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宗恵の『一日一禅』

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毎日1つ禅語をご紹介いたします。
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聴雨寒更盡 開門落葉多(あめをきいてかんこうつき もんをひらけばらくようおおし)


「推敲」の故事で知られる唐代の詩人賈島(かとう)の従弟で

詩僧として名高い無可の作

「秋従兄賈島に寄す」と題する詩の一節です。

一雨ごとに寒くなるこの時期、寒さに震え雨音を聞きながら一夜を過ごし

朝 門を開いて見るとあたり一面、落ち葉に覆われていた

という光景を描いた句です。

前後の句がどういうのか、実は知らないので

禅的解釈ができるのかどうかわかりませんが

晩秋の情景から、人間が何もしなくても

季節は自然に移ろっていくもの…

人間ではできない自然の力を感じることの大切さを認識する

ということなのかなぁ、と思います。



松鶴千年契(しょうかくせんねんのちぎり)


日本でも中国でも、松と鶴は長寿の象徴とされます。

千年先までも変わらぬ愛を誓い合う夫婦の固い契りを表した句、でしょうか。

わたしが理想の夫婦として思い浮かぶのは

画家の平山郁夫ご夫妻です。

美術学校の同級生で、奥様の卒業制作が一番となり大学に残されたほど

才能のある方なのに、平山画伯とご結婚されてからは

一切、絵をお描きになっていません。

スケッチ旅行に行かれるときは、奥様が場所を決めて椅子を置かれるそうです。

もう一組は、伊丹十三・宮本信子夫妻かな…。

伊丹氏は亡くなっちゃったけど…。


「宗恵のばら日記」もご覧になってください。
安食先生のお茶碗をアップしてあります。

招友供清茗(ともをまねいてせいめいをそなう)


親しい友人を招いて爽やかなお茶をふるまう、という意味です。

唐の陸羽が著した『茶経』に

「早く取るを茶といい、晩く取るを茗という」

とあり、茗とは摘み残しの固くなった葉で作った番茶にあたるもののようです。

緑茶にくらべタンニンが少なく、体に優しいお茶、でしょうか?

お茶事を終えて、お手伝いくださった友にお番茶でホッと一息、ってとこですね。

日新又日新(ひにあらたに またひにあらたなり)


朝目が覚めた時から、新しい一日が始まります。

昨日のことは昨日のこと。

また今日新たな「何か」が待っています。

反省すべき点は反省し、二度と繰り返さない。

昨日嫌な事があったとしても、今日は何か良い事があるかもしれない。

いじめを苦にしての自殺が連鎖的に起こっていますが

何か心を外に向けるようなことができないだろうか…と思います。

「今の子は弱いから」というコメントをよく聞きますが、それは違う。

「甘ったれてる」なんて…いじめられたことのない人には絶対わからない。



とにかく「日に新たに また日に新たなり」

必ず良い日がやってきます。

活卓卓孤迥迥(かったくたく こけいけい)


生き生きとした様子で高く聳え立ち、

他を圧してひとり抜きん出ていることを示す表現です。

比較する者の全くない、優れた力量を持つ禅修行者を形容する場合に用いられます。

激しい修行の末に悟りを開いた禅者もしばしば、この境地を味わうと言われています。

なかなか今の世の中、こういった方はお見えになりませんね。

かっこばっかりの人はいるようですが…。



昨日は瀬戸内寂聴さんが51歳の時に出家した日だったそうです。

わたしはまだまだやりたいことがたくさんあって、出家したいとは思いません。

寂聴さんのような「激しく燃えるような恋」を経験したならば出家できるかな?

な〜んてね。

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