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友達としてなら楽しく付き合えるけれど、異性として見ることができない。 そんなふうに言われたことのある人や、自分から誰かにそう言い渡さざるを得ない シチュエーションに置かれた経験のある人は少なくないだろう。 “異性として見ることができない”というのは、 “異性として見たとき、あなたには魅力がない”、あるいは“異性として見たとき、 あなたのことを生理的に受け付けられない”という意味だったりするかもしれない。 “生理的に受け付けない”と感じさせる原因はどこにあるのだろう。 話し方、仕草、体型などに原因がある場合も少なくないかもしれない。 だが一番の要因は、やはり相手の顔立ちにあるのではないだろうか。 スコットランド・アバディーン大学の研究チームが “信用できる顔”と“性的魅力を感じる顔”に関する実験を行った。 上記の観点から見ても、非常に興味深い結果が得られている。 人は自分と似た顔の同性に対して“信用できる”という印象を持つ傾向がある。 しかし、同時に、人は自分と似た顔の異性には生理的な嫌悪感を覚える傾向がある。 あくまで144人の学生を対象とした小規模な調査なので、 あんまり鵜呑みにはできないと思うが、導き出された結論をマトリックス化すると次のようになる。 同性 異性 顔が似ている相手 信用できる 生理的に受け付けない 顔が似ていない相手 信用できない 魅力を感じる 144人の被験者のうち、女性は78名、男性は66名。 これらの被験者をコンピュータシステムの前に座らせ、2枚ずつの画像を見せた。 うち1枚は、被験者の顔から合成された“被験者によく似た顔”、 もう1枚は、まったく似ていない顔だった。 被験者は、2つの画像が意図的に操作されたものであることを知らされていなかった。 同性の顔を2つ見せて、信用できる顔はどちらかと聞くと、被験者たちは自分に似た方の顔を選んだ。 異性の顔を2つ見せて性的魅力を感じるのはどちらかと聞くと、似ていない方の顔を選んだ。 デブルイン女史によると、被験者たちが自分に似た異性を嫌うのは、近親交配を避けるためだという。 相手を異性として見るとき、 私たちは自分に似ている相手を避けるようにプログラミングされているらしい。 もちろん、異論の余地もあると思う。自分の母親や父親の面影、 あるいは若くして亡くした兄弟の面影を見出した相手に惹かれるみたいなケースも珍しくない。 ただ、冒頭に書いた「友達としてなら楽しく付き合えるけれど、異性として見ることができない」という 現象の説明としては、デブルイン女史の結論が実にぴったり来る。 本件の“ありえる度”は、次のように評価しておきたい。 五分五分より2ポイント高いという意味である。 ありえる度7 ■■■■■■■□□□ そうそう、お互いに似ているなら、お互いに性的魅力を感じないことになるのだから、 「友達としてなら楽しく付き合えるけれど、異性として見ることができない」 と言い渡す必要なんか生じないではないかという突っ込みもあることだろう。 しかし、何らかの理由により、相手が自分に似ていることを知っているのは 女性または男性の側だけというケースがままある。 たとえば、女性がメイクの達人で相手に素顔をさらしていない場合がそうである。 この場合、男性が一度、彼女の素顔を見せてもらうとお互いに納得できるかもしれない。 性的魅力より、男性の地位や金がモノを言っている場合もある。 この場合は、実は女性も内心割り切っているのだが、 表向きはいかにも男に惚れているふりをしたりする。 また、似たものどうしの二人の片方が性的魅力よりも、 相手に依存できるかどうかを重視していることもある。 つまり、マザコン気味の男性またはファザコン気味の女性の場合とか。 なお、ソース記事には、イギリスとアメリカで最近実施された別の調査の結果も付記されている。 この調査では、相手の職業によって、信用できると感じるかどうかを調査対象者に答えさせた。 その結果、聖職者や医者を信用できるという回答が80パーセント以上、 科学者と裁判官の言うことには耳を傾けるという回答が79パーセントに上った。 警察官の言うことを信用できるという回答は、かなり低かった。 しかし、信用できるという回答が最も少なかった職種は、政治家とジャーナリストだった。 政治家はともかく、ジャーナリストが信用されていないなんて意外な気がするかもしれない。 【追記】 この記事、冒頭部分の書き出しにバグがあったかもしれない。 実際には、「友達としてなら楽しく付き合えるけれど、異性として見ることができない」と お互いに感じているケースの方がはるかに多いはず。 そういう現象の説明としては、デブルイン女史の実験結果がぴったり来そうに思う。 ただし、恋愛のパートナーではなく、現実的な生活のパートナーを選ぶ場合は 性的魅力に満ち溢れた相手より、むしろ“異性として魅力を感じない相手”の方が手堅いかもしれない。 実際、そういう相手には騙されたり幻滅させられたりしにくいと言えるのではないだろうか。
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