11月17日(金)に表記の研修会に参加してきました。

講師は門司メディカルセンターの蜂須賀先生でした。

まずは、最近注目を集めた自動車事故の話から入り、

てんかん発作や、認知症の方が事故を起こしていることがクローズアップされているという現状から話を始められました。

一般に高齢者の交通死亡事故は多いとされていますが、

実は、高齢者の死亡事故は歩行者が半数を占め、

車に同乗していた事故でも、高齢者は後部座席で死亡率も高いとの統計データを示され、

また、人口あたりの死亡事故についても(※第一当事者)高齢者のそれは、20歳台後半のものと同じ水準であることが示されました。
※第一当事者
 
交通事故が発生した場合、その事故に関った人はすべて当事者であるが、基本的には当事者のなかでいちばん過失が重い人が、「第1当事者」と言われる。

認知症では明らかに運転時の反応時間も遅くなるそうですが、

認知面で問題のない高齢者では、反応時間は若い人と比べても遜色がなく、高齢者の運転は危ないと単純に考えるのは問題がありそうだということを言われていました。

また、半側空間無視の患者さんでは運転免許適正検査基準では合法的に合格する可能性があり、注意障害の検査が境界域にある方が、自損事故を起こした事例を挙げ、注意障害やその配分、二重課題などシミュレータによる確認も必要であることを述べられました。

実車評価はゴールドスタンダードと考えられていますが、実車教習でも健常者で見られる範囲内であれば、運転不可とは判断できないそうで、

この点でも医療機関や教習所、県警
との連携が必要と話されていました。

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最後に、脳損傷の患者さんの運転再開には、通常2年程度の経過をみて判断されているとのことで、

最長8ヶ月程度までしかフォローできない回復期リハのみで判断を下してしまうことはできないし、するべきではないと考えられました。

今後も自動車運転再開に向けての勉強会や群馬県内での活動推進に尽力しなければならないことを感じる研修会でした。





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リハビリ栄養

昨今、リハビリ栄養が注目されています。

低栄養でリハビリを行っても効果は薄く、結果は出にくいとされます。

そこで最近は栄養補助食品が活用されていますが、

運動後に
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というものを試行で利用し出しています。

食事で栄養が摂れる方は不要ですが、食が細くなりすぎていたり、やせの傾向が強くなりすぎている方では有効です。

また、今月にはこれも発売されたようです。

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 上の商品は森永、下は大塚製薬。各社おいしく飲みやすく、リハビリの効果が高い栄養素を配合して、しのぎを削っています。
 
 このような栄養補助食品は運動後30分以内が飲み時です。栄養補給にもタイムリーな時期がありますので、是非ご協力ください。

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フィールド医学2

 昨日に引き続き、フィールド医学ですが、

 食の多様性と主観的幸福度についてです。

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 図中に記載がありますが、普段から多くの種類の食品を食べる人の方が、幸福感を感じているようです。

 確かに食生活が豊かな方が幸せな感じがしますが、食生活が豊かだから幸せと感じるのか、幸せを感じないから食生活も貧しくなるのかはわかりませんが、食の多様性と幸福度には関係があるようです。

  また、孤食と抑うつにも関係があります。
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 一人暮らしでは一人で食事をpすることも多くなります。しかし、このグラフが示すようにできる限り誰かと食べる環境を持つことが、うつにならない生活のためには必要でしょう。

 社交的な一人暮らしは良いのですが、積極的に交流を持たない方ではうつ病のリスクも高くなりそうです。

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2004年に開始された、土佐町フィールド医学10年のあゆみから
運動と将来の介護認定についての報告です。

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 土佐町内の高齢者を対象に左側の5項目のうち、3項目以上できるか否かで、2年後の要介護認定を調査しました。

 5項目中3項目にハイと答えた方(4と5はイイエのようですが・・・)は、2年後の要介護認定率が3%でしたが、3項目に至らなかった方では認定率が12%でした。

 運動機能や転倒をしないことが要介護認定にならないために必要なことのようです(4倍要介護状態になりやすい)。

 ローマは一日にしてならず。運動機能を高め、転倒をしない体をつくるには普段からの活動量維持が大切で、やはり健康で年齢を重ねていきたいものです。

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Walkaideの講習会を行いました。

walkaideは、脳卒中や脊髄損傷などの患者さんで起きる ”下垂足” を改善します。

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 また、短下肢装具を使わずに歩けるような可能性を広げる機器です。

動画はウォークエイドの紹介です。海外ではかなり長く使われています。

 歩行で利用する傾斜センサーモード以外でも、様々な応用がされ、自転車エルゴ、相反抑制を利用した筋痙縮軽減、立ち上がりへの応用、立脚の際への応用、ミラーセラピーやメンタルプラクティスの応用など、様々な使い方についてご教授いただきました。

 当院での使用範囲も順調に拡大しそうです。お忙しい中、帝人ファーマさんには半日おつきあいいただきありがとうございました。



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 フレイルについては、以前お示ししましたので、以下を参照してください。

 それで、今回は社会的フレイルについてです。

 国立長寿医療センター牧迫氏の報告ですが、

 独居や他者との関わりが、将来の要支援・要介護の発生リスクになるか検証したものです。

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 2年以内の要支援・要介護の新規発生と関連していることが確認された項目は、1)独居である、2)昨年に比べて外出頻度が減っている、3)友人の家を訪問していない、4)家族や友人の役に立っているいない、5)誰かと毎日会話をしていないの5項目が抽出されました。
(すべてハイと答えるとリスクが増すよう文章を変更しました)

 この5項目のうち、2つ以上該当で社会的フレイル、1つに該当する場合社会的プレフレイルとして定義し、2年以内の要支援・要介護発生リスクを調べると、社会的フレイルに該当した高齢者は、1.7倍高かったとのことです。

 高齢期では社会的な環境や活動状況についても考慮することは、フレイルに陥らないためにも大切なことのようです。

 友人、家族と良好な関係を保つことも、大事でしょう。
 社会的孤立やフレイルを減らし、要介護に陥る方を少しでも減らすことも我々リハビリ関連職が啓発すべきことだと思います。


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過食防止と体重減少

食事前のホエイプロテインが過食防止、体重減少に効果があるとのこと。2014年テヘランからの報告です。

 

 被験者は45人の男性、BMI2540(ふくよか〜かなり肥満)の方に実施し、26名にホエイプロテイン、19名に大豆プロテインを夕食の30分前に摂取してもらいました。

その後は同じ食事、行動パターンで過ごします。

 

 12週間後の体脂肪と食欲の変化をみると、

ホエイプロテイン群は平均 -9.2%、大豆プロテイン群は -3.1%の体脂肪変化があり、体重減少はホエイプロテインが平均 -6.3kg、大豆プロテイン群が平均 -3.5kgでした

 
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lbsはポンドですね・・・

 Lean Body Massは日本語で「除脂肪体重」のことで、筋肉の増加(Gained)と考えても良いと思います。


 しかも食欲の減少、炭水化物摂取量の低下を認めたとのこと。

 

これからわかることは、

食事前にプロテインを摂取すると、

・食欲が抑えられ、

・体脂肪が減り、筋肉は増え、

・体重は減少、

・また、大豆プロテインよりホエイプロテインの方が効果が高い

と言えそうです。

 

 低栄養の高齢者には適さないと思いますが、若年のふくよかな方には効果がありそうです。


 某氏にも勧めたいと思います。


 注意点は12週という比較的長期であるということ。

 短期では効果は出にくいようです。

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ST室の目標管理

 数年前から人事考課制度を始め、最近は、目標管理も行っています。

 フィードバックも大事なので、最近はお互いに面接で発言したことをデータとして残すようにしましたが、STでは話し合って決めた半期のセラピストとしての個人目標を見える化し、みんなで閲覧できるようにしています。

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落書きじゃなくて個人目標一覧です。低すぎる目標では後輩に示しがつきません。

 ここまでするのは嫌がる人がいるかと思いきや、全員に同意をいただいて始めたそうで、当院のST室に限って言うと、みんなこれを肯定的に捉え、有言実行するためのツールとしています。

 これにより、10数年の経験者でも、後輩に遅れを取らないように頑張りますという声も聞こえてきました。

 目標管理を上手に使い、ST室の士気は高まっているようです。

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チームST14名

Excellent!!

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飲む食べる、消化する、出す。

人間の生命維持に大事な機能です。

このうち今回は”出す”ということですが排便の際にはこの人の姿勢が良いようです。

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 この姿勢が、直腸が重力に対して垂直になるので、排便がしやすくなる姿勢と言えます。

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 上の図のように普通に便座にすわるよりも、体と股関節のなす角が35°が理想のようです。

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 最近はこんな台も売られており、トイレにいる時間が有意に短縮したとの報告もあります。

 快食、快眠、快便。昔からよくいいますが、血圧上昇を押さえる意味でも良いのではないでしょうか。
(100円均一で代用できそうなものもありそうです)

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 トーオフ(ToeOFF®)は、カーボンコンポジット製の超軽量短下肢装具です。


 1997 年に登場したトーオフは、多くの経験をもとに、新シリーズの短下肢装具「イプシロン」「ブルーロッカー」「トーオフ日本人タイプ」「キディゲイト」が開発され、幅広いユーザーへ対応しています。


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特徴としては、


① 支柱が、アキレス腱などを圧迫する事がないようデザインされています。またこれによりアシストを持ちます。
② カーボン、ガラス繊維などからなり、軽量。
③ 足底面の素材により、ダイナミックで機能的な歩行パターンを実現。
④ フットプレートが薄く、靴に合わせ削れるので靴が履け、薄くズボンに隠せます。
⑤ 踵を覆わないので、正常なバイオメカニカルチェーンでおこる踵骨の動きを阻害しません


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 足首の固さが3種類あるようで、歩行安定性によって上記3種類を使い分けてくださいとのことでした。

 パラリンピックなどでも活用されているようですが、
 カーボンによる足首ジョイントのような形になるので、
 蹴り出しと踵接地の際、両方とも少しアシストしてくれるように感じるので
 より歩きやすくなることでしょう。

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