対話の会と共産に協力要請へ 滋賀県議会 民主・県民ネット
滋賀県議会(定数47)の第二会派「民主党・県民ネットワーク」(16人)は1日、新たな県議会議長の選出に際して「反自民」の統一候補を擁立することも視野に、県議選で新幹線新駅問題の「凍結」や「中止」を訴えた「対話の会・びわこねっと」(5人)と共産党県議団(3人)に対し、3会派で協力するよう申し入れる考えを明らかにした。
会見で出原逸三代表は、議長選出について「新駅問題について凍結・中止で審判を仰いだ3会派を基本にした枠組みの中で考えたい」と述べ、同ネットを中心に反自民勢力が結束する必要性を訴えた。
3会派が共同歩調をとれば、議員数は24人となり、過半数を1人上回る。同ネットは、県議選で最大会派の「自民党・湖翔クラブ」(19人)が過半数割れしたことを受け、両会派の関係者と接触、議会運営でも過半数を維持する方向を探っている。
「対話の会・びわこねっと」との話し合いでは「兄弟会派として、リーダーシップを発揮してもらいたいという声をいただいた」とし、共産党県議団との連携も「議会改革という点で互いに共通するものがあれば、やっていける」との感触を得たという。
出原代表は「民意は、今までの自民党による政治から新しい政治体制での議会運営、議会改革を求めたものと判断している。反自民勢力で結集し、議会改革や新駅問題に取り組む体制をつくりたい」と述べた。5月1日22時57分配信 京都新聞
先月の統一地方選挙で、栗東市に新幹線新駅を建設することに否定的な民主、対話の会・びわこネット、共産党の三会派が議会の過半数を超え、議会の主導権を握りそうだ。
民主会派代表が、久しく続いた自民主導の議会運営の主導権を奪い取るために、立場の近い「対話の会・びわこネット」だけではなく、どちらかというと対立してきた共産党との連携をも辞さない柔軟な態度をとった。本来であれば民主会派は、共産党よりも公明党との連携になるはずだが、議会で過半数を得るには公明の2議席では足りないため3議席の共産党と連携して反自公に軸足を置いた形になった。
民主会派が議長ポストを獲得するためには共産党の協力が必要となるが、これまで共産党は議長選挙で独自候補を擁立しており民主会派との議長選での連携はどのようになるかはまだ不透明だが、共産党は原則として「第1会派から議長を、第2会派から副議長」を出すこと、「政務調査費の領収書添付義務化」、「交渉会派条件の五人から三人への引き下げ」などを提案しており、民主会派は共産党の提案する議会改革案にも理解を示すなどかなり積極的である。
自民党・湖翔クラブは共産党の提案を受け入れることを否定しており、民主会派が提案を受け入れれば共産党はこれまでの慣例を崩して民主会派と連携し、非自公の議長選出に共同歩調をとる可能性もでてきており、11日に開かれる臨時県議会まで水面下の駆け引きは続きそうである。
ただ今回、共産党滋賀県議団はかなり非自民議長選出に乗り気なので、滋賀県政史上に残る議会になるかもしれません。
滋賀県議会会派構成(定数47名)
自由民主党・湖翔クラブ 19名(40.43%)
民主党・県民ネットワーク 16名(34.04%)
対話の会・びわこねっと 5名(10.64%)
日本共産党滋賀県議会議員団 3名( 6.38%)
公 明 党 2名( 4.26%)
湖 政 会 2名( 4.26%)
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