工具屋さん奮闘記

機械工具屋さんから電動工具屋さんへ、そりたけの日々徒然

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そりたけです。

機械加工で出るバリは硬く、取りにくい!と前回記述しました。

なぜバリは出来るのでしょうか?
なぜ出口に出るバリは硬くて取りにくいのでしょうか?

ここらへんがよく分かってくると、バリ取りツールの選定もしやすくなります。
まさしく、バリを知ることがバリ取り技術の第一歩なのです。


と、堅い前置きはさておき(笑)


バリの生成メカニズムについてお話します。
出口バリはなぜ出来るのか?
この図でご説明します。

イメージ 1


こちらは被削材の角方向に向かって表層を削っている図です。

図の様に、切削工具が角に向かって切削加工を行う時、切削予定面よりも下の部分、
「負の塑性域」に力が掛かり塑性変形して出口バリが形成されます。

よく、バリは削った切粉(切りくず)が変化したものだと誤解されている方がいますが
半分正解、といったところでしょうか。
実際にバリの硬い理由、厄介な理由は、塑性変形したバリのせいなのです。



イメージ 2

参考文献:岩田一明ほか_走査型電子顕微鏡によるバリ生成機構の解析、精密機械、48,4(1982)510


こちらは実際に走査型電子顕微鏡で確認したものです。

アルミニウムの方では、加工線より下部「負の塑性域」が変化している事がよく分かります。



この負の塑性域が悪さするならば、そこをどうにかする事でバリを減らせないか?
これがバリ取りの一つのポイントになります。

バリ取りの基礎編はこれにて終了です。

次回からは、バリの抑制について記述します。

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閉じる コメント(3)

アルミ、銅などの非鉄はバリが避けられない宿命。
チップやエンドミルなどの先端に切り粉がへばりつき、ダレの原因になります。
やはりダイヤモンドしか解決法はないのでしょうか?

ナイス!

2014/2/16(日) 午後 8:09 たけし

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アルミ、銅での切粉処理はやっぱりダイヤか超硬+DLCが強いですよね。
ダレ防止には、出口形状を変える、ツールパスを変える方法もあります。
アップカット・ダウンカットの違いや切れ刃の抜け角度によって、バリの出方、ダレは大きく変わってきます。

これもまた後述していきますね。

2014/2/17(月) 午前 0:49 そりたけ

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日立金属製のSLD-MAGICは丁度いいクリアランスを保ちながらSKD11対比8倍も寿命が持ちます。みなさんもこの不思議なすべり性を体感してみては?

2016/12/15(木) 午後 10:13 [ 低フリクション ]


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