|
正直に慎しみ深くおごらぬさまを侘びという 「侘び茶と云ふこと葉、故人も色々に歌にも詠じけれ共、 ちかくは正直に慎しみ深くおごらぬさまを侘びと云ふ、 一年のうちにも十月こそ侘びなれ」 武野紹鴎が利休にあたえたという侘び茶の教えです。 侘びという言葉については、昔の人も色々と和歌に詠んでいますが この頃では、正直とは「人の心のまこと」であり 慎み深くおごらぬさまとは「主客ともにたしなみ深く気づかうこと」。 これを季節にたとえると10月こそが侘びの月になる、といっています。 10月に入りなんとなく寂しくなってきましたが 「侘び」を感じるのには最も適した季節ということですね!
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2005年10月07日
全1ページ
[1]
|
藤袴色 撫子色 茜色 ふじばかまいろ 淡い紅のかかったような紫色の小さな花をつける中国原産のキク科の植物。 『源氏物語』に「藤袴」の帖があり、光源氏の息子 夕霧が、はじめは姉だと 思っていた玉鬘が従姉と知り藤袴を贈って思いをうちあける場面があります。 なでしこいろ 日本古来の大和撫子と中国からもたらされた唐撫子(石竹)があります。 なでしこがその花にもが朝な朝な 手に取り持ちて恋ひぬ日なけむ 『万葉集』巻第3 あかねいろ 「アカ」という色は、夜が明けて朝になる、ということからきているそうです。
古くから使われている赤を染める染料は「茜」で、文字通り「赤い根」。 |
|
床にまた和歌の類をば掛るなら 外に歌書をば荘らぬと知れ 広間の茶室ですと、床のほかに書院や脇床がついている場合があります。 その書院に何も飾らないと寂しいので『古今集』のような和歌の本や巻物を置くことがあります。 床に歌切や懐紙などの掛物をかける場合、和歌が重複するので置かないほうがよい、ということです。 茶道ではお道具の取り合わせで、重複を避けるようにします。 だからといって、書院に何も飾ってはいけない、というのではありません。 和歌の本や巻物のかわりに、料紙や硯箱を飾ってもいいし 掛物が歌切や懐紙の時は『徒然草』や『源氏物語絵巻』のような 床の掛物と重複しないものなら飾っても良いそうです。 どちらにしろ、飾るような 硯箱 持っていません…。
|
全1ページ
[1]


