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竹釘は皮目を上にうつぞかし 皮目を下になすこともあり 床や棚などに、竹釘を使用する場合が多いです。 どの竹釘も皮目を上にして打つのが原則です。 今日庵ではすべて皮目が上になっています。 皮目を上にすると滑りやすいといわれますが、 角度をつければ滑りませんよね。 利休や古田織部は皮目を上にしましたが 小堀遠州や金森宗和は皮目を下にしたそうです。 お茶席でお床やお棚を拝見する時、 ちょっと気をつけてどうなっているか見てみましょう。
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利休道歌
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利休の教えを簡単に覚えやすく歌に詠んだものです。
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花入に大小あらば見合せよ かねをはずして打つがかねなり 花入の釘を打つのに、前の歌の寸法どおりに打たなくても良い、ということです。 「かね」とは寸法のことです。 花入の大小・床の高低大小によって、一番よく花が見える位置に打つわけです。 が、一度中釘を打ったら花入が変わるたびに打ちませんよね…。 ということは、自分が一番気に入っている花入れにあわせて、釘を打つということかな…。 それとも昔はお茶会のたびに、中釘を打っていたのかな…。 どう思います?
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花入の折釘うつは地敷居より 三尺三寸五分余もあり 花入をかける折釘を打つのは、床正面の壁中央に打つので「中釘」ともいいます。 中釘を打つ位置は、地敷居すなわち床框から三尺三寸五分(約1m)の高さになります。 これは台目床(普通の畳の4分の3に長さ)の場合です。 広間の床の場合は、床框から三尺六寸五分になります。 1年の日にち(365日)と同じ、と覚えておくといいですよ。
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うす板は床の大小また花や 花生によりかはるしなしな 前の歌のくり返しですね。 前に説明したとおりです。 若干説明を加えますと 矢筈板(やはずいた)とは、板の縁が矢筈(矢の先の弦をうけるところ)のように凹形に切り込まれている真塗の板です。上面より下面が小さくなっています。小さい方を下にして使います。 お家元の花押がある場合は、必ず小さい方に書いてありますので、花押が畳につくということです。 花押の上に花入をのせない、ということでしょう。 蛤端(はまぐりば)とは板の縁が蛤の口のように丸くなっている板です。真塗の他に 溜塗や掻合せのものもあります。 籠花入以外の花入には、下に薄板を敷きます。 床が畳でなく板の場合は、敷きません。
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うす板は床かまちより十七目 または十八十九目におけ 薄板は床にかざる花入の下に敷く板のことです。 床の奥から十七・十八・十九目に置く、あいまいになっているのは、 床の大小や花や花入によって変わってくるからでしょう。 花が一番よく見える場所に置けば良いのです。 薄板の種類は以下のとおりです。 矢筈板(やはずいた) 真の花入をのせます。古銅・青磁・染付など。 蛤端(はまぐりば) 行の花入をのせます。釉薬のかかった瀬戸などの国焼。 木地の蛤端 草の花入をのせます。備前・信楽・伊賀・丹波など無釉のもの。 丸香台 利休好。楽焼や竹の花入れをのせます。 なお、板床には直に花入を置きます。
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