茶の湯のプロムナード

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秋の色 5

朽葉色

黄櫨染色

空五倍子色


くちはいろ     朽葉色といえば、枯葉ですから本来は黄茶色なのですが
          日本人は、その色がうつろうさまをとらえて、
          青朽葉・黄朽葉・赤朽葉と使いわけてきました。

こうろぜんいろ   色づいた櫨(はぜ)の葉の赤黄色。
          同じ赤黄色でも黄丹(おうに)は皇太子が着用する色。   
          黄櫨染色は天皇・皇后が着用する色。染料が異なるそうです。

うつぶしいろ    鈍色(にびいろ)といわれる薄墨色のこと。
          空五倍子とは植物ではなく、ウルシ科ヌルデの木のコブです。
          昔の人はこのようなものまで染色の材料にしたのですね。

利休道歌 48

小板にて濃茶をたてば茶巾をば 小板の端におくものぞかし

小板(こいた)というのは、風炉の敷板のことで、大板・長板に対する名称です。

炉を向切りにする時に、炉縁の向うに入れる板も小板というので

それと区別するため普通は敷板(しきいた)と呼んでいます。

敷板にも真塗・掻合せ塗・荒目板などがあります。

荒目板とは真塗で大・小」あります。かんな目が入り、

荒い目から次第に細かい目となっています。目の荒い方を手前に置きます。

土風炉用の敷板です。

昔は濃茶点前で、茶巾を茶碗から初めて出す時、

真塗や掻合せ塗の小板でしたら、小板を袱紗で清めてから右前角に茶巾を置き

荒目板の場合でしたら、袱紗で清めず置いてよろしい、という教えがあったそうです。

裏千家14代の淡々斎の実弟、井口海仙宗匠や

わたしの先生は荒目板の時はのせてもよい、とおっしゃっていますが

阿部宗正先生は、今は敷板の上にはのせない、とおっしゃいます。

お点前も時代と共に変わっていくのですね。

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