清武代表解任「清武氏、分が悪かった」「サラリーマンの現実」
産経新聞 11月18日(金)22時34分配信
プロ野球巨人は18日、球団人事をめぐり、読売新聞グループ本社会長兼主筆の渡辺恒雄氏(85)に反旗を翻した清武英利球団代表(61)を解任を発表した。緊急会見を開き渡辺氏の人事介入を強く批判した清武氏だったが、身内からは賛同者が現れず、四面楚歌(しめんそか)に。日本シリーズ中の球界を騒がせている騒動は、勃発から1週間で「解任劇」という新たな局面に発展した。
危機管理コンサルタントの田中辰巳さんは「清武氏の一連の主張は、コンプライアンスではなくガバナンス(企業統治)上の問題であり、筋が通っていなかった」と指摘する。田中さんは「球団内の高度な秘密を公表してしまった清武氏は球団の名誉を傷つけた点で分が悪かった」と話す。
一方で田中さんは「危機管理の観点からは突然の解任は間違い。会社の内情に精通し返り血を浴びる可能性がある」とも指摘。「まだまだ注目を集めそうだ」と、球団の内紛が今後も尾を引く可能性を指摘する。
一方、球界やマスコミ内で影響力を誇ってきた渡辺氏に、もの申した清武氏に同情する声もあった。読売新聞OBでコンサルティング会社会長の堀紘一さんは「“清武の乱”は私も含めサラリーマンの9割は共感したと思う」と話す。
“乱”の中では、渡辺氏が「今後の対応は本人の反省次第で、ただちに処分を求めるつもりはない」と清武氏に“和解”の手を差し伸べる場面があった。しかし、清武氏は自らの主張を変えることはなく、18日の解任発表となった。
堀氏は、「読売新聞グループは非上場である限り人事権などは渡辺会長の手にあるのが現実だ。清武氏も役員とはいえ、サラリーマンの一人でしかない。これが悲しい現実だ」と同情する。
一方、新聞社の内情に詳しい立教大の砂川浩慶准教授(メディア論)は、「突然の解任は『グループのドンの渡辺氏に弓を引いたら辞めさせられた』と印象づけてしまう。球団にはマイナスだ」と指摘。そのうえで「両者ともだが、ファンに対する心配りが感じられない。プロ野球はファンのためにあるべきで、グループ内の権力闘争の道具として使われるべきではない」と話している。
【関連記事】
巨人、内紛劇で横浜・村田獲りに暗雲も
清武代表解任「独断で会見強行、会社混乱」
巨人代表“解任”必至!“自爆テロ”はこうして起きた
「こんな人が上司にいたら嫌ですわ」関西のファンら、渡辺氏批判続々
巨人・清武代表 記者時代はネタつかむためバケツで水かぶった
.最終更新:11月18日(金)23時36分
〜産経新聞〜
清武氏に関しては“更迭されるだろう”と薄々は感じ取っていましたが、結果として「解任」という非常に重い処分となりました。
(清武氏は“読売新聞社を定年退職→ジャイアンツ球団取締役”でしたので、これで読売グループとは一切関係が無くなります)
私は基本的に“清武氏支持”ですが、記者会見を開く(会見中)にあたって少なくとも3点では清武氏側に問題があったのではないでしょうか。
まず1つ目は会見そのものが「日本シリーズ開幕前日に行われた」という点。
いわば日本シリーズはプロ野球(NPB)の1年において“フィナーレ”と呼ぶべきイベント。
その全日程の「大トリ」を前にして、いきなり“ジャイアンツ球団内部の事情”を公に暴露したのはマズかったのではないでしょうか。
2つ目は会見中に今回の事態を「大王製紙、オリンパスと同等扱い」とした点。
私は清武氏の“主張は筋が通っている”と考えていますが、大王製紙やオリンパスの経営陣の行為は明らかに「背任」です。
確かにナベツネ氏の言動はムチャクチャかもしれませんが、検察までが動きつつある刑事事件と同じ括りとするには無理がありました。
ナベツネ氏も“ジャイアンツを弱くしよう”と画策した訳ではないのですから。
3つ目は会見中に「江川氏の名前」を出した点。
これが結果として清武氏の首を絞めてしまったのではないでしょうか…。
当の江川氏は13日に自身が出演したテレビ番組でコメントしましたが、要約すると「会見があるまでコーチ(助監督)として名前を挙がっていた事は知らなかった。今回の件を知ったのは行きつけの理髪店において。光栄ではあるがこのような事態になっては任をお引き受けするのは難しい」というもの。
ナベツネ氏は“江川氏と交渉していた”としていますから「江川氏が本当に知らなかったのか?」という点では少し疑問符ですよね。
それでも江川氏が「知らなかった」と言っている以上、江川氏を巻き込んでしまったのは余計でした…。
ジャイアンツ球団としては“社内の機密事項をリークした今回の無断会見こそがコンプライアンス違反”という見解。
この見解に関しても真っ向から「おかしい!」とは安易に言えないんですよね…。
清武氏は球界の改革に素晴らしい手腕を発揮していただけに、何だかとても寂しい結末となってしまいました、、、
どこかヨソのチームに行かないですかね?
今の横浜になんて“うってつけの人材”だと思うのですが。
|