入江明大名誉教授
御来訪感謝申し上げます。
不肖敬天愛人は、今日の午後、関係する会社が委託している会計事務所の“お客様感謝祭”に参加して来ました。 郡山市の高級ホテルで行われた講演には、クルマ買取でお馴染みのガリバーインターナショナルの創業者羽鳥兼市氏が基調講演を行うということで、我が町出身で発祥でもあるガリバーの会長のお話を聴いてみようと出かけました。
羽鳥氏の講演が御来訪の皆様にも何かの参考になればと思い、耳を傾けたのですが、残念ながら取り立てて皆様にご報告できるような内容はありませんでした。
講演会・懇親会ともに無料招待ということで、意地汚く「ただ酒」はしっかり飲み食いして来ました。
地元の先輩なので、批判は控えますが、一言「講演には向いていないお人」という言葉だけにとどまらせていただきたいと存じます。
いずれにせよ当ブログには関係ない話題ですので、後日「番外編」として詳しく報告記事を上梓させていただきます。
今夜は、久しぶりに産経新聞の【正論】を転載させていただきます。
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【正論】明治大学名誉教授・入江隆則 日本人覚醒させる「小さな戦争」
2010.10.21 03:05
≪中国の西側への復讐始まる≫
文明史家トインビーはかつて、19世紀から20世紀にかけての中国は西欧や日本などの列強に苛(いじ)められてきたから、やがてその復讐(ふくしゅう)が始まり、21世紀の世界はその「シナ問題」に忙殺されるようになるだろう、と述べたことがある。
最近経済大国となった中国が20年以上にわたって毎年2桁(けた)台の軍備拡張を続け、空母の建造を含む外洋海軍を建設しようとしたり、また、南シナ海や東シナ海で近隣諸国と衝突や対立を重ねたりしているのを見ると、これらは、その「復讐」のほんのとばくちに過ぎず、やがて西太平洋の覇権を求めたり、あるいは、それ以上の軍事大国になったりしようとしているかに思われる。つまり、トインビーの予言は当たったのである。
むろん、現在はまだ、アメリカが超軍事大国であって、その覇権に刃向かうのは難しいが、中国人は息の長い民族だから、金融恐慌をきっかけにして、アメリカの国力が漸減しているのを歓迎しながら、50年、100年先を見据えて謀略を練っているに違いない。地政学者のマッキンダーは、その著書の中で、世界史を通観して、いかなる国も強力な大陸国家であって同時に強力な海洋国家であることはできない、と言っている。
確かに、20世紀のロシアやドイツは、大陸国家でありながら同時に大海軍を造ろうとして、結局、失敗している。しかし、それは海洋国家としてのイギリス、アメリカや日本がそれを阻止したからであって、今回の中国の場合、アジアの海洋国家である日本が今のような媚中政策を続けていれば、マッキンダーが不可能だと言った、大陸国家であって同時に海洋国家なるものが出現して、中国は世界を制覇するかもしれない。
≪空想的平和主義続く日本≫
従って、近未来における国家としての日本の役割は重大なのだが、今日の日本には依然、米軍による日本占領の後遺症が残っていて、吉田ドクトリンの、経済に特化した軽武装路線が成功を収めてきたこともあり、国家の根幹ともいうべき国防と外交をアメリカ任せにして安逸を貪(むさぼ)っている。日本人は戦後6年8カ月、アメリカに占領された間に、言論検閲や焚書(ふんしょ)などによって洗脳されてしまい、自分さえ武力を持たなければ「平和を愛する諸国民」(憲法前文)の間で安閑としていられる、と思い込んでしまった。
日本を、この空想的平和主義の迷夢から覚醒させるのは、普通の手段では難しい。
日本人は本来、柔和な国民性を持った民族であって、周囲の国際情勢が変わったと見るや、一朝にして百八十度、国勢を転換することができた。明治維新も日米戦争の戦後も、そうして生き残ってきたのである。だが、それには「きっかけ」が必要だった。明治維新の場合は、あまり注意されてはいないが、薩英戦争と馬関戦争という2つの「小さな戦争」に、薩摩と長州という2つの雄藩が敗れたことが、明治の開国・開明路線を取らせたのだった。果たして、今日の日本の第三の国難に際して、日本人を覚醒させる、そういう「きっかけ」としての「小さな戦争」はあり得るだろうか。
≪戦うべきときに戦わねば滅ぶ≫
それが、幸と言うべきか不幸と言うべきか、近く、日本の周辺で戦後初めての「小さな戦争」が起こる可能性がある。先般、沖縄県の尖閣諸島沖で、中国の漁船が日本の巡視船に体当たりした事件で、中国の恫喝(どうかつ)に屈した日本政府が勾留(こうりゅう)中の漁船の船長を釈放してしまったので、日本は「圧力をかければ簡単に屈する国」と再確認されてしまった。だから、中国は今後も、第二第三の同様の事件を起こしてくるに違いない。海軍の艦船も日本領海に入ってくるであろう。これは明らかに、中国による日本への「侵略」であるから、日本の海保と自衛隊も全力を挙げて攻撃せざるを得まい。日本の陸海空自衛隊は、世間が考えているよりもはるかに精強だということだから、この「戦争」に日本は勝つかもしれない。
そうなれば、中国の大衆の反日世論が中国政府に向かい、共産党一党独裁政権は倒れるかもしれない。他方、仮に紛争が長引いたり自衛隊が敗れそうになったりすれば、クリントン米国務長官があれだけはっきりと「尖閣諸島は日米安保の適用対象」と言明しているのだから、米軍の介入もあるであろう。米中の全面対決は当面は双方とも望んでいないだろうから、希望的観測になるが、尖閣は日本領ということが確認されて、「戦争」は終わるに違いない。
その場合、せめてもの期待は、この「小さな戦争」が必ずや日本国民を覚醒させるだろうということである。戦後の空想的平和主義が愚かだったことにやっと気がつき、集団的自衛権の不行使とか、非核三原則、武器輸出三原則といった、日本が自らの手を縛っておけば世界は平和になるという幻想からも目覚めるだろう。
戦うべきときに戦わない国は、滅亡する。海保と自衛隊の奮起を望んでやまない。(いりえ たかのり)
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昔は「海を制するものは世界を制す」といわれた時代があり、また、実質的にも大陸国家よりも海洋国家が常に勝利を収めてきた歴史がありました。日本がアメリカに負けたのも米軍に本土周辺の制海権を奪われてしまったために、本土への空爆が容赦なく行われ、最終的には原爆投下という悲惨な結末となりました。
現在でも、強国の条件は強力な海軍を保持しているかが最大条件になります。
単に海に囲まれているから、というだけでは強力な海軍を構築することはできません。
強力な海軍を作り上げる最重要な要素は、その国の国民の資質=民度に拠ると言われています。いつも例に出して申し訳ないのですが、例えば、日本に負けじとナンチャッテイージス艦を所有しているお隣の“ウリナラマンセー”半島国家では、海軍の兵隊の半数近くが50mも泳げないそうです。
ちなみに日本の海自は旧海軍の伝統もあって、ほぼ全員が1km以上の遠泳をこなせるように訓練されているそうです。これは海自に勤務する息子を持つ知人に確認した事です。艦艇の操船や天候に左右され易い海上での戦闘など、陸の上での戦いとは格段に条件の悪い中での戦闘行為となるため、士気旺盛だけでなく優秀な人員が海軍には特に必要とされるわけです。
現状の海自もその実力は、現在においてもアメリカ・英国と並んで世界最強の部類に属する強力な海軍として評価されているようです。
しかし、現在、中共も特に西太平洋の制海権を目指して海軍を必死になって増強しています。
日本も、日米同盟を基軸に『海の守り』を自ら自主的にも万全なものへと早急に軍備強化する事が国家防衛の必須条件と思います。
“小さな戦争”は、いつ勃発してもおかしくない状況だからです。
「戦うべきときに戦う」ためにも、海保や自衛隊だけでなく、国民も奮起しなければなりません。
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