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せっかくナックルさんに出して戴いた企画、どんどん進めて行きましょう♪
今オフの企画第2弾です。
◆統一球が野球を変えた?!投高打低の野球は好きですかー?(来季以降の統一球の是非)
今年のプロ野球、この統一球導入によって戦力構図が“投高打低”となったのは明らか。
何でも2010年までの公式球に比べて縫い目の幅が1mm広く、縫い目の高さを0.2mm低くすることによってボールそのものの飛距離が1m減となるはずだったんだとか。
それでも総本塁打数を見れば単純に1m減以上の効果があったのは明らかですよね。
2010年:1605本
↓
2011年:939本
文字通り“激減”と言っても過言ではない数字。
ホームランの減少に比例するように投手の防御率も軒並み向上。
2010年シーズンに「規定投球回数到達で防御率1点台」はダルビッシュ(日本ハム)のみでした。
ところが2011年シーズンは田中(楽天)、ダルビッシュ、和田(ソフトバンク)、杉内(ソフトバンク)、吉見(中日)、内海(巨人)までが1点台。
澤村(巨人)、館山(ヤクルト)も200イニング前後投げて防御率は2点台そこそこです。
何も彼らに「力がない」と言っているのではありません。
間違いなく“一流投手”の部類でしょう。
それでも「統一球導入の恩恵があったか?」と問われれば“ノー”とは言えないはずです。
次に統一球そのものの是非を考えてみたいと思います。
・統一球導入でプラスに働いた因子
・試合時間の短縮
スピーディーな攻守交代を呼び掛けるなど、ここ数年にわたって試合時間の短縮に取り組んでいたNPB。
それでも一昨年まで平均して1試合平均約3時間9分程度の試合時間を要していました。
今年のデータは手元にありませんが、間違いなく一昨年より短縮されたでしょう。
点が入らないゲーム(投手戦)の方が進行も確実に早いですしね。
・国際球への対応
オリンピックやWBCといった国際大会でどうしてもボールの違いに戸惑いのあった侍ジャパン。
この統一球は「より国際球に近いもの」とされています。
オリンピックやWBCでは日本でシーズン30本、40本ものホームランを打っている選手が軒並み不発。
このボールで間違いなく国際試合への対応力は上がると思います。
・統一球導入でマイナスに働いた因子
・極端な投高打低
各チームの主砲を中心に打者の成績は軒並み下がりました。
ブラゼル(阪神):打率.296 本塁打47→打率.282 本塁打16
ラミレス(巨人):打率.304 本塁打49→打率.279 本塁打23
森野将彦(中日):打率.327 本塁打22→打率.232 本塁打10
和田一浩(阪神):打率.339 本塁打37→打率.232 本塁打12
今江敏晃(ロッテ):打率.331 本塁打10→打率.269 本塁打8
打者としては面白くない結果だと思いますし、こうも1年で勢力図が変わってしまうのはいかがなものかと。
「中距離打者の方が成績が下がった」という考察もあるようです。
・淡白なゲーム内容
野球のゲーム内容に関しては見る人によって好みが分かれると思います。
「投手戦が好き」という人もいれば「打撃戦が好き」と言う人もいるでしょう。
それでも一般的にプロ野球が興業的に最も盛り上がるのは両チームの得点が6−5、7−6のゲームと言われています。
昨季は東京ドームの“看板直撃弾”もゼロでした。
(東京ドームに関しては不自然なホームランも多いですが、看板に打球が直撃すればスタンドは沸きますよね)
ちなみにMLBでは規定投球回数に到達していて「防御率1点台」の投手はいません。
防御率2点台で“非常に優秀”と言われています。
それはアメリカでは「野球が点を取り合うスポーツ」という認識だからとか。
・来季以降の統一球の是非
かといって、私は「統一球を廃止せよ!」と偏重的には思いません。
2010年までの公式球が明らかに「飛び過ぎ」だと思うからです。
バット芯から明らかに外れている打球が“フラフラ〜っと”した軌道でスタンドインする場面も少なくありませんでした。
それを踏まえても今年から導入の統一球は少し「飛ばなさ過ぎ」かなと(苦笑)
どうにかして「その中間のボール」を作れませんかね^^;
オリンピックで野球が除外されて国際試合は事実上“WBC”のみですし、そのWBCにいち早く対応するのなら「ストライクゾーンの統一」から始めるのが賢明かと思いますが。
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