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故人が営んでいた事業を継承し相続するにあたって気を付けなければならないポイントは、二つである。一つ目は、負債と資産を把握するということだ。そして、日々のキャッシュ・フローをも把握するということだ。外見上、事業を継承、などというと非常に聞こえはいい。しかし、事業を継承するということは、大変なことである。そこには、多くの他人が従業員として働いている。彼らには、賃金も払わなければならないし、彼らはその賃金で日々を生活している。ということは、彼らの後ろには彼ら従業員の家族もいるということだ。従業員は支払われる給料を当てにして、家族共々生活を毎日成り立たせている。責任は重大である。だからこそ、最初の段階で、負債と資産を把握し、キャッシュ・フローも把握することは、故人の事業を継承するか相続するか否かを判断するにあたって、非常に大切なファクターになってくる。 |
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相続にあたって、大切なことの一つに専門家である弁護士や会計事務所の選択ということがる。この選択を間違えると、後々大変なことになり、結局のところが、会計事務所や弁護士を肥やし喜ばすだけになってしまう。 |
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相続するか否かを決しなければならない時、気を付けなければならないことがあります。相続放棄が許されている3ヶ月と同じ期間中に、税務署に故人の税金等を生産し、相続税等の計算報告も申告しなければならないのです。しかし、世間一般では、相続放棄などという制度があること自体知らない遺族も多いのです。そこで、税務署への相続申告に際し、現金の相続がなく相続税も0円というような申告をした場合、それで相続しなかったということになると勘違いしてしまうケースが非常に多いのです。この辺のことは、もっと国が、遺族に相続に際してどのような制度があり、税の申告と相続とはまた別のものであるというようなことを知らせる必要があると思います。必ずしも、全ての遺族が、必ず税理士を使うとは限らず、また、弁護士に依頼するとも限らないのです。ということは、そのような専門家と接触しない遺族にとっては、相続放棄等の制度があること自体知る由もないのです。 |
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故人が他界直後、一番大切なことは、全ての情報を出し惜しみすることなく開示し、全ての遺族で共有することである。伴侶だけが、大切な情報を隠し持ったり、一部の子供だけが大切な情報を隠蔽したり、というようなことは絶対にあってはならない。そういうことがあると、必ずや相続においての判断をあやまることになる。故人他界直後に、正しく情報開示がされず間違った判断をしてしまうと、そのことが原因で多くの人間の貴重な時間が無駄に費やされ、結果としてはマイナスってしまい後悔だけが残り、故人の遺志にも反してしまうことになりかねない。 |
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相続の時、相続人である遺族が翻弄され判断を間違える一番の原因は、故人の遺志である。遺言状や、生前伴侶や子供達に伝えていた故人の遺志に呪縛され、翻弄されて、正しい判断ができず、挙句の果て、家族内で不協和音が生じてしまう。相続時から相続後にかけて、よくある出来事である。家族の中で、遺族である家族の思いを優先し大事にしようという意見の派閥と、いや、故人の遺志を尊重しようという意見の派閥が、必ず生まれる。そして、両者間での意見の相違は、単なる不協和音から、絶体絶命の関係へと発展してしまうことが多い。 |







