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僕は、このふたつのことに集約されると思います。
「言ったことは守る」
「間違いは素直に認めて、謝り修正する」
偉い人になるほど、これがなかなかできません。知り合いの大学院生が、竹中平蔵氏の話を聞きに言ったといってました。確かに、頭もよくて面白い人なので、彼が話しに引き込まれたというのもよくわかります。
けれど、僕にはこの人が、牟田口廉也という昭和時代の軍人とかぶります。牟田口という人は、補給兵站をまったく無視して、ビルマからインドまで兵隊を徒歩で攻めさせたというむちゃくちゃな人です。途中には8000メートルもある山脈や、とんでもない幅の川があったり、作戦途中で雨季がやって来て、日本では考えられないような大雨が降るようなところをです。
もちろん、たちまち補給は途絶、武器弾薬食料は底を突き、退却をしようにも、機動力を持ったイギリス軍に退路を立たれて、多数の兵隊さんが戦わずして病気や飢えで死んだといいます。
彼は戦後、この作戦の失敗の言い訳に終始し、死ぬ間際になっても、自分のいいわけをしたため、自分が死んだあとは、その言い訳を印刷物にして、参列者に配るようにと遺族に言ったといいます。
竹中さんも似ていると思います。彼が、小泉内閣の下で進めた改革の結果は、今のこの日本の有様です。事実この国には、この人の進める改革のやり方に従った結果、20人に1人が失業者となり、大学生の5人に1人は就職内定がもらえなくなり、みんながうつむいて暮らすようになってしまったのですから、「俺は知らん」、とは言わせません。
けれど、テレビやマスコミに出るたび、この人は言い訳に終始します。非常にみっともない。この人が口を開くたびに、ああきっと、牟田口って人はこんな人だったんだろうなと思ってしまいます。
別に、やってしまったことは仕方がありません。この人だって悪気があったわけではなく、それなりにベストを尽くした結果ですから。やったことを責めているのではない。でも、明らかに失敗しているものを、いろいろな屁理屈をこね回して言い訳をするのは、やはりいただけません。
いろいろな理論や理屈を知っていることは、尊敬されるべきことかもしれないけれど、そのまえに、あたりまえの大人としての振る舞いができなければ、そんなもの、への足しにもなりません。その大学院生には、そのことに気がついてほしいものです。
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