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裏千家11代玄々斎宗室が安政3年(1856)8月に定めた家元稽古場の掟書です。 稽古の席掟 一、礼儀厳重の事 一、着座運付ども体の備へ、並に呼吸の考第一の事 一、雑談の有之間敷事 一、点茶の節、腰提もの禁事 一、袴、並十徳可有着用事 一、濃茶始、小習等、稽古の節、客になる人、羽織可脱事 一、菓子盆、莨盆、並に手焙、火鉢等の取扱可入念事 一、水屋拵、点茶、炭手前ども叮寧に執計、跡片付も如元錺置べき事 一、風炉の節は足袋無用の事 一、婦人は四季共足袋を履事 一、花月の主客、且坐、東、半東、炉、風炉とも足袋可履事 一、出席の方々、稽古並に問事ども互に心を入可致見聞事 一、他流の規矩被尋候儀、並に諸咄し禁之事 一、茶湯の往来に不作法なき様、常に主客心得可被磨事 一、老若とも恥辱を捨て稽古あるべき事 一、伝授の問事は席中の差支なき様有べき事 一、稽古手前仕ながら問事被致儀相禁事 一、七事の内、数茶の外は、極の言葉の余無言の事 一、先祖以来教示の詩歌文章の意可有会得事 以上 安政三辰年仲秋 玄々斎宗室判 とあります。みなさん、だいたい意味はおわかりになりますよね?
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茶の湯 あいうえお
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茶の湯に関する言葉を毎日一つずつあいうえお順にご紹介いたします。
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仙叟好みの棚。矢を立てておく矢台より考案された棚で、地板は矢筈形になっています。 桑木地の四本柱三重棚で、中棚がずっと下にあり、これに水指がのります。 上棚には茶器、地板には平建水が飾られます。 裏千家4代仙叟はこの棚を作り、表千家4代江岑宗左に贈ったので表千家で用いられます。 表千家10代吸江斎好みに同形の桐材のものがあり、 12代惺斎好みは同形で一閑青漆爪紅になっています。 裏千家では11代玄々斎の時より、端午に用いられるようになったと伝えられます。
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一家の業を引き継ぐという意味から転じ、 茶道の家元に居住してその道の修行をする者、内弟子のこと。 裏千家第14代玄々斎が案出された。 裏千家以外ではこの呼称は用いません。
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茶の湯の必需品である炭の恩を思い、炭は邪悪を払うといわれることから 茶家ではお正月の鏡餅の代わりに炭を飾ります。 三宝または木地の炭台に奉書を四方に垂らして敷き、白米を一面に盛った上に 胴炭2本を縦に並べ、その上に輪胴を置き、さらに昆布・熨斗鮑・伊勢海老・橙・睨み鯛・ 勝栗・野老(ところ)・馬尾藻(ほんだわら)・串柿などを盛り添えます。 略飾として丸三宝に白米・胴炭・輪胴・昆布・橙を盛った程度にすることが多いようです。 流儀や家風によって異なりますが、裏千家では「蓬莱飾」と称して 大三宝に洗米一升五合を敷き、その上に胴炭2本を並べ、上に輪胴をのせ 昆布・橙・熨斗鮑・串柿などをのせます。 また大寄せの茶会の時、寄付などに、本席で炭手前を略す意味で 炭道具を飾ることも言います。
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大服・皇服とも書きます。元旦から正月15日までに飲むお茶のこと。 中に梅干・昆布を入れ、縁起を祝います。 多量に点てるので大服。 「服」と「福」の音が同じなので大福と称するようになりました。 また「皇服」とは村上天皇が疫病に悩まれた時、 茶を召し上がって癒えられたという故事に基づきます。 裏千家では元日の朝、利休堂にて大福茶が行われます。 茶の中に梅干・昆布を入れる代わりに、口取りとしてこれらを先に食べ 台天目にて、家族一同が濃茶を飲み回すことになっているそうです。
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