」と振りかざすのは、「義」に欠ける行為であり、
「正しい」と言えば言うほど、
中国・韓国の心の傷に塩を塗り込むようなものであって、
関係がより一層悪化していきます。

現状、有識者会議の意見を見る限り、
安倍首相の談話は、
侵略と植民地化への反省・お詫び
という村山談話を引き継ぐ形になりそうですが、
この①先の大戦への反省パートをあまりに短くして
②戦後の平和国家としての日本の歩み
③今後70年、100年先を見据えた日本の将来像
 =積極的平和主義によって国際貢献していく、という決意
のパートをあまりに長くしてしまうと、
結局、言葉は使っているが、心がこもっていない、
形だけの反省・謝罪だ、という批判が出てきそうです。

②は歴史が証明していますし、
③は今後の行動で示せばよいのであって、
今回の「談話」は義を優先して欲しいものです。
多くの会社で入社式が行われたと思います。
LECでも、昨年は3人の新卒採用でしたが、
今年は、関東5人、関西5人の計10人の新卒社員が
入ってきてくれました。

朝礼で話したことを書いておきます。

欧米ではチップ文化がありますが、
これは、serviceの考え方として、
「払ってもらった分(受け取った代金)だけを
きっかり返せば十分」という発想です。

これに対し、日本のおもてなし、
英語で言うhospitalityは、
「100払ってもらったところに120を返す」発想です。

サービス・サイエンスの分野では、
顧客満足度を高めるためには、
事前期待を上回ることが大切で、
あまりに事前期待が高いと、それを超えるための
コストが高くなり過ぎる、という問題意識から、
事前期待を低めに抑えるようコントロールする施策が
言われることがあります。
しかし、LECが売っている講座はいずれも高額ですし、
そもそも教育コンテンツは、事前期待を高めにしないと
買ってもらえない性質です。

私たちは、事前期待を高めつつ、
それを上回る価値を提供し続けないといけません。


こういった話をしました。
話をしている最中に思い出したのは、
今、Yahoo質問箱の過去のベストアンサーの中で
秀逸なものを表彰する動きがあり、
その中で

お金を儲ける事に遠慮してしまいます。
自分でもおかしいと思っているのですが、
自分が得をすればどこかの誰かが損をしているのではないか
と考えてしまいます。こういう考え方を払拭できないものでしょうか?

という質問に対する回答が話題になっています
(リンク先はこちら)。この回答からも、
経済成長の基盤には、
「100払ってもらったところに120を返す」発想があることが分かります。


ちなみに、この記事は、
これを書いている時点(4月2日)では、
1109件目で、1111件目ではありません。
今、日付を遡って

先月23日付け:書評で木山弁護士の新刊を
   26日付け:トーマツ・ベンチャーサポートが行っている
         Morning Pitch(日経ビジネスオンラインでの記事を踏まえて)
   27日付け:ドイツの飛行機事故を踏まえて、AI(人口知能)ネタ
   29日付け:18歳投票権と「第二成人式」
         (日経でのハラケンのインタビュー記事を踏まえて)
   31日付け:大塚家具での創業者vs娘さんの対立について

で5件の記事を書いているところで、
これを書き終われば、この4月1日付けの記事は
1111件目になります。
エイプリルフール、ということでご理解をお願いします。
ドイツのルフトハンザ航空参加の
LCC(ジャーマンウィングス)の飛行機が
24日、フランスの山岳地帯に墜落した事件で
フランスの捜査当局は、
ドイツ人のアンドレアス・ルビッツ副操縦士が
機長を閉め出して、故意に降下ボタンを押し
墜落させた、と発表しました。

ボイスレコーダーが回収され、
機長がコックピットのドアを外から無理やり
開けようとしている音声や、乗客の悲鳴が
記録されていたそうです。

核ミサイルのボタンのように、
墜落に繋がり得るボタンは必ず2人でないと押せない、
という仕様にすればよいのでは?
と単純に考えてしまいそうですが、なかなか難しいです。

そもそも、機長と副操縦士の2人が乗っているのは、
1人が急病等で操縦できなくなった場合に備えるためです。
そのために、機内食も、機長と副操縦士とでは異なるメニューを
食べることになっています。
少なくとも降下ボタンは、正面から別の飛行機が迫ってきたときの
事故回避用に必要でしょうから、1人で押せる仕様になるはずです。

機長が閉め出されてしまった点も、
9.11のテロ後、コックピットを外からの侵入に対して
厳重に守るよう、内側からのロック機能を強化したために
不可避であった、と言えます。

当面の解決策として、
コックピット内が1人になることがないよう
機長ないし副操縦士が離れるときは
キャビンアテンダントの責任者クラスが代わりに入る、
という話も聞きましたが、そのCAが精神的に病んでいたり、
コックピット内に残った方と共犯だったらどうするんだ、
という心配も出てきます。

今回の事故により、人工知能が飛行機操縦へ関与する
度合いを高める方向(完全な自動運転にはならないにしても、
人間の操縦に対して、機械がストップする機能が付く等)
へより速く進むことになるでしょう。

たまたま、今日送られてきた3月30日付けの
日経ビジネスが、「戦慄の人工知能」という特集をしていて、
最近読んだ本も

『人工知能は人間を超えるか』(松尾豊著)
⇒ディープラーニングを分かりやすく解説

『テクノロジーが雇用の75%を奪う』
(マーティン・フォード著)
⇒機械に雇用を奪われた結果、中間層の給与が
著しく減少し、消費社会が崩壊。
最終的には、機械化された工場で
モノを作ってみても、買う人が誰もいなくなる
悲劇的未来(大量生産システムの崩壊)を示す。
解決策として、機械化した企業・資本家に対して
抑制できた人件費分を税金として国家が徴収して、
その財源を使って、ベーシックインカム的に金をばらまく。
ただし、教育水準の高低(読書量!)や
環境問題への取り組み(NPO的仕事)など、
従来の通貨経済では評価しづらかった各人の能力・活動を
何らかの指標で測定し、支給金額に差を設けることによって
競争原理を維持する。

といった、AIの進化スピード、雇用との関係に関するもの
だったので、飛行機操縦の自動化、という文脈で
この副操縦士の話題は気になりました。

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