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この波形、心房細動です。しかもレートが速めです。およそ100〜150/minあたりで変動しています。このような場合、虚血が起こりやすくなります。もともと心房細動では、心房収縮が働かないために心室への充満血液量が減少します。それに加えて頻脈傾向になりますと心室への充満血液量がさらに減少し、拍出量も少なくなることで冠動脈への血液供給も低下します。一方で頻脈では心筋の酸素消費が増大することで虚血が起こりやすくなります。
ただし、上段の波形は通常のモニター誘導で第Ⅱ誘導ですが、この波形では虚血に伴うST変化は、あまり明確ではありません。しかし、下段の胸部誘導のV5では、はっきりと確認できます。このようにafでレートが速くなり虚血の存在を疑う場合にはV5のモニター誘導がお勧めです。
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心電図ワンポイント
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皆様方にとって一番やっかいで、かつ分かりやすいような分かりにくい不整脈の一つがVT心室頻拍ではないかと思います。
今日、コメントで書きました部分に関連するのですが、VTと判断する場合、まずレートが(成人の場合)およそ120/minを超えていて、QRS幅が広い波形が連続していることです。
レートが100/min以下ですと、いわゆるslowVTという促進性心室固有調律で、この場合も幅広のQRS波形であることと、もう一つ(これは本物のVTも共通ですが)そのQRS波形の前に先行するP波が無いということです。
もし形が違うQRS波形であったとしても、その前にP波が存在する場合、一過性の脚ブロックを疑います。これを、しばしばVTや、類似の現象と勘違いします。正常QRS波形から幅の広い形に突然変わり、しかしレートは、ほとんど変化していない場合、この一時的あるいは間欠的な脚ブロックの可能性があります。
さらに、一時的に脚ブロックに陥り、かつその時に洞性頻脈(sinus tachy)になると、これがVTに見えてしまします。
ともかく先行するP波があるかどうかが判断のポイントです。
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今月の質問コーナーです。
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久々の心電図ワンポイントです。 |
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発作性心房細動は、最近増えている不整脈の一つです。英語ではparoxysmal atrial fibrillationといい、略してP-af(パフ)と表現されます。 |




