|
朽葉色 黄櫨染色 空五倍子色 くちはいろ 朽葉色といえば、枯葉ですから本来は黄茶色なのですが 日本人は、その色がうつろうさまをとらえて、 青朽葉・黄朽葉・赤朽葉と使いわけてきました。 こうろぜんいろ 色づいた櫨(はぜ)の葉の赤黄色。 同じ赤黄色でも黄丹(おうに)は皇太子が着用する色。 黄櫨染色は天皇・皇后が着用する色。染料が異なるそうです。 うつぶしいろ 鈍色(にびいろ)といわれる薄墨色のこと。
空五倍子とは植物ではなく、ウルシ科ヌルデの木のコブです。 昔の人はこのようなものまで染色の材料にしたのですね。 |
吉岡幸雄『和みの百色』より
[ リスト | 詳細 ]
全1ページ
[1]
|
訶梨勒色 銀杏色 紅葉色 かりろくいろ 「かりろく」はシクシン科の落葉高木で3cmほどの細長い卵形の実をつけます。 インドに広く分布していて、タンニンを多く含んでいます。日本へは鑑真和上が 伝えたといわれています。下痢・胃腸の治療に用いられたとか。 染料としては、ミョウバンで発色すると黄みの強い茶色に染まり、鉄分と出会うと 墨がかった色になっていくそうです。 いちょういろ 都会でいち早く秋を感じるのは、銀杏が黄色に色づくことではないかしら。 春の萌黄色(もえぎいろ)から夏の若苗色に変わりそして秋になると 黄朽葉色(きくちばいろ)へと移ろいます。 もみじいろ 春の桜と秋の紅葉。日本人の美の原点ですね。
先日行った鳴子峡はあと2週間後が見ごろのようです。残念…。 |
|
藤袴色 撫子色 茜色 ふじばかまいろ 淡い紅のかかったような紫色の小さな花をつける中国原産のキク科の植物。 『源氏物語』に「藤袴」の帖があり、光源氏の息子 夕霧が、はじめは姉だと 思っていた玉鬘が従姉と知り藤袴を贈って思いをうちあける場面があります。 なでしこいろ 日本古来の大和撫子と中国からもたらされた唐撫子(石竹)があります。 なでしこがその花にもが朝な朝な 手に取り持ちて恋ひぬ日なけむ 『万葉集』巻第3 あかねいろ 「アカ」という色は、夜が明けて朝になる、ということからきているそうです。
古くから使われている赤を染める染料は「茜」で、文字通り「赤い根」。 |
|
桔梗色 女郎花色 萩色 ききょういろ 万葉のころは「あさがお」と表されていました。 むらさきのふつとふくらむききやうかな 正岡子規 おみなえしいろ 「女郎花の織物」経糸が青、緯糸が黄色の平織り 秋の田の穂向き見がりて我が背子が 手折り来るをみなえしかも 「万葉集」巻第17 はぎいろ 萩は日本人だけが愛でる花。万葉集の中で一番詠まれている花でもあります。
草深みこほろぎさはに鳴くやどの 萩見に君はいつか来まさむ 「万葉集」巻第10 |
|
空色 柿渋色 刈安色 そらいろ スカイブルー・ゼニスブルー(天頂の色) かきしぶいろ 渋柿の実を青いうちにとり、その液を2年あまり寝かして 自然発酵させたものの上澄み液を、柿渋液といいます かりやすいろ 刈安―本州中部から西の、おもに山地に自生するイネ科の多年生宿根草
平安時代からの染料です |
全1ページ
[1]


