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やあ、ガンテ、元気やったか?またジャマしたな。
オレ、皆勤賞やで。お前の墓参り欠かしたことないからな。
時々、意味もないけれど、こんな妄想をすることがある。
お前が40歳になったら、50歳になったら、
一体どんなおっさんになるんやろうって。
まあ、そんなにも変わらんのかもな、お前はお前のままで。
あんまりこんないい方はよくないけれど、
重みも深みもなく、ぺらんぺらんなまま歳をとる奴が多なった。
ええ年こいたおっさんが、子供みたいなことを言う。
へんてこな理屈を振り回して若い奴を支配しようとする。
アホかと思う。
言うてもおれも、もうすぐ40だし、
そんな風になるぐらいなら、お前みたいに、
オレもさっさと逝ってしまうほうがいいような気がする。
でも、あれだなあ、歳はとりたくないなあ。
子供の頃に木登りをした木が、
いつの間にか切り倒されていた。
それほど老いぼれた木でもなく、
たしか、毎年春になると桜の花を咲かせていた。
桜は潔く散っていくからこそ、美しい。
そして、来年へ向けて、生きてゆく。
でも、切り倒すこと自体には
なんか意味があるのかもしれないけれど、
本来ならば、切り倒されるのではなく、
桜の花は、潔く散るからこそ美しく、
そして、あとに何かを残す。
オレもそんな散り方をしたい。
そう、お前が、おれたちに伝説と
このバンドを残してくれたように。
また来るよ。
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