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CD関連の仕事をしている知り合いが、
倉庫の整理をしていて出てきたいらないCDを
何枚か分けてくれました。
其の中で、ひそかに一番惹かれたCDが、これでした。
上田正樹、憂歌団、たかじん、
Boro、川島英五、もんたよしのり、
そして、ウルフルズ...、
名前を聞くだけで、猥雑な大阪はミナミの繁華街が、
思い浮かぶラインナップのオムニバスCDです。
「全部、歌謡曲やんけ。」
といわれればそれまでかもしれませんが、
一曲一曲、印象的な歌詞と、
実に趣向を凝らしたアレンジが施されています。
どこかで聞いたことのある曲ばかりなのですが、
改めて聞き返すと、新たな発見の連続です。
♪夢しかないよな男やけれど、
一度だってあんた憎めなかった
・・・上田正樹「悲しい色やね」
♪夢見る頃すぎても愛し合えていけたら
おまえのこと幸せにできたやろか
・・・憂歌団「大阪ビッグリバーブルース」
♪うまいこといわれへんけど
夢追いかけるあんたを
待てないうちのせいやから
自分のことせめたらいかんよ
・・・やしきたかじん「大阪恋物語」
♪おどりつかれたディスコの帰り
これで青春も終わりかなとつぶやいて
あなたの肩をながめながら
痩せたなあと思ったら泣けてきた
・・・BORO「大阪で生まれた女」
人生の中で、熱い季節というのは、
おそらくそれほど長くはなく、
気が付けば、まばたきをする間に、
ふと終わってしまうような
そんなものかもしれないなあと、
最近思ったりします。
そして、エネルギッシュで猥雑な
我ら関西人だからこそ、
そういった心の襞みたいなものを、
どぎつく感じてしまい、
そして泥臭く表現してしまうのでしょう。
音楽の嗜好という物は、
育ってきた環境が形作る遺伝子の中に、
作りこまれていくものです。
このCDを聞いていて
こんなソウルフルな楽曲にあふれた
関西に生まれた偶然に
感謝しなければと思いました。
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