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『平安の配彩美 春夏秋冬 かさねいろ』 長崎巌監修 ピエ・ブックス発行 真っ赤な紅葉に秋を感じ、純白の雪をもって冬を象徴させる日本人は、古来より四季の移り変わりを、身の回りの色彩の変化に感じ取ってきました。その例を具体的に上げるまでもなく、日本人が世界でも最もデリケートな色彩感覚を持った国民であることは疑いありません。 こうした日本人が作り上げてきた文化の中でとりわけユニークなもののひとつが、「重色目」と呼ばれる配色法です。実際には、これは袷わせ仕立てされた衣服のの表地と裏地の配色ですが、平安時代に公家の服飾の中から生まれ、以後、公家の人々の服飾に欠かせないものとして近世まで伝えられてきたものです。「はじめに」より たとえば「春」の項 表・・・紫 裏・・・薄紫 菫は、春の野でひときわ美しく愛らしい姿を見せてくれます。 この色目は、菫の上品で優しい紫色の花を表したもので、 着用時節も当然花の時期に合わされます。 ただし、平安時代の文学作品にはその名が見られず、 室町時代以降の有職故実書に名が現れますから、その出現も室町時代のことと推測できます。 あとたへてあさぢしげるか庭の面に 誰れ分け入て菫つみけん 「山家集」 表・・・紫 裏・・・淡青(うすあお) 菫と同じく春の野に咲く壺菫(菫菜・すみれ)をモチーフにしたもので、表地が花、裏地が葉を表します。 「壺」とは、草木を植え込んだ庭のことで、「壺菫」はもともとは庭に生える菫の総称であったものが、特定の種類を指すようになったようです。 一般には、菫よりも花が小さく、その花は春から夏にかけて咲くといわれます。 春雨のふる野の道のつぼすみれ つみてはゆかん袖はぬるとも 「定家集」 と右に実際の重色目、左にその説明が書かれていて、見ているだけで楽しくて時が経つのも忘れてしまいます。 「夏」の項に「薔薇(そうび)」もありますが、それは次の機会に・・・。 明日は17日と言っていた長男が帰ってきます。名古屋で学生を集めてなにやらイベントを開催したり、今年の学生フォーミュラに向けて忙しくしているようです。相方くんは飲み会があるようなので(幸か不幸か・・・)、長男と2人で小洒落たお店で誕生日を祝おうかしら・・・。あっ、相方くんからのプレゼントはしっかり昨日いただきましたよ。ふふふ、新しい携帯♪
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日本人は色を上手に使っているように思います。僧侶の袈裟の色もそうですが、お茶もお稽古の段階で本当は帛紗の色が決まっているのです。お稽古の時は私も仲間も着物の色に合わせて帛紗の色を選び、段階無視しています。
2008/3/21(金) 午後 11:07 [ om8*3 ]
★om853さま
>お稽古の段階で本当は帛紗の色が決まっているのです。
何かで読んだ記憶があるのですが…。
相伝八種帛紗ですね…。うふふ、今度ブログの記事にします♪
2008/3/22(土) 午後 4:14