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			<title>ウトゥディールものがたり</title>
			<description>よろしくんに。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>ウトゥディールものがたり</title>
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			<description>よろしくんに。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic</link>
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		<item>
			<title>昼どき</title>
			<description>何ヶ月かぶりに、けっこう前に別れたひとと話す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分でも気持ち悪いくらいねじくれた話題しか出せない。別れたひとはねじくれた笑い方でいなしてくる。大抵そうである。それはそれで諦めている。あのひとといるときの私は、あんなねじくれた感じ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しばらくすると、最近彼女のできたひとつ前の恋人がやってくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おう、と言って少し後ろめたそうな顔をする。こと近頃は私に会うたびそのような顔をする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おう、と返事をしてなにくれと話す。かの少年は、友人たちのいる手前、大人びた応対をしている。&lt;br /&gt;
誰も聞いてやしないのに、他人の目線を気にしてやまない自己顕示欲を見せつける。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この子とも、そのうちぎこちなくなるだろうな、とうっすら思う。&lt;br /&gt;
今はそれほどでもないけれど、私のことすんなり疎ましく思うようになるだろうな、と思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
かの少年は部屋を出ていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
かの少年の新しい彼女が友人と連れだってやってくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おはよ、と女の子向けのよそいきの声であいさつをする。一拍おいて、少し高めの声で、彼女もおはよう、と挨拶する。それ以外に語るすべを持たず、彼女は友人と話題に興じる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しばらくすると、いまの男が弁当を抱えて部屋に入る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あら、と言って居住まいを正す。どうしたの？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いまの男がああ、と言って弁当をかっくらう。私は話すことを持たないので、その様子をぽかんと眺めているだけである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いまの男は、本日すべき仕事について手短かに話す。それは大変ですね、と私は同情してみせる。&lt;br /&gt;
私は今日は、岡本かの子を読み終えようと思います。いまの男は、ちょっとうなずいて席を立つ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私は部屋に取り残される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんだったっけ、と思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
遠くで、高校生たちが、さんざめいている。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/49122079.html</link>
			<pubDate>Wed, 29 Jul 2009 19:54:39 +0900</pubDate>
			<category>失恋</category>
		</item>
		<item>
			<title>色男の襲来</title>
			<description>学校で、あの子に会う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
よお、色男、と声をかける。なんだよそれ。あの子は鼻にしわを寄せて笑う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あの子の彼女は性格がよくってスタイルが良い。ついでにおっぱいもきれいだ。&lt;br /&gt;
負けちゃったなちくしょうめ、と思うけど、やきもちやくとかじゃなくって、なんとなく、くすぐったい&lt;br /&gt;
恥ずかしさみたいなのがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でもさあ、とあの子はいう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんつーの？あの頃あんなに盛り上がってたのって、俺が18、19で若かったからなの？それともはじめての彼女だったからなの？それとも、言いたかないけど、相手がお前だったからなの？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
PCをしばく手を止めて、振り返って私は言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんたって、私だったからでしょ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
腕組みしているあの子の腕はなまっちろくて、うっすら産毛が生えていて、私は触ったり&lt;br /&gt;
キスしたりしたくてたまらなくなる。そうしたところで、あの子はばーかとか言って許してくれるん&lt;br /&gt;
だろう。あの子の肌のきめ細やかさにうずもれたい。今すぐ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あの子はにーっと相好を崩して、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やっぱそうか、そりゃそうだよな。と言った。なんか、全然違うんだよな。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうしてふらふらとどこかに行った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
よお、色男。いまさらガタガタ言うもんじゃないよ。&lt;br /&gt;
目の前にある愛情大切にしないと、大切にしない愛情の餌食にされるよ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
君たち、これからなんだから。楽しんで、楽しんで、良い恋愛を。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/49102854.html</link>
			<pubDate>Sun, 26 Jul 2009 11:23:03 +0900</pubDate>
			<category>失恋</category>
		</item>
		<item>
			<title>浮かぶ瀬もなし</title>
			<description>「ひとのセックスを笑うな」で、ゆりがみるめくんと猪熊さんが好きなかんじ、よくわかる。&lt;br /&gt;
猪熊さんと結婚していても、みるめくんに触りたくなる感じ、よくわかる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
好きな子が目の前にいたら、触りたくなる。なんでだろ。あの子のなまっちろい肌が懐かしくて、&lt;br /&gt;
ああ、好きだあ、好きだあ、ってうめいてもあの子はいない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
くやしいな。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちくしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大声で名前を呼んでみたけれど、返事がない。あの子のかわいい笑顔が見られない。&lt;br /&gt;
そんなことがあってたまるかってやけくそになる。何度も何度も呼んでみる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
返事がない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あーあー、もう、どこにいるんだよう。戻ってきてよう。デート、したいよう。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/49048824.html</link>
			<pubDate>Fri, 17 Jul 2009 00:03:53 +0900</pubDate>
			<category>失恋</category>
		</item>
		<item>
			<title>bye bye　モンスター</title>
			<description>今日のことだって、いつか笑って話せるようになるぜ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あなたはそう言うー、あなたはそういうことを言うー。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
好きだと伝えたら、今のきみとは付き合えない、ってつっぱねられた。&lt;br /&gt;
分かってるよ、そんなこと。だけど言わなきゃ後悔するじゃないか。&lt;br /&gt;
言ってダメだってはっきり言われるのと、言わずにみすみす彼女とうまくやってくのを見るのと&lt;br /&gt;
どっちがいいかって、言うほうに決まってるじゃないか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きみがすきだから、あのひととはわかれる、って私は言ったんだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あなたは、それじゃだめなんだよ、と言った。とても悲しそうに、なぐさめるように。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼とうまくいかないからって、俺が彼女のこと好きだからって、&lt;br /&gt;
俺と付き合いたいだなんて言っちゃいけないんだ。そんなのダメだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
わかってるんだ、そんなこと。いまさらどうにもなることじゃないっていうのも知ってる。&lt;br /&gt;
ただ、どうしても言わずにはいられなかったんだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
わたしはあなたのことが好きなんだって、伝えなきゃいけなかったんだ。&lt;br /&gt;
あなたを失うくらいなら、それ以外のものを失ったっていいんだ、って、言わなければいけなかった。&lt;br /&gt;
少なくともあの瞬間、わたしは彼を一番に望んだ。嘘でもいい、後々後悔してでもいい、&lt;br /&gt;
わたしはあなたをどうしようもないくらい求めていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あなたと連絡を絶ったのは、正しい選択だったと思う。&lt;br /&gt;
あなたが新しい恋愛をはじめるときに、古いのはどうしたって目障りだから。&lt;br /&gt;
わたしだって見ていたくないもん。好きな子が、別な女の子と幸せそうにしてるとこ。&lt;br /&gt;
うまくいったよ、なんて報告をベッドで受けるのも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もし次に話す機会があったら、このことだけ伝えておこうって思ってる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっとわたしはあなたの子供を生むよ。かれの子も生むだろう。違う胤の子を宿して、一生涯、&lt;br /&gt;
あなたを思い続けているだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
愛している、と三度伝えたい。三度伝えて、もう、この口を開くのをやめよう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
先週の今日だ、私は彼とホテルに行った。彼にとっては愛撫の延長でしかなかったけれど、私にとっては大変な違いだったよ。公園の暗がりで抱かれるのと、きちんと「そういうところ」に行くのとではね。私の身体をあなたに開放した。邪魔な涙。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/49005538.html</link>
			<pubDate>Mon, 13 Jul 2009 01:50:57 +0900</pubDate>
			<category>失恋</category>
		</item>
		<item>
			<title>川上弘美　『夜の公園』　を読む</title>
			<description>これはだめだ。もうだめだ。完全に手癖だけで書いている。全くなににもなってない。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/48137235.html</link>
			<pubDate>Sun, 10 May 2009 21:38:30 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>「阪急電車」</title>
			<description>「こんなライノベなんて読まないだろうけど」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と言って、友人に手渡された。装丁のごくごくかわいらしい若者好きのする本だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんでも、阪急電車今津線を舞台として、そこに乗りあう人々の心の綾だとか行きすがりの対話&lt;br /&gt;
を描いているという。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ありがとう、と受け取る。子供っぽくも愛らしい、こころやさしい男の子なのだ。きっと思うところが&lt;br /&gt;
あってこの本を選んだのだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
読みすすめていくうち、これは、と思う箇所にぶつかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「些細な喧嘩を些細に終わらせず、自分が怒っていたら人前でも平気で彼女を怒鳴りつけ、彼女が&lt;br /&gt;
怪我をしそうになっても無視して、人目のない場所では暴力も出る。&lt;br /&gt;
　馴れ初めはナンパだった。カツヤはルックスだけなら結構いい男だし、声をかけられて悪い気はしなかった。お茶くらいならと話に乗った。(中略)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　くだらない男ね。やめておけば？苦労するわよ。&lt;br /&gt;
　たった一年でナニ世話女房みたいなことまでさせられて。&lt;br /&gt;
　もしあんな見境ない男と同棲なんかしてもうたら――&lt;br /&gt;
　殴るような男と付き合ってるって知ったら、お母ちゃん悲しむやろうなぁ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ああ、そういうことが言いたかったのだな、としみじみ思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別に、殴られているわけじゃない。人前で罵倒された経験もない。でも、なんだか似ている。&lt;br /&gt;
自分が自分でいられなくて、不自由でぎこちなくて、あの人と居る時のわたしの口癖は&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ごめんなさい」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんだ。別に私が悪いわけじゃない、それでもなんとかその場を取り繕いたくて、「ごめんなさい」&lt;br /&gt;
とばかり繰り返している。電話越しに涙を流しながら、ばれないように嗚咽を押し殺すことだって&lt;br /&gt;
しばしばだ。どうせあの人は「感じ悪いわ」とか因縁つけてきて、みるみる不機嫌になるに相違ないって&lt;br /&gt;
わかってるから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
恐ろしい。とばかり思う。&lt;br /&gt;
こんな人間といつまでも一緒におれば、わたしは益々萎縮して、ただ彼の顔色をうかがい、&lt;br /&gt;
翻弄され続けることになるだろう。自分が何を望んでいるかすらわからなくなり、あの人の意向のみが&lt;br /&gt;
行動の指針になってしまうにちがいない。そんなのは願いさげなのに、漫然と、ただ、あの人のそばに&lt;br /&gt;
いる。いやだ、と思う。やめてしまいたい、とも。そう感じながらも、どうしても逃れられないということも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しばらく前は、痛いと思っていた。今はもう、痛いとも感じなくなった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
くだらない男ね。やめておけば？苦労するわよ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうだよね。そうなんだよね。だけどまだ動けないや。しばらく、もう少し、このままでいるんだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/47895188.html</link>
			<pubDate>Thu, 23 Apr 2009 00:07:51 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>ネーミングセンス</title>
			<description>研究室に宮崎みやげのきんかんがありまして、ひとつ頂いたらこれが大変おいしい。うちの家ではきんかんは煮て食べることが多くて生のままで食べたことはなかったんですけど、甘酸っぱくてつやつやしてて大変きれいなのです。へえ、と感心して箱の中に入っていた広告を見ますと、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのまま食べるのがおいしいよ！完熟きんかんの王様「たまたま」と書かれています。糖度18度以上で王様「たまたま」、16度以上で女王様「まるかじり」と呼ばれるそうです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きんかんのたまたまをまるかじりです。どうですか、宮崎。いいんですか宮崎。図らずも研究室で、どきどきが抑えられません。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/47092636.html</link>
			<pubDate>Tue, 24 Feb 2009 17:16:50 +0900</pubDate>
			<category>食べ物</category>
		</item>
		<item>
			<title>溝口健二監督　『雨月物語』　を観て</title>
			<description>溝口健二監督の『雨月物語』、観ました。世界的な名声を博している監督ですが、私、溝口、苦手です。山中貞雄や、成瀬巳喜男の方がどれだけ好きか知れない。&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
現在のところ、『山椒大夫』、『雨月物語』、『近松物語』、『祇園の姉妹』くらいしか観ていないのですけれど、なんというのでしょうね、こんなにもむごくて、痛ましくて、ひりひりするような映画って、観ていてとても苦しくなる。その痛みというものも、女の痛みであったり、極貧の痛みであったり、虐げられる痛みであったりするから、逃れようがなく張り付いてきて、目を背けることすらかなわない。いやだ、いやだ、と思う。虐げられるものを執拗に追う目は、虐げるものの目なのです。そのような暴力を、誰が喜ばしいと思えようか。&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
その一方で、霧の立ち込める湖上のシークエンス、幽玄に舞う若狭の姫君、ああ、確かに美しいと思う。タルコフスキーは溝口に感化されて『サクリファイス』を作ったんじゃなかろうか。ことあるごとに流れる雅楽の音色が、それとこれとで似通っているように思われた。&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
さて、『雨月物語』。二人の幽霊が出てきますね。森雅之の女房である田中絹代と、京マチ子扮する若狭の姫君。父が信長に仕えたばかりに、儚くみまかった若狭の姫君はひとたりの逢瀬を求め森雅之に身をゆだねます。姫君との愛欲におぼれた森雅之は、しだいに生気を失い、その顔には死相が浮かんでくる。すんでのところで僧に救われるのですが、路銀も失い身一つで郷里にたどりつけば、すでに女房は死に、それが霊となって現れ、彼の疲れをいやし、彼を見守り続ける。いやだな、と思いました。京マチ子と田中絹代は、いわば一人のおんなの違う姿なのです。一方は妖魔のごとき美貌で魂を抜き去り、一方は慎ましく一心に世話をやく。おんな、そうであれかし、と想定されているふたつの像が、ここではひとりの男に立ち現れている。&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
これと同じことが弟夫婦にも起こっています。弟は武勲を求め、追いすがる妻を振り払ってどこぞの武将の家来となります。運よく敵方の武将の首を横取りし、見事馬もあれば家来もいる立派な武士になったのですが、その時妻は野武士に輪姦されるばかりか、女郎にまで身をもちくずしてしまっているのです。女郎屋で偶然にも再会した夫に、妻はご立派なお侍さんになったのだから、客として一晩私を買え、とそう云い放ちます。そしてその口の乾かぬ先から、もうひと目逢わずには死ねなかった、私をもとの綺麗な姿に戻してくんろ、と泣き、その首にかじりつくのです。倒れた妻のあられもない足先。妻としての貞淑を求めながら、その身体は夫を迎えてしどけなく潤んでいるのです。&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
溝口監督は、女性を描くには想像力の乏しい方です。女は女でありましょうか。それだけではないのです。女には、母があり、娘があります。祖母があり、職業婦人がいます。いっぱしの気どり娘も、純情乙女も、生まれたばかりの小さいのも、物心ついたものも。それをあのように簡略化されては、女ですもの、黙っていられるもんですか。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/46463639.html</link>
			<pubDate>Fri, 16 Jan 2009 02:56:19 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>風邪のよる</title>
			<description>風邪をひいて医者にゆき点滴をしてもらいました。 &lt;br /&gt;
私の近所の医者は風邪というと必ず「カロナール(消炎作用)」「ビオフェルミン(整腸作用)」を出します。それ以外に処方されたことはありません。たぶんそれ以外に薬を知らないんだと思います。それ以外に踊りを知らない。あ、これ弘美さんね。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
風邪をひいてつまらないので、つまらないことをつれづれと書きます。思うらくは、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「俺ちっちゃい頃めっちゃかわいかったんだぜー」とか &lt;br /&gt;
「〇〇くんてばちっちゃいころは天使みたいにキュートだったよね(幼馴染談)」 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
って男子、実に多いということです。それで、そういう男子の小さい頃の写真とか見せてもらうと実際すごくかわいらしかったりして、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あーきみどうしてこんなになっちゃったんだろうね…(哀) &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と思わされるものですよね。女子ではあまりそういうことありませんよね。小さい頃は肉まんじゅうみたいだった子が、15年経ったらええマジ！？これがあの子！？めっさかわうぃくない！？ってなることの方が多いですよね。大体女子というものは年齢を重ねるごとに美しさを増してゆくようです。私のマムは、年齢を重ねるごとに理想と現実の乖離が激しさを増し、いまや自分を26歳と偽っています。美しさの対極ですね。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ある恩師に言及いたしますと、 &lt;br /&gt;
「オレねえ、大学時代はすげえかっこよかったんだぜ」 &lt;br /&gt;
と。おいおい大学時代ってそれほど前でもなかろうよ、そんなに変わるもんでもないでしゃろう、って思っていたんですけど、写真を見ればこれがまた10kg以上痩せててびっくりするほどいやらしい感じの青年、女の子をはべらして、ああこりゃあもてますわ、センセイもてたでしょ、と尋ねれば、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「今ほどではない」 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とのこと。どゆこと！？ &lt;br /&gt;
「いやいや、当時はけっこうがっついてたからねー。年とって余裕が出てきてから &lt;br /&gt;
の方がむしろ受け入れられやすいっての？こっちの方が安心感あるのかもしれんしねー」 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とのご発言。わからなくもないです。昨今はなににつけても「かわいい」と形容する風潮でありまして、数年前まではきもいと眉をひそめられていたのが最近ではうってかわって「かわうぃーうぃー」と大人気なのだと、恩師は満足げに煙草をふかしました。恩師はムード重視派で、家のソファが真紅です。恩師がどんな変貌を遂げていくか、今後益々楽しみです。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そういえば、先日菊地成孔ペペトルメント・アスカラールのライヴにて、 &lt;br /&gt;
「記憶喪失学」のジャケットにサインをしてもらう機会に恵まれたのですが &lt;br /&gt;
(しかも紙ジャケの袋部分のなかに、香水ひとふき！エッチ！)、 &lt;br /&gt;
そのときふとあげられた成さんの目がかの恩師の目つきそっくりで、おお！貴男等お仲間だ！と感心いたしました。さすがです。年に3000回行為に及んでただけのことあります。成さんも子供のころ吐き気がするくらいの美少年だったって自分で言ってるからな…。相変わらず話がでかいな…。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみに、「俺こう見えて昔は○○だったんだぜ」のヴァリエーションとしては、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「俺、昔神童って呼ばれてたんだぜ」 &lt;br /&gt;
「俺、勉強も運動もできてクラスの人気者だったんだぜ」 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
などもあります。それが偽りでも誇張でもなく「実際にそうであったであろう」というところに悲哀を感じます。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
以上、独断と偏見に基づいた「過去の逸話」談義でございました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おつきあいいただき、誠にありがとうございます。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/46453604.html</link>
			<pubDate>Thu, 15 Jan 2009 14:09:23 +0900</pubDate>
			<category>家庭環境</category>
		</item>
		<item>
			<title>本年度、がっかり大賞</title>
			<description>今年読んだり観たりしたもののなかから、個人的にがっかりだったものを挙げていきたいと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
■「肉体の悪魔」ラディゲ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あまりにもお話がお粗末で、これがどうして光文社の古典新訳に入っているのか不明です。&lt;br /&gt;
年端もゆかぬ若造が肉欲に溺れしだいに人間らしい情愛を失っていく、実に子供じみて浅はかな&lt;br /&gt;
物語です。どうやら自叙伝の趣が強いらしいので、私は著者を「肉体のラディゲ」と呼びならわす&lt;br /&gt;
ことにいたしました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
■「楽園への道」バルガス＝リョサ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
うーん…。ポール・ゴーギャンとその祖母であり革命家のフローラについての伝記小説ですが、偶数章にポール、奇数章にフローラ、と物語を完全並行させる試みは面白みに欠け、いたるところに回想の交る&lt;br /&gt;
構成も煩雑で分かりにくいばかり、芸術家とその祖母という題材が魅力的なだけに、&lt;br /&gt;
がっかり感のいや増す長編です。ラテンアメリカ文学はユニークで巧みなものが多いのですが、&lt;br /&gt;
こればかりは肩透かしでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
■「ロスト・イン・トランスレーション」&lt;br /&gt;
　「マリー・アントワネット」　ソフィア・コッポラ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いや、これ冗談でしょ。頭の軽いオンナノコたちが騒ぎたてたりアンニュイぶってるだけでしょ。&lt;br /&gt;
あまりの苛立たしさに、唯一劇場で席を立った映画です。私は、ソフィア・コッポラ、許せません。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/soulcapolimpic/46180576.html</link>
			<pubDate>Mon, 29 Dec 2008 21:44:55 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
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