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30日、福岡市のマリンメッセ福岡で行われるWBC世界フェザー級タイトルマッチを展望する。
▽12回戦
WBC世界フェザー級チャンピオン
越本 隆志 (Fukuoka、35歳)
42戦39勝(17KO)1敗2分
vs
チャレンジャー・ランキング14位
WBCユース・フェザー級チャンピオン
ルディ・ロペス(メキシコ、22歳)
20戦18勝(12KO)2敗
日本人最年長世界王者の越本は、今年1月に2度目の世界挑戦で
池仁珍(韓国)を接戦の末、2−1の僅差判定で破り戴冠。今回が初防衛戦である。
コリアンファイター・池の前進を阻んだサウスポースタイルのアウトボクシングは健在。
パンチは左右とも手打ちに見えるが、その分、サイドへの動きが素早いのが特徴だ。
決して派手さはないが、ベテランらしい試合運び、絶妙の距離感で勝負するボクサータイプ。
チャレンジャーのロペスはWBCユース(23歳以下)の世界王者。
といっても、ユース王座は何年か前に新設されたばかりで、権威のほどには?マークが付く。
日本では正式に認められていないが、元日本ランカーの杉田真教(当時天熊丸木)が
テストケースとして、新人時代にスーパーバンタム級のユース王座を獲得したことがある。
ロペスは昨年12月にメキシコタイトルに挑みKO負けを喫しているということから、
実力的にはメキシコ国内ランカー程度と見積もられる。
スタイルは好戦的な右ボクサーファイタータイプと伝えられており、
メキシコ人ということでそれなりのテクニックを併せ持ったファイタータイプと想像できる。
展開は、ロペスが距離を詰めようと前進し、越本がどっしり迎え撃つことになるだろう。
越本にとっては初のメキシカン相手ということで、いつものように距離を取りつつ、
ロペスのパンチの伸びや角度を序盤はしっかり見極めたいところ。
ロペスの力を見切ってしまえば、後はアウトボクシングでポイントを連取していくことになるだろう。
ただ、相手は22歳という越本にはない若さを持っている。
前戦から格段の飛躍を遂げている可能性もある。
また、越本の不安材料としては、世界奪取後に明らかにした右肩の故障。
サウスポーにとって、左ストレートから返しの右フックを打てないというのは致命傷と言っていい。
右フックがないとわかっているであろうロペスが、全く恐れずに突進してくる可能性もある。
乱戦に持ち込まれ、ペースを乱されてしまうと番狂わせのシーンが訪れるかもしれない。
とはいえ、パンチ力以外で越本が劣っているファクターはほとんどない。
ロペスを空転させつづければ、チャンピオンの初防衛は固いだろう。
予想は7−3で越本有利。越本の判定防衛を推す。
無理にKO防衛を狙う必要はない。
これまで磨き上げてきたアウトボクシングを披露すれば、キャリアの違いも自ずから出てくるだろう。
越本が勝てば、日本ジム所属の世界王者としては、最年長での王座防衛となる。
またまた記録に名を残すことになる。
報道などで、試合のチケットの売れ行きが悪いと言われている。
九州のジムから誕生した初の世界チャンピオンの初防衛戦である。
福岡近郊にお住まいのボクシングファンは、是非会場に足を運んでいただきたい。
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結果は違いましたが、内容はほぼ分析通りでしたね。 相変わらず素晴らしいボクシング知識で、頭が下がります。 越本は、『王者らしく』といったものに気負いが明らかにありましたね。 完璧な試合をしようとしすぎた結果、あぁいった試合になってしまったように思います。 今後は指導者としてやっていくそうですね。 頑張ってほしいです^^
2006/8/2(水) 午後 4:09
いその様、いつもありがとうございます。やはりボクシングの予想は難しいですね。なかなか思ったとおりの結果には巡り合いません。怪我の影響か、右のガードが悪かったです。これからはいいボクサーを育ててほしいですね。九州にこだわるのもいいけれど、東京や関西に教え子たちをどんどん遠征させてもらいたいです。
2006/8/2(水) 午後 11:04 [ spa*ky*h ]