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     佐々淳行氏 

 御来訪感謝申し上げます。
 今日は、敬愛する佐々淳行氏の【正論】が載っていましたので、そのまま転載いたします。

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 【正論】初代内閣安全保障室長・佐々淳行 首相は普天間に政治生命賭けよ
2010.4.14 03:17 MSN産経ニュース
 先日の党首討論で谷垣禎一自民党総裁の追及に、鳩山由紀夫総理は突然、「普天間は5月末までに命賭けで体当たりで行動します」と大見得(みえ)を切った。「命を賭した」ことなど多分一度もなく、普天間問題で覚悟らしきものが見えない鳩山総理が軽々しく口にすべき言葉ではない。
 それは、ことが不首尾に終わったとき切腹をしてでも責任を負う武士の一言(紳士の場合でも)である。あの時、鳩山総理は「5月末の普天間に『政治生命』を賭けます」と言うべきだった。
 ≪為政者の基本心得はあるのか≫
 なんとも言葉が軽すぎる。理工系出身だから中国(漢書)の「綸言(りんげん)汗ノ如シ」という帝王学の教えを知らないのかもしれない。「帝王が口にした言葉は、出た汗は体内に戻らないように撤回や取り消しできないから、言葉を選べ」という為政者の基本心得である。
 党首討論で大言壮語した「現行案と同等かそれ以上の『腹案』が不成功に終わったとき」は、自分の発言に責任をとって、総理大臣を辞職すべきである。
 本気で自決してしまっても、日米同盟の弱体化、米軍の普天間継続使用、沖縄県民の反基地闘争再燃という最悪の事態は解決されない。だから政治不信の最大原因である「政治とカネ」を根絶するため、せめて、「平成の脱税王」の自らを罰するとともに、小沢一郎(幹事長)、石川知裕、小林千代美の3議員を民主党党規の重大違反者として除名処分とし、後を司直の手に委ねることだ。
 「泣イテ馬謖(ばしょく)ヲ斬ル」という。理工系でも「三国志」はお読みと思うが、蜀の諸葛亮孔明が忠臣馬謖に敗戦責任を負わせて処刑する帝王学の心得である。
 ≪まず腐ったリンゴは樽の外に≫
 組織防衛上の危機管理原則の一つに「腐ったリンゴは樽(たる)から出せ」がある。然(しか)るに、鳩山氏、小沢氏のツートップが腐ったリンゴだから、他の議員らを処分できない。逆に、諫言(かんげん)した「良いリンゴ」生方幸夫副幹事長を樽から出し、世論の反発を買った。あわてて元の樽に戻す醜態を晒(さら)した。花見などで人々が集まっても、「日本は大丈夫?」と語り合うのが時候の挨拶(あいさつ)代わりになった。
 小沢氏の私邸は機動隊の厳重警戒だ。「永田町の謎の鳥」などというブラックジョークがネット上を飛び交い、「本人はハトだと主張するが、私には日本のガン(雁・癌)にみえる」と揶揄(やゆ)される。税金の確定申告のスタートでは、国会で「平成の脱税王」と罵(ののし)られた鳩山総理本人がテレビで納税者に「当然、税金を払っていただき…」と呼びかけた。まるでパロディーそのものだ。
 ただでさえ、やり場のない怒りに燃えた国民の納税意欲が阻喪している。その不満から、政界の第三極を目指す新党に目が向き始めた。現在の状況は、大々的な反税運動に発展した、かつてのフランスの「プジャード運動」を連想させる。1950年、アフリカの植民地を放棄したドゴール将軍らに極右中産階級が怒った。それを率いた文房具店主、ピエール・プジャードが起こした納税拒否運動である。「国民戦線(フロン・ナシオナル)」を結成し、一時は国会で52議席を獲得し、今もルペン氏を党首とする右翼民族主義政党として存続している。
 日本の国民の怒りが同じような道程を辿(たど)らないと誰が言えるか。
 ≪不用意発言が民主党迷走さす≫
 鳩山総理のKY(空気の読めなさ)ぶりはひどい。官邸で国民と対話する茶話会形式の「リアル鳩カフェ」には派手なシャツで登場し焼きそばを料理してみせた。だが皮肉なことに、新聞各紙は、最新の世論調査結果を報じていて違和感が紙面にみなぎっていた。
 ある調査では、「小沢幹事長辞めよ」が81%、「普天間5月未決着なら退陣を」47%、「鳩山内閣不支持」56%とあった。理由は「指導力なし」が44%、鳩山支持のうち「指導力があるから」としたのは僅(わず)か1・1%だった。
 「民主党に失望」は69%に達した。国民は、民主党大勝で間接的にではあるが、鳩山内閣を誕生させた。その投票行動を反省し始めている。「もしかして総理にしてはいけない人物を…」。鳩山氏の資質への疑念の声だ。週刊誌の新聞広告には「鳩山さん、気は確かですか」との見出しが踊る。史上これほど言われた総理はいまい。総理の軽々しい不用意発言が民主党そのものを迷走させたのだ。
 国民の不信は、7カ月間に行われた地方選挙での民主党大苦戦の数字に端的に表れた。昨秋、初対面のオバマ米大統領への「トラスト・ミー(私を信じて)」に始まり、3月末までに普天間移転政府案とした公約をあっさり撤回し、「別に法律で決まったことではない」と言い放つ。どうも内閣総理大臣としては不適格な人物を選んでしまったようだ。

 これを是正する機会は7月参院議員選挙だ。自民党にも、平沼赳夫、与謝野馨、石原慎太郎各氏らの「たちあがれ日本」にも健闘してもらいたい。早急に政治を立て直さなければ、日本の将来はあぶない。(さっさ あつゆき)

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 保守派の国民が言いたい事はすべて網羅されているのではないかと思われるほど、内容の濃い論説です。とはいっても国民の本音は鳩山総理が政治生命を賭けることなどできるべくもなく、また、そんなことも望んでいないでしょう。
 無い袖は振れない、といつも使う言葉がありますが、国民は鳩山総理にそんな資質があるとは誰も思っていません。ただ、速やかな退陣(民主党もろとも)を願っているだけです。
 昨日我が家にお見えになった方は、「もう政治に対して物を言うのも馬鹿らしい。言葉にも出したくない」と吐き出すように仰っていました。
 不肖敬天愛人も無論異を唱える謂れも無く、ただ頷くばかりでした。最近のテレビの報道バラエティーなどを観ていても、鳩山総理の政治と言動はすでに論評に値するものではないという、親民主のマスコミからさえも彼らの言い知れぬ脱力感が伝わってきます。
 当のご本人は現在米国に滞在中でありますが、報道すべき内容もない『お仕事』ぶりを発揮しているようで、日米首脳会談が「たった10分間」だったということが取り上げられる程度でした。いくら、マスゴミ、親中の工作員と化したメディアと揶揄される彼等でも自分たちが担いだ政権の親玉がこの体たらくでは、せめて彼らができるのは有権者に対して、あまり総理の動向を報道しないことなのでしょう。
 しかし、そんな姑息な画策をしても、私のような田舎の街ですら佐々氏のいうようにそれこそ「日本は大丈夫?」が挨拶代わりになっているほど、現政権の自堕落ぶりは地方の隅々まで浸透しています。
 旧社会党の残党を中心とした左翼勢力が大勢を占める民主党が、政権交代を果たしたまでは良かったが、そのまま「始まりと同時に終わり」になるのではないかと密かに得心しております。
 無責任極まりない国家観を持たぬ左翼が日本を統治することなど不可能なのです。
 中道左派だ、リベラルだ、といった幻想から国民も目を覚まさざるを得なくなってきたと思えば、これも稀代のバカ宰相鳩山の功績だ、とせめて褒めてやろうかとさえ思う時があります。保守回帰に向けて、左派反日売国勢力の幕引きを図るにはこれほどの人材はいないのでしょう。


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