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先日、世界経済フォーラム
(ダボス会議を主催している団体)が、
・経済=収入、就業、
・政治=選挙権、政治家の男女比、
・教育=識字率、進学率、
・健康などについて
男女間の格差(不平等)について
まとめた報告書が公表されました。
にて、解説動画と、報告書のダウンロード、
さらに、世界地図で、それぞれの国の
順位が色分けされて一目で把握できる地図
を見ることができます。
日本の順位は……
105位です。
インドですら101位で、
東アジア諸国で日本よりも順位が下なのは
韓国(111位)だけです
(ほぼ同順位がマレーシア=102位、
カンボジア=104位、という状況)。
日本は、教育面と健康面は
男女間の格差は小さいはずなので、
この順位は、経済と政治で
かなりの男女格差が存在していることを
意味します。
ちなみに、フィリピンは5位です。
私の勝手なイメージですが、
フィリピンだと、男性よりも女性の方が
知的労働や、医療・介護などの職業に
就いている人が多く、
また、政治家も女性が比較的多いのかな、
と思っていました。
上記サイトでは、国ごとのProfilesも見ることができます。
フィリピンを見てみると、
Wage equality for similar work で2位
Legislators, senior officials and managers
とProfessional and technical workersで1位
となっており、ここは予想通りでしたが、
政治面では、Women in ministerial positionsの
順位は低いものの(53位)、
女性が州知事を務めている年数
(Years with female head of state)
で5位となっていて、トータルでは10位になっています。
これに対し、日本は、
大学レベル(tertiary education)への進学率でも
まだまだ男女格差が残っており(98位)、
経済面では、 Legislators, senior officials and managersでの
格差が非常に大きく、
政治面では、Women in parliamentがたったの9%で
かなり順位を落としています。
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IT・金融・福祉・海外など
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債務上限引き上げで議会が
妥協できなければ、
アメリカ国債が債務不履行になって
世界の金融市場に大混乱を引き起こす
危険性もある、という脅しが効いたのか、
水曜の夜に、議会の妥協が成立し、
木曜から政府機能が回復しました。
上の画像は、17日付けのUSA Todayの記事
Winners and losers?
The early line after an epic battle
に掲載されていたものです。
(⇒リンク先はこちら)
ローマ時代の末期に、
民衆が「パンとサーカス」を与えられ、
政治への関心を失った、という話が有名ですが、
物理的な力によるBattleを見る代わりに、
「政治」の駆け引きが一種のショーのように
扱われている(日本の「政局」報道も同じ)ことに
怖さを感じます。
shutdownは終わりましたが、
ここサンフランシスコ周辺では
BARTという鉄道システムが
金曜からストライキに突入しました。
BARTはサンフランシスコ近郊の都市
(OaklandやBerkeley)を結ぶ鉄道で、
1日に約40万人の通勤客が利用しています。
40万人という数字は
それほど大きくない
(東京で言うと、高田馬場駅の乗降客が
1日に40万人だそうです)ですが、
サンフランシスコの弱いところは
北と東からの流入が橋を通る他なく、
BARTがストップしてしまうと、
自動車やバスの増加によって
かなりの交通渋滞が発生してしまう点です。
報道を見る限り、経営陣はかなりの
譲歩をしていて、
組合側の金銭面の要求
・今後4年間トータルで18.4%(年率5%弱)の昇給
←経営陣は4年間で12%の昇給を提案
・年金への積立ては、給料の4%にとどめる
・医療保険の保険料の負担は現状の月間92ドルから
119ドルへ ←経営陣は144ドルを提案
上記3点をすべて受け入れた、と言われています。
合意できなかった理由は、
上記の金銭面での妥協が成立した後に、
経営陣から、就業規則上のある条項を変更したい旨の
申し出があり、それが組合としては
どうしても飲めないものであった、と報道されています。
その条項とは、ある労働者が病欠等で
休みを取った、その同じ週に、
管理職が、従前のシフトとは異なる
時間帯に働くよう指示すると、
1週間のトータルの就業時間が
40時間以内であっても、
従前のシフトとは異なる時間帯に働いた分は
残業扱いとなって割増賃金が支払われる
という内容のもので、
実際に、これを使っている労働者は少ないようですが、
何割かは確信犯的に使っている
(アメリカで、鉄道の本数が少ないのは、
皆が自動車を使っていて、本数を増やしても
採算確保が難しいという理由もありますが、
もっと根本的に、労働者が急に休んだりすることが多く、
一定のバッファーを確保しようとすると、
本数は最小限にならざるを得ない)、ということで
仮に、この条項を「是正」できれば、
かなりの経費圧縮が見込めるので、
経営陣としては昇給や年金負担について
大きく譲歩した分、この条項については譲れない、
という話になって、結局、スト突入となりました。
Government Shutdownにせよ
Bart strikeにせよ、
その背景には、権威に対する社会
(大衆)の信頼が失われていることがあると
感じますが、その説明は長くなりそうなので、
この記事は、ここまで、で終わります。
続きはいつの日か。
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アメリカの政府機能Shutdownはまだ続いています。
そして、木曜(17日)には、
債務上限に抵触するために
国債の新規発行を行うことができなくなります。
すぐに国債のデフォルトになわけではないようですが、
債務上限の引き上げと、
Shutdownの終了、そして
交渉のメイン課題である
オバマケアの行方(正式名は「Affordable care」
ある番組で、アメリカ人への路上アンケートで
ObamacareとAffordable careのいずれを支持するか」
という意地悪な質問をして、
国民の多くは内容も分からずに
反対・批判をしている、
と示したものまでありました。)などの交渉が
16日に山場を迎えるので、今日は
オバマ大統領にとって最も長い日になるだろう、
と言われています。
さて、オバマ大統領関連の(小ネタ的)ニュースで、
彼がワシントンDCにある、フードバンクにて
食べ物を小分けにする作業を手伝った際、
Ziplocに苦労した、という記事がありました。
(記事のリンク先はこちら)
政府のShutdownが続く中、
オバマ大統領は仕事をしているのかとか、
求心力が低下している(2期目なので
仕方ない点はありますが)、といった批判が
日増しに増えていますが、
ホワイトハウスも、大統領への批判を
和らげるために、ボランティア活動的なものへの
大統領の理解・協力を示そうとした、というのが
背景のようです。
フードバンク、というのは日本ではあまり
馴染みがないと思いますが、
食品製造、流通、販売の過程で、
衛生上は問題がないにもかかわらず
販売できなくなってしまった食品を集め、
ホームレスや孤児の養護施設などへ
配布できるようにパックし直して
支援のNGOや団体・施設へ送る(Warehouseモデル)か、
直接、ホームレス等へ配る(Front lineモデル)か
する活動です。
基本的に、ボランティアで成り立っており、
食品を集めて、再度、包装をし直して配布する
作業を無償で行ってくれるスタッフが必要になります。
日本でもフードバンクの知名度を上げよう、
という活動を農林水産省が行っています。
(詳しくはこちら)
法律としても、平成13年5月に
食品リサイクル法が施行された、というのを
初めて知りましたが、
日本では、主に家畜の飼料や
農業の肥料としての再利用が定められており、
ホームレスへ配る、という話にはなっていません。
ちなみに、年間発生量が100トン以上の事業所
は定期報告をする義務があり、
約7万3000件の事業所(1つの会社でも
複数の工場、倉庫、レストランがあれば
複数の事業所でカウント)が定期報告をしているそうです。
最新のデータで、平成22年度実績では
2086万トンもの廃棄がありました。
食品廃棄の問題は取り上げていて、
世界各国が発展途上国へ支援している量
(約700万トン)の2倍以上が廃棄されている、
と書きましたが、
日本でも、フードバンク的な活動を 広げていくべきだな、と感じました。
追伸 過去の記事で、以下の3件を「編集中」状態から
更新しました。
・Quality assurance, control, and improvement
・"POWER" in business negotiation
・Some tips for taking TOEFL
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日本では15日ですが、時差の関係で
こちらはまだ14日なので、
Columbus Day(10月の第二月曜)
について書きます。
アメリカの祝日の中で
「人物」にちなんだものは
マーティン・ルーサー・キング牧師の
誕生日(1月の第3月曜)、
2月12日(リンカーン大統領の誕生日)、
22日(初代大統領ワシントンの誕生日)、
の3つだけです。
ちなみに、後者2つは地域によっては
祝日でない場合もあり、
この2つの日付に挟まれた
2月第3月曜がPresident's Dayとして
公的な祝日になっています。
こうやって見ると、改めて
キング牧師の偉大さが実感できます。
さて、Columbus Dayは人物にちなんでいないのか、
という疑問を持たれるかもしれません。
色々な考え方があるようですが、
こちらのサイト(American Scholar)によると、
この祝日は人物を讃えるものではなく
アメリカ大陸が「発見」されたEventを
祝うものである、と理解されています。
もともとは10月12日が
Columbus Dayとされていて、
この日は、コロンブスの誕生日ではなく、
彼がアメリカへ上陸した日であることを
考えると、Independence Dayや
Thanksgiving Dayなどと同じように
アメリカ国民としてのアイデンティティを
再認識させる意義を感じることができます。
Columbus Dayは、1892年、
コロンブスの上陸からちょうど400年後、
ベンジャミン・ハリソン大統領によって
定められました。
彼の狙いは、
このアメリカ「発見」を国民に再認識させることで、
アメリカが、「発見」以前から住んでいた
ネイティブアメリカン(インディアン)と
その後に大量に押し寄せた移民
の双方が混じり合って作られている国である、
というアイデンティティを感じてもらい
インディアンや新たな移民に対する差別や暴行
などを防止する点にあった
とされます。
その前の年、1891年3月、
ニューオリンズにて、
警官を殺した罪で裁判を受けていた
11人のイタリア人が
マフィアの復讐を恐れた陪審員によって
無罪とされたことに憤慨した
住民たちが拘置所を襲って、
11人全員をリンチ(私刑)にした、という事件が起きました。
当時、イタリア系移民がどんどんと増えていて
マフィアを巡る問題も深刻になっていました。
そんな中、イタリア系移民との融和を図る材料として、
イタリア人であるコロンブスの業績を
祝日として讃える、という方針が出された、
というのがこのColumbus Dayの由来を説明する
1つの考え方です。
(コロンブスをイタリア人、とする点については
異論もあるようですが、
とりあえず、19世紀末の当時、
コロンブスはイタリア人であると信じられていたようですし、
今でも、定説はイタリア生まれ、となっているようです)
1892年、ニューヨークで初めてのパレードが
行われた際には、
市内の公立学校の子供たちによる
Marching bandの行進が行われ、
そこではネイティブアメリカンの子供たちも
参加して、融和につながっていたようです。
祝日を決める際にも
先住民や移民との関係を考慮しなければならない
という点がアメリカらしいな、と思い
紹介した次第です。
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Government Shutdownが続く中、
ここサンフランシスコ周辺では
公共交通機関の要であるBART
(鉄道システム)がストライキに突入するか否か
瀬戸際の状況が続いています。
サンフランシスコと周辺都市
(BerkeleyやOakland)は橋で結ばれており、
朝夕の通勤時間帯はかなり交通渋滞します。
BARTがストライキに入った場合、
バスの本数を増やして対応する、
ということになっていますが、
渋滞に拍車がかかることになります。
実際、7月に4日間ほどストライキが行われた際には
かなりの渋滞が発生して、ストレスフルだったようです。
先週木曜(10日)が、
ストライキ突入を知事命令で禁じる
クーリングオフ期間の最終日で、
金曜からスト突入の可能性もありましたが、
妥協案として、72時間、交渉を延ばすことになり、
日曜の11時59分が次の交渉期限となりました。
最新のニュース(リンク先はこちら
11:32というかなりギリギリのタイミング)によると、
結局、月曜はストライキをせず、
再度、交渉を1日延長することが合意されたようです。
多くの州では、明日(10月第二月曜)は
Columbus Day(誕生日、ではなく
彼がアメリカへ上陸した、とされる日。
もともとは10月12日だったらしいが、
日本で多くの祝日が第○月曜とかに移動されて、
3連休を作っているのと同様に、
アメリカでも第二月曜になっています)で
祝日なので、ストライキに突入してもよさそうですが、
ここカリフォルニア州では、
この日は祝日になっていません。
ネイティブインディアンにしてみれば、
コロンブスがアメリカを「発見」したせいで
自分たちの土地が白人に奪われた、
ということになります。
ネバダ州がこの日を祝日としていないのは
その理由だと思われます。
また、中南米の国も、植民地支配の
最初のきっかけがコロンブスの上陸である、
と考えると、祝うのはいかがなものか、という話になりますが、
スペインはこの日を盛大に祝うため、
スペイン語圏の一体性を図る観点から、
中南米の国では、アメリカ同様に
10月12日や、第二月曜を祝う国が多いそうです。
カリフォルニアやテキサス、フロリダが
この日を祝日としていないのは、
中南米出身のヒスパニック系が多く、
彼らに配慮しているためかな、と推測しています。
とにかく、カリフォルニア州では、
明日(月曜)は祝日ではないので、
ストライキに突入されるとかなりの混乱が
予想されましたが、とりあえずは回避されました。
まだまだ、BARTの経営陣と労組の交渉の行方を
見守る状況が続きそうです。
明日は、このColumbus Dayの由来について
書いてみます。
そもそもコロンブスは19世紀後半
(上陸から400年後)までは
アメリカの歴史上、それほど有名な人物では
無かったのに、突如、政治的理由から
祭り上げられて、祝日にまでなった、という由来です。
この話は、TOEFLのリスニングでも出題されたことがあるので、
英語を第二外国語として勉強した人にとっては
馴染みのある話かもしれませんが、
意外と、アメリカ人は知らなかったりします。
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