無題
昼どき
何ヶ月かぶりに、けっこう前に別れたひとと話す。
自分でも気持ち悪いくらいねじくれた話題しか出せない。別れたひとはねじくれた笑い方でいなしてくる。大抵そうである。それはそれで諦めている。あのひとといるときの私は、あんなねじくれた感じ。
しばらくすると、最近彼女のできたひとつ前の恋人がやってくる。
おう、と言って少し後ろめたそうな顔をする。こと近頃は私に会うたびそのような顔をする。
おう、と返事をしてなにくれと話す。かの少年は、友人たちのいる手前、大人びた応対をしている。
誰も聞いてやしないのに、他人の目線を気にしてやまない自己顕示欲を見せつける。
この子とも、そのうちぎこちなくなるだろうな、とうっすら思う。
今はそれほどでもないけれど、私のことすんなり疎ましく思うようになるだろうな、と
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