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1992年にAl Jarreau(アル・ジャロウ)が発表した12作目のアルバム。 収録曲 1. What You Do to Me 2. It's Not Hard to Love You 3. Blue Angel 4. Heaven and Earth 5. Superfine Love 6. Whenever I Hear Your Name 7. Love of My Life 8. If I Break 9. Blue in Green (Tapestry), Pt. I: "The Dedication" 10. Blue in Green (Tapestry), Pt. II: "The Dance" 元々、ジャズ・ヴォーカリストだったAl Jarreau(アル・ジャロウ)。 1977年に発表した3作目『Look To The Rainbow』(邦題:ライヴ・イン・ヨーロッパ)でグラミーの最優秀ジャズ・ヴォーカリスト賞(Best Jazz Vocal Performance)を獲っている。 ”USA for AFRIKA”に参加したのち、1987年に発表した6作目『Breakin' Away』で、今度はグラミーの最優秀男性ポップ・ヴォーカリスト賞(Best Male Pop Vocal Performance)を獲る。 さらにこの年『こちらブルームーン探偵社』というアメリカのTVドラマ(若かりし頃のブルース・ウィリスが主演してたヤツ)の主題歌『Moonlighting』をヒットさせている。 その後、7作目以降R&B色を強めていく。 そして、この『Heaven and Earth』。 これで、グラミーの最優秀男性R&Bヴォーカリスト賞(Best Male Rhythm & Blues Vocal Performance )を獲る。 同一人物で3部門においてグラミー賞を獲ったのは、このアル・ジャロウが初めてである。 これが大まかなアル・ジャロウの来歴です。 どれ位スゴイ人か、ご理解いただけましたでしょうか? 日本では知名度が低い(やっぱり日本ではR&Bは受け入れられないんでしょうか)のが、個人的には非常に歯痒い思いがします。 この『Heaven and Earth』、プロデュースは、ナラーダ・マイケル・ウォールデン。 ホイットニー・ヒューストン、マライア・キャリー、アレサ・フランクリンや高中正義のプロデュースを手掛けたことのある人物です。 このアルバムは一言で言うと、 「ポップなリズム&ブルース」 ”ブラック・コンテンポラリー”って言った方が分りやすいでしょうか。 基本、ラブ・ソングがメインですが、やっぱりそこはナラーダ。良い仕事してます。 1曲目『What You Do to Me』はホーンセクションがいい味出してる陽気なR&Bラブ・ソング。 2曲目『It's Not Hard to Love You』は私がこのアルバムで1番好きな曲です。 雨の日に車の中で(部屋の中でもいいですけど)聴くと最高です。 4曲目のタイトル曲『Heaven and Earth』はオーソドックスながら非常に綺麗なメロディラインで、知らず知らずのうちに聞き入ってしまう名曲です。 また、3曲目『Blue Angel』や8曲目『If I Break』も秀逸です。 ジャズ・ヴォーカリスト、ポップ・ヴォーカリストとしてのアル・ジャロウを知っている人は、R&B色が強いアル・ジャロウを「もったいない」とか「彼本来の良さをスポイルしている」と思っている方が多いと聞きます。 ジャズ・ヴォーカリスト、ポップ・ヴォーカリストとしても素晴らしい力量の持ち主なので、否定はしませんし、そう思って当然と考えます。 ですが、私はR&Bをベースにジャズ・ポップなどを表現することこそがアル・ジャロウ本来の姿だと思っています。 アル・ジャロウは他にも上記の『Look To The Rainbow』や『Breakin' Away』、『Jarreau』、『L is For Lover』など傑作と言われるアルバムが多数ありますが、この『Heaven and Earth』は(R&Bにあまり”なじみ”のない)日本人でも非常に聴きやすいアルバムだと思っています。 それは、ナラーダの手腕によるところが大きいのは否めませんが、アル・ジャロウ本人の決して破綻しない余裕あるヴォーカルを聴かせてくれているのも一因だと思います。 厭味のない非常にさわやかなR&Bを聴かせてくれるこの『Heaven and Earth』。 私はこれを聞くだけで、非常に心が落ち着いて、晴れやかな気分になれます。 Al Jarreau/『Heaven and Earth』 Amazon.co.jp http://ecx.images-amazon.com/images/I/41S6EG6R4SL._SL160_.jpg |

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