露地二水打つ事、大凡に心得べからず、茶の湯の肝要、たヾこの三炭・三露あり、 能ヽ功者ならでハ、会ごとに思ふやうに成りがたき也、 大概をいはヾ、客露地入の前一度、中立の前一度、会すミて客たヽるヽ時分一度、都合三度也、 朝、昼、夜、三度の水、すべて意味ふかき事と心得べし、後の水を立水といふ、 宗及などハ、立水心得がたし、何ぞや客をいねといふやうにあしらふ、 これいかヾと申されよし、 【現代語訳】露地に水をうつことをいい加減に心得てはいけない。茶の湯の肝心な事はもっぱら この三炭三露ということにある。よほどの達人でなくては茶会のたびに思い通りにできにくいものである。大体のことをいえば、客が路地入りする前に一度、中立の前に一度、会がすんで客が座を立つ頃に一度、あわせて三度である。朝会、昼会、夜会、それぞれ三度の水はすべて意味深いことと心得なさい。最後の水を立水という。津田宗及などは、立水というのは納得できない、何か客に帰れというように振る舞うことになるので、これはどんなものだろうと言っておられた、と聞いている。 ※三炭とは炉中の下火・初炭・後炭をさします。
三露とは客が路地入りする前に一度、中立の前に一度、会がすんで客が座を立つ頃に一度 露地にまく打ち水のことです。 |
宗恵の『南方録』
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博多円覚寺に、福岡藩家老立花実山が書写して持ち帰った「南方録」が保存されていると聞いております。円覚寺では、南方流のお稽古があっておりますので、ブログを拝見して、1度お訪ねしたいと思いました。ゲストブックにご挨拶有難うございます。
2006/7/22(土) 午後 6:34 [ shi*on*7j* ]