私的・恥的音楽探訪
中島みゆき 「化粧」 について思う。敬愛してやまない中島みゆき。その名曲の一つ、「化粧」
ファンの方には説明不要な有名曲。私が初めて聴いたのも、もう
ウン十年前の出来事。確か高校か、遅くても大学時代。その時から、かすかな
違和感を感じていた。みゆきの歌に違和感を感じるなんておこがましい、
なんてマジで考えたりもしていた多感な頃だが、違和感の正体は
意外と早く気付いた。とりあえず、歌詞を紹介。
(こんな記事、誰も読まないだろうけど情報のカスとして、どこかに残れば・・・)
↓ こちらが歌詞
化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど
せめて今夜だけでも きれいになりたい 今夜あたしは あんたに逢いにゆくから 最後の最後に 逢いにゆくから あたしが出した 手紙の束を返してよ 誰かと二人で 読むのはやめてよ 放り出された昔を 胸に抱えたら 見慣れた夜道を 走って帰る 流れるな涙 心でとまれ 流れるな涙 バスが出るまで バカだね バカだね バカだねあたし 愛してほしいと 思ってたなんて バカだね バカだね バカのくせに 愛してもらえるつもりでいたなんて 化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど 今夜死んでもいいから きれいになりたい こんなことならあいつを捨てなきゃよかったと 最後の最後に あんたに思われたい 流れるな涙 心でとまれ 流れるな涙 バスが出るまで 流れるな涙 心でとまれ 流れるな涙 バスが出るまで バカだね バカだね バカだねあたし 愛してほしいと 思ってたなんて バカだね バカだね バカのくせに 愛してもらえるつもりでいたなんて 紫の部分が、サビです。
この最初の「バカだね」の連呼は納得いきます。愛されるはずがないのに
勘違いしてバカだった、と。 しかし2回目の「バカ」に強い違和感。
「バカであること」が愛されない理由のようにも受け取れる言い回し。
文章的な破綻はありませんが、感覚的には違和感を感じませんか?
では。「バカ」ではなく何なら、うまく当てはまるのか。
そこで2番の歌いだしの言葉がキラリと(いや、ドス黒く)生きてくる。
曰く・・・
化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど
今夜死んでもいいから きれいになりたい こんなことならあいつを捨てなきゃよかったと 最後の最後に あんたに思われたい 主人公女性は、ここではっきりと「顔の良し悪し」が「愛される・愛されない」を
決める判断基準だと、断定している。
「顔が悪い」ことに関する問いかけの帰結が「バカ」であっては
やはり少し違和感が残る。
もうお分かりですね・・・。
こんな回りくどい説明しなくても、すぐにピンときました。
あ、この部分、「ブス」 だったんだろうなって。
無論、中島みゆきに聞いたワケではないし、何の証拠もありゃしませんが、
この曲をご存知の方、最後の「バカ」を「ブス」に変えて口ずさんでみて下さい。
比喩も何もあったもんじゃない、中島みゆきには多くない表現ですが
かなり鬼気迫る、グッとくる歌になるような気がします。
おそらくは、本人の意図により想像力の余地・拡大解釈の有効範囲から
鑑み「バカ」とするのが当然の選択だったのだと思いますが。
まぁ全部 私の妄想なんですけどね。
でもね、若き日の鋭く尖った中島みゆきが、日本酒でもあおりながら
ブス・・・と呟いてる姿を想像するとね。
最高にドキドキするんですよ。
ふと気が向いて、長文垂れ流しちゃいました。
1人でいいから、この記事を読んで、ニヤリとしてくれる人がいることを。 |
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