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床の上に籠花入を置く時は 薄板などはしかぬものなり これは説明しなくても、そのままです。 普通 花入はそのものに水を入れ、花を生けます。 ですから花入の下に薄板を敷くのです。 しかし籠の花入れ中に水を入れる受筒があるので 外側の籠が薄板のかわりになるわけです。 ですから薄板を敷く必要がないのですね。
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利休道歌
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利休の教えを簡単に覚えやすく歌に詠んだものです。
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板床に葉茶壷茶入品々を かざらでかざる法もありけり 板床というのは畳のない床のことです。 板のままですから、名物茶入れや茶壷などは本来かざることはできません。 しかし、茶壷の場合「奉書紙(ほうしょがみ)」を右にずらして半分に折り わさをお客さまのほうに見せて敷き、その上にかざることができます。 以前、青年部で11月にお茶会を催し、板床に茶壷をかざりました。 一席目のお正客の先生が即「奉書紙を敷きなさい」と教えてくださいました。 大変ありがたく、勉強になりました。
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盆石をかざりし時の掛物に 山水などはさしあひとしれ 現在では夜咄(よばなし・冬に日没から夜間にかけて催す茶会)以外の茶会には 茶席の床に盆石を飾るようなことはしませんが 利休およびその前後の時代の茶会には、床によく盆石が用いられたようです。 この歌はその盆石を飾る時の心得です。 「差し合い」とは同じものが重なるということで、茶道では最も嫌われます。 盆石は結局盆の上に山水を写したものですから、その上に山水の軸をかければ 「差し合い」になるわけです。それを戒めているのです。
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点前には重きを軽く軽きをば 重く扱ふ味ひをしれ 昔、お家元の業躰(ぎょうてい・裏千家の内弟子となって茶法の修業に励んだ者に与えられる呼称) になると、宗匠の教え方は厳格を極めたものであったそうです。 空の水指を、さも水を満たしたように持ち運びさせたり 水を満たした水指をさながら空のように持ち運びさせて それを何度も繰り返させたとか。 まさにこの教えを体感する訳ですね。 こうした修業をつむと、諸道具の扱いから所作にいたるまで 一分の隙もたるみもなくなるそうです。 この味を知るのが「点前の真髄」であるそうなのだけど…。 お家元ではいろいろな講習会があります。 お家元はじめ業躰先生から厳しくご指導を受ける訳ですが 希望者が多くなかなか許可にならないとか…。 みなさん修業に励んでいらっしゃるのね!
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なまるとはてつづき早く又おそく ところどころのそろはぬをいう なまる、とは点前の手順を早くしたり遅くしたりして、揃わないことを言うそうです。 頭に入っているところは、さらさらと早く、 はっきりしないところは、考えながらゆっくりする・・・。 そのようなお点前を「なまる点前」と言うのであります 。 あ〜、わたし「なまって」います・・・。 お茶を差し上げるまでは丁寧にお点前をしてもいいですが 後半はサラッと流せ、とも言われます。 お客さまの心を汲み取り、緩急をつけたお点前を自然に巧みに使い分けるようになるには 精進を重ねることが必要です・・・。
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