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大学生の頃、近くの古本屋さんで出会った歴史小説以外で初めて読んだ本です。 吉本ばななって、「キッチン」でデビューした有名な人だよなぁ。 まぁ、本も薄いし、読んでみるかぁ。 話の舞台は、海辺の小さな町。 海辺の旅館で育った「まりあ」と、いとこの「つぐみ」。 「つぐみ」は小さい頃から病弱で、医師に短命宣言をされ、 周りに甘やかされてきたため、とんでもないワガママ娘に育った。 ものすごい美少女なのに、口を開けば、「おい、ブス!」「ばかめ!」「ざまあみろ!」・・・。 そんな「つぐみ」だけど、「まりあ」とは、分かり合えるたった一人の友達。 「まりあ」は母の再婚により東京へ移り住んだが、久しぶりにこの海辺の小さな町に帰省した。 「まりあ」と「つぐみ」と、浜辺で出会った少年「恭一」。 二度と来ないひと夏の物語。 まず感じたのが、情景描写がすごくうまいなぁってこと。 夏の海辺を容易に想像させてくれる。 そして「つぐみ」のキャラクターのインパクトの強さ。 「つぐみ」は、めちゃくちゃカワイイやつだなぁと思った。 こんな魅力的な登場人物はめったにいないと思う。 口は悪いけれど、努力家で正義感が強く、透き通った心の持ち主。 小さくて弱い体だけれど、体の奥底で燃える、誰よりも強いエネルギーの持ち主。 病弱な「つぐみ」の圧倒的な「生」のエネルギーは、強くて儚くて鋭い。 胸がいっぱいになる本です。
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