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昨日から、TVドラマで「探偵の探偵」が始まりました。
もともと原作を読んでいて、映像化に適しているな、
と感じていました。
警察や司法制度が裁くことができない「悪」を
懲らしめる、というバットマン的な、よくあるパターンですが、
主人公が若い美人の女性で、
彼女がこの世界に踏み込んだ理由となっている
ある悪徳探偵の正体を探る過程で、
様々な詐欺行為・犯罪行為をしている人・団体に遭遇して
倒していく、というストーリーなので、
2話・3話程度でいったん完結、とできるでしょうし、
派手なアクションシーンが多いので、ドラマ向きだな、
と思っていました。
ただ、小説内では、個人情報を違法に探り当てたり、
施錠された建物に侵入したり、といった手法が
かなり具体的に紹介されているところ、
ドラマの場合、あまり詳細に描くと、
そういった犯罪行為を助長する恐れもあるので、
ぼやかした描写になるのだろう、とは思います。
小説の方を読むと、現代社会では、その気になれば
自宅の住所、携帯電話番号や家族構成などは
すぐに探り当てられてしまう、ということがよく分かります。
ドラマでは、主人公を北川景子さんが演じます。
原作上では、21歳とすごく若い年齢設定になっているところ、
北川さんは現在28歳なので、ちょっと大人過ぎるかな、
という点がネックですが、アクションをしっかりと演じるには、
それなりの体力が必要で、
20歳前半で、これだけのアクションをこなせる女性は
スポーツ界出身とかでないと難しいでしょう。
武井咲さんは現在21歳ですが、北川さんの方が
シャープで冷たい雰囲気が勝っているので、
良いキャスティングだと思います。
(リップサービスもあるでしょうが)
原作者の松岡圭祐さんもイメージに合っている、
と認めているようです。
この手の映像化で、原作者が反発しないような
キャスティング、というのは非常に大事だな、と感じます。
<追伸>
原作の中では、警察も盗聴など違法な手段を
使っている、という話が登場します。
この関連で、今日、大阪地方裁判所で注目すべき判決が出ました。
この事案では、大阪府警が、連続窃盗の疑いのあるメンバーの
行動確認をするために、車にGPS端末を付ける捜査方法が
採られたところ、裁判所は、強制捜査に当たり無令状でのGPS捜査によって
得られた証拠は違法収集証拠にあたるとして証拠排除の決定を出していました
(先月5日 ⇒産経新聞の記事を参照)。
弁護側は、GPS捜査が、捜査官の職務犯罪を構成するとして
公訴棄却を主張していましたが、
裁判所は、弁護側の主張を退け、
多くの証拠を排除したものの、結局、
懲役5年6月の有罪判決が下されました。
GPS捜査をはじめとして、表に出てこないだけで、
警察も、様々な最新技術を使った内偵・情報収集は
行っているはずで、司法制度がどこまでを許容していくか、
のバランスを見つつ、裏で行なうか、
捜査報告書等の表に出していくか、を調整しているのだろうな、
と感じさせる事案だったので、紹介します。
ドラマの方は見ていませんが、小説をオススメします。
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