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宗恵の『一日一禅』

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毎日1つ禅語をご紹介いたします。
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昨夜雪深月正明(さくやゆきふかく つきまさにあきらかなり)


きょうの禅語は、振り続いた雪で一面の銀世界を月が明るく照らしている情景を表している句です。

しんと静まり返った雪景色が月の光に輝いて、静寂が一層深まっていくようです。

月を仏性、雪を煩悩と見れば

煩悩に覆われて迷妄の中をさまよっていても、仏性は隠れることなく

常に輝き続け光を与えてくれる、という意味にもなるそうです。


一昨日の晩から降り続いた雪も今は雨に変わっています。

初雪がこんなにドサッと積もったのは初めてのような気がします。

ところがこの大雪、お友達から携帯メールで「新発田だけだよ〜」と聞きびっくり!

県内どこでも大雪かと思っていたのに…。

拈華微笑(ねんげみしょう)


昨日、お邪魔した新潟市白山神社境内「遊神亭」の裏千家男子の会による

市民呈茶席に掛けられていた句です。

お釈迦様がある日、金波羅華(こんぱらげ)という天上の妙花一枝を持って

説法の座に登られ、無言のまま大衆を見回され、その花を皆の前にグッと差し出されました。

ありがたい説法が始まるものと、かたずをのんで待っていますが

黙って花を差し出されただけですので、一同ポカンとしていました。

その中で、一番弟子の迦葉(かしょう)尊者だけがニッコリと微笑まれたのです。

この迦葉の微笑をご覧になったお釈迦様は

「吾れに正法眼蔵涅槃妙心実相無相微妙の法門あり。

不立文字、教外別伝なり、摩訶迦葉に付嘱す。」

と申されました。このようにして、お釈迦様の教えは迦葉尊者に伝えられたのです。

ちなみに「拈」とは「ひねる・ねじる・つまむ」の意味です。

大事なことはお話したり文字に書いててもわからない。

常日頃のお釈迦様の行動を見て理解すること…簡単に言えばそのようなことでしょうか。

これは茶道についても同じですね。

でも、ちゃんと書いておかないと…お点前忘れちゃう…。

三冬枯木花(さんとうこぼくのはな)


『虚堂録』巻一に見える

「三冬枯木の花 九夏寒巌の雪」

から採られた句です。

「三冬」とは孟冬(陰暦10月)・仲冬(11月)・季冬(12月)の冬期90日間を表し

「九夏」とは夏期90日間を表します。

冬に枯れ木に花が咲き、夏に寒い巌の上に雪が積もる…???

分別常識に捉われない無碍自在の境地が生み出す佳景である…なんて言われても…

自分自身の思い込みを突き破れば、別世界が目の前に広がってくるそうです。

これはこうだ!と思い込んでいたことも、別の角度から見れば

あぁ、こういうこともあるのね、という時がありますよね。

いつまでも柔軟な頭の持ち主でいたいと思います。

看看臘月尽(みよみよろうげつつく)


12月になりました。

みるみるうちに12月は終わってしまいますよ、という意味です。

特に気ぜわしい年末は一分一秒が大切に思えますが

一年365日、時間の長さは変わるわけではないので

いつも年の暮れを迎えているつもりで、一刻一刻を大切にしなさい

というのが、この句の真意だそうです。



年の初めの目標…やり残したこと…たくさんあるなぁ…。

残り少ない2006年。悔いのないように、時を大切にすごさなくては…。

室閑茶味清(しつしずかなればちゃみきよし)


秋の夜長を皆さまどのようにお過ごしですか?

以前は読書やビーズワーク・パッチワークキルトなどをして過ごしていましたが

今では、ほとんどパソコンの前に座りっぱなし!

長男からは「そういうのを、ネット廃人って言うんだよ。」と言われてしまいました…。

しんと静まり返った部屋で、ゆったりとした気分でお茶をいただきながら

自分自身を見つめ直すのも、必要ですね。

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