世界最弱県立天照高校剣道部っ!!

剣道がしたくなる、そんな小説を目指します。あと、日記もw

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日向かぐやに騙された僕は―――――――――

結局、これからの生活の大半を学校で過ごすことになった――――――

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まさかの美しい先輩が男だということを告白された日から3日。今日が生まれて初めて部活動をする日だ。
ってか僕は部活動したことないんだけど。中学は帰宅部だったし。
いきなり僕剣道なんてできんのかな…
まぁいざとなったら、退部ってゆー手もあるし。
大丈夫か。
放課後、武道場まで歩きながらこんなことを考えていると、野球部の声が聞こえる。
うわぁ…青春だなぁ……
そう思ってしばし立ち止まって、他の部活動生の声を聞いていた。
―――柄にもないことをしなければよかった。
後悔先に立たず。このことわざは、今の僕にぴったりだった。
なぜなら…
「Σはぎゃっ!!!!」
――――――……竹刀が飛んできたからだ………
その竹刀は見事僕の頭にクリーンヒットし、僕はそのまま横に倒れた。
「伊万里ィッ!!!さっさと来ないかァァ!!!」
武道場から聞こえる怒声と、カラカラッと竹刀が転がる音を聞きながら僕は起き上がった。
竹刀を投げた人物はそう―――――――――我等が部長、日向かぐやだ。
あぁ、僕は今日生きて帰れるのだろうか……

「ってかなんで竹刀を投げてきたんだよ!!」
武道場に着き、日向かぐやの投げた竹刀を持ちながら上がった。
「そんなことはどーでもいい。むっ、靴はきちんと並べろ」
「はいはい」
ち。細かいことを気にするやつめ。
「あと武道場に入ったら、ちゃんと一礼してから入るのだぞ」
「はいはい」
そー言って改めて礼をした。うん、僕って素直。
「あー伊万里くん♪こんにちわっ」
「Σうわぁっ!」
出た!オカマの先輩、日置しずく先輩!やっぱ……慣れないなぁ…。
「うわー…『Σうわぁっ!』だって。ちょっと傷つくなぁ(;;)」
「あ……すみません」
「こら伊万里。お主、いくら先輩がオカマオカマと言われ続けてきたからってな、傷つくものは傷つくのだ」
「いや、お前それ言いすぎだろ。僕より言ってんじゃん」
はぁ…と溜め息をついた。こんなんで部活やっていけんのかなぁ…。
「あ、そうだ伊万里くん♪」
「はい?」
てか持ち直し早いなこの人。
「これから『ひかるくん』って呼んでいい?wwあたし、名前で呼ぶほうが好きなんだ♪」
あーそんなことかぁ。別に聞くほどのことでもないよな?
「あ、別に構いません。先輩のお好きなように」
「本当っ!!?wwありがとうっ^^」
満面の笑みで本当に嬉しそうだ。…こうやって笑っている先輩を見ると、やっぱり女の子にしか見えない…//////
「よし、それでは部活始めるとしよう」
日向かぐやの号令で人生初めての部活が始まった。

「整列ッ」
え、僕体育服でいいの?
「着座ッ」
えっ、えっ??正座っすか?
「姿勢を正して、黙想ッ」
黙想ってなんだよ――――――!!!!
まったくもって分からない。せめて、説明は事前にしてくれって。
ただ―――黙想が、目を閉じ、精神を統一するものだとは2人を見て分かった。
「―――やめッ」
あ、終わったんだ。
「ご神前に、礼」
ここでも礼か。なるほど。
「お互いに、礼」
と言って、日置先輩が1歩後ろに下がった。
ご神前に礼し終わったら………
『お願いしますッ!!』
顔を見合わせてお互いに礼をするのか。
「伊万里」
「ん?」
なんなんだ?いきなり呼んで。
「お主、何故に作業服なのだ?」
「はぁっ?!」
「いや、何故剣道着を着ないんだ?お主は剣道部員だろう?」
「剣道初心者で、何も分からないんだけど!!!」
ほんとに何も分からないんだよ!!!!何でお前が僕を剣道部に入れたのかが謎なんだけど!
そこ考えて!!
「そしたら剣道着、買おっか♪カタログもあるしww」
そう言って日置先輩が助け船を出してくれた。
「あ、はい。お願いします。なんか、すいません」
「いいよ♪あたしも最初は何も分からなかったもんww」
やっぱりなんだかんだいって、日置先輩の笑顔にはホッとするなぁ///
……日向かぐやの笑顔は身震いがするけど。
「それでは……今日の部活は伊万里の剣道着選びと、改めて剣道部の紹介をしよう」
あ、今日の部活は生きて帰れそうだ。

剣道着選びは、先輩がカタログを持っててくれたおかげですぐに終わった。
費用はもちろん自費だ。しかも左腕のところに『天照高』って入れるから、またちょっと費用がかさむ。
………お袋、いやお母様にお願いするとしよう…
ただ嬉しいことは、防具を買わなくて済むことだ。
今までの先輩方が、置いていったそうだ。
……ありがとうございます…名も知らない先輩方……
「えー伊万里の剣道着選びも終わったところで、剣道部の紹介に移る」
そう言って日向かぐやは、どこからともなくホワイトボードを持ってきた。
「まず自己紹介からしておこう。私は剣道部部長、1年の日向かぐやだ。そして部員で2年の日置先輩。以上、2名で活動中だ。質問は?」
「ありまくりなんですけど」
「なんだ伊万里」
「いや、2名ってどーゆーこと?3年の先輩は?」
「いやーそれがね、3年生の先輩はいないんだ(^^;)あたしが1年の頃に入った時には、3・1年しかいなかったし」
「で更に、先輩1人しか入んなかったんですか?」
「そーだねww」
いや、笑い事じゃなくね?これから…どーすんの?
「まぁ2名でも稽古は出来るからな。心配するな。それにお主が入って3名だ。万々歳だ」
「いや、僕初心者なんだけど」
しかも万々歳の意味が分からないし。
「初心者も何も関係ないだろう。これから力をつけていけばいいのだ」
「いや、2人とも経験者じゃん。追いつけるわけないじゃん」
「たわけェェェ!!!」
「Σうぉっ?!」
いきなり日向かぐやが大声を出して、僕は気圧された。目は真剣だ。
「『剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である。』」
「へ?」
「…………………」
「つまり力などは弐の次ということだ。まずは己の人間自身を鍛えることが大切なのだ。身体の力だけを求めようとすると己を見失うぞ。剣道はッ!!身体の力だけを求めるものではないッ!!!心の力・身体の力、双方の力を求めるのだッ!!!」
「……………………ッ!!」
「…かぐやチャンらしい説明の仕方ねw」
…圧倒された。というより、驚きを隠せないな……
「『追いつけるわけないじゃん』などではなく、『追いついてみせる』というぐらいの心意気ではいけないな。誰しも始発点は違うのだ。そこから高みを目指して行けばいい。剣道という素晴らしい道は『自分』というものを変えていくのに最適だぞ。後ろ向きな『自分』を変えていけ」
ニッとアイツは笑った。
きっと……コイツも剣道で変わったんだろうと思う。
僕も…………頑張ってみようかな。
「あ、言い忘れていたが」
「ん?」
「部費は一括払いだからな。して金3万円也」
「は!!??」

――――――誰かコイツの金銭感覚を変えてくれ………

††続く††

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