ハート先生のブログ

質問やコメント、意見など、どしどしお寄せください!

心電図ワンポイント

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全9ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]

[ 次のページ ]

この波形、心房細動です。しかもレートが速めです。およそ100〜150/minあたりで変動しています。このような場合、虚血が起こりやすくなります。もともと心房細動では、心房収縮が働かないために心室への充満血液量が減少します。それに加えて頻脈傾向になりますと心室への充満血液量がさらに減少し、拍出量も少なくなることで冠動脈への血液供給も低下します。一方で頻脈では心筋の酸素消費が増大することで虚血が起こりやすくなります。
イメージ 1

ただし、上段の波形は通常のモニター誘導で第Ⅱ誘導ですが、この波形では虚血に伴うST変化は、あまり明確ではありません。しかし、下段の胸部誘導のV5では、はっきりと確認できます。このようにafでレートが速くなり虚血の存在を疑う場合にはV5のモニター誘導がお勧めです。
イメージ 2
イメージ 3

VT????

皆様方にとって一番やっかいで、かつ分かりやすいような分かりにくい不整脈の一つがVT心室頻拍ではないかと思います。
今日、コメントで書きました部分に関連するのですが、VTと判断する場合、まずレートが(成人の場合)およそ120/minを超えていて、QRS幅が広い波形が連続していることです。
 
レートが100/min以下ですと、いわゆるslowVTという促進性心室固有調律で、この場合も幅広のQRS波形であることと、もう一つ(これは本物のVTも共通ですが)そのQRS波形の前に先行するP波が無いということです。
 
もし形が違うQRS波形であったとしても、その前にP波が存在する場合、一過性の脚ブロックを疑います。これを、しばしばVTや、類似の現象と勘違いします。正常QRS波形から幅の広い形に突然変わり、しかしレートは、ほとんど変化していない場合、この一時的あるいは間欠的な脚ブロックの可能性があります。
 
さらに、一時的に脚ブロックに陥り、かつその時に洞性頻脈(sinus tachy)になると、これがVTに見えてしまします。
 
ともかく先行するP波があるかどうかが判断のポイントです。
 
 

右側胸部誘導の撮り方

イメージ 1

久々の心電図ワンポイントです。
ここ最近、続けて「右側胸部誘導の撮り方を教えてください」という質問がセミナ―終了後にありました。そのため、通常の胸部誘導に加えて右側誘導を撮る基本を説明します。

まず、通常の四肢誘導と胸部誘導を記録します。これは右側誘導を撮る場合でも、必ず標準の12誘導を記録します。
その後、胸部誘導のV3,V4,V5,V6電極を対称の右側に移します。この場合、V1とV2はそのままで位置は変えません。また、四肢誘導の電極位置も変えません(四肢誘導を逆に変えると思っている方がいますが、これは変えません)。すなわち、標準12誘導にV3R,V4R,V5R,V6Rを加えることになります。

発作性心房細動

発作性心房細動は、最近増えている不整脈の一つです。英語ではparoxysmal atrial fibrillationといい、略してP-af(パフ)と表現されます。
この不整脈の捉え方で、P-afとは心房細動で脈が速まった状態と思っている方が、時におられます。
心房細動で脈が速い状態はafでtachy(心房細動+頻脈)となります。P-afとは発作性ということですから、突然起こり、また自然に治まってしまう(洞調律から突然、心房細動となり、また洞調律に戻る)ものをいいます。
ちなみに、自然には洞調律に戻らないが薬剤などの治療で戻すことができる場合、持続性心房細動(persistent af)といい、いかなる方法でも正常洞調律に回復できない場合には、永続性心房細動(permanent af)と表現します。

全9ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事