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ここ最近立て続けに、おかしな夢というか、夢なのか現実なのかよくわからないものを見る。
それは、毎朝4時ごろ決まって現れる。いつも部屋の隅っこにいて、僕を見ている。金縛りとか、そんなのはない。普通に寝返りを打ったり、首をおこしたりできる。それの気配を感じて目が覚めるというか、なんとなくうつらうつらとして、それの姿を見ている。
それの姿は、高校生か中学生ぐらいの女の子だ。きれいな黒髪の毛を左右に振り分けてくくっていている。部屋は暗いはずなのに、なぜかそういうふうに見える。その子は、別に悪いことをするわけでもなく、ましてや僕の首を絞めたり、なにか攻撃をしかけてくるわけでもなく、ただ、部屋の端っこでたたずんでいる。
不思議と、気持ち悪いとかそんなのはない。彼女が現れると、妙にうつらうつらしているはずなのに、決まって感覚だけがさえてくる。けれど、いつもそいつは幻かなんかだし、部屋の端っこに突っ立っているだけなので、別になんとも思わない。
いつも現れるたびに思っていた。もしも、彼女が生身の体を持っていて、そこに本当に突っ立っていたらと考えたら恐ろしい。彼女が不法侵入として訴えられるか、あるいは僕が、青少年育成条例違反として引っ張られるか(後者の可能性が高いだろうが)、確実にどちらかで、警察のお世話にならなければならないからだからだ。
あまりにしつこいので、おとつい、「お前はだれやねん!」と怒鳴った。そのときは、なにやら分の悪い顔をしてふと消えていったのを覚えている。あんがい、幽霊か怨霊かなんか知らないけれど、そういう類にしては、あっさりした奴だなあと、妙に感心したのを覚えている。
昨日だったか、またそいつが現れた。僕は「またか」と思って無視を決め込んだ。すると、彼女がこちらに近づいてくる。昨日怒鳴ったから今日は近づいてきたのかと、妙に冷静に考えていた。さあ、何とでもしやがれ、幽霊のスカスカの手で首絞められたって、そんなもん屁でもないし、どっからでもかかって来んかい!なんて思っていた。
そしたら、彼女は僕の耳元に顔を近づけてきた、いよいよきやがったか!と覚悟を決めたら、優しい声で、こういった。「いつも起こしてごめんね。」どこかで聞いたことがあるようなないような、そんな声だった。何じゃそれは?と思ってしまった。
今日の朝、またやってくるのかと思ったけど、今日は来なかった。もうこないのかな、いろいろ根掘り葉掘り聞いてやろうと思っていたのに。
幽霊や怨霊など、僕は詐欺師が人を脅してダマくらかすための作り話だと思っているので、そんなものは存在しないと思っているし、怖くもなんともない。悪い人の中は、僕のこの話を聞いて、守護霊が降りてきたとか、逆に何かに取り付かれたとかいって、その気にさせて、おまつりだのお祓いだのといって、がっぽり儲けようとする。
よく考えれば、そいつは絶対に守護霊ではない。守護霊がお下げ髪でセーラー服なんか着ているとはおもえない。仮にそうだとしたら、からかわれているとしか思えない。せめてもうちょっとらしいのに守護してほしい。逆に憑りつかれたんなら、僕が一喝しただけで退散なんて、幽霊や怨霊とかならもっとがんばってくれよって思う。
そういうことをしてお金を儲けている人もどうかと思うが、それにおいそれと大金を叩ける神経が僕にはまったく理解できない。ましてや、その”教祖”みたいな人を崇め奉り、あの人はすごい、すばらしい、だなんて、気が狂っているとしか思えない。それは、金正日に、忠誠心競争をしている北朝鮮の人々と変わらない。
もしもその子が本物の幽霊だとしたら、ちょっとかわいそうだったかもしれない。出るところを間違えた彼女が悪いのかもしれないが、僕みたいな屁理屈こねのところに降りてきて、彼女も災難だったろうとおもう。朝起きて、仏壇に手を合わすときに、彼女のことを少し気にした。それだけで、彼女には許してもらえるだろうか。
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新手の、座敷童か?
行く場所がないんでしょ、付き合ってあげてください、
2016/5/12(木) 午前 8:12