|
私の目の前はご覧の通り多くの人たちが立ったり座ったりで各々花火を楽しんでいた。私は彼らの隙間から美しい火薬の競演を楽しんだ。それがまた例年に無く楽しく感じられた。そんな自分の心の余裕が嬉しかった。
昨日は年に一度の宇部市の花火大会が港町で開かれた。多くの市民が訪れ盛り上がったと思う。と思う・・と書いたのは会場の港町に行った訳ではなく、それから少し離れたショッピングセンター「フジグランうべ」に行って同じく花火大会を見学したからである。この建物の屋上ではここ数年花火大会を見ながらステージや露店を楽しむ客等で盛り上がっているのだ。昨日も多くの買い物客らが駆けつけ、一時間の花火ショーに歓声を上げて楽しんでいた。
フジグラン店内は多くの客でにぎわった。普段であればほとんど人影はなく静かなものである。この日は特別。多くの人のパワーのお陰でこちらもワクワクしてくるものである。
私達もここ数年は現場には行かなくてこの施設で楽しんでいる。家からも近いし車の混雑もそれほど無いからだ。以前現場に行っていた時は車は勿論自転車、徒歩、バスなどを利用、それぞれに良い思い出があるのである。特に楽しいのは子ども達も同伴で行っていた頃だろう。物心つき始めた年頃になった頃からは子ども達も友達と行ったり彼氏と行ったりして一緒に行くことも無くなったが、ホントにそういう時期はあっという間に過ぎるものである。その時そのときを楽しく過すことが如何に大切なことかがよく分る。
今頃の浴衣のファッションは様々である。肩を半分まで露出したような浴衣もあったり、それはもう少なからず私を驚かせてくれた。西洋と和風の合体のような感じのものもあった。女性のファッションに対する思いは強いものがあるのだとつくづく感じさせてくれた。
午後8時前のフジグランというのに店内はホントに多くの客であふれていた。お祭り気分一杯である。こんな光景は普段では見られない。普段であれば閑散としている時刻なのだがこの日は特別。そういう意味でもお祭りはやはり楽しいものである。若い女の子達の浴衣姿が特に目立っていた。今時のギャルは誰もが自分の個性的なファッションセンスに磨きをかけているのがよく分る。さりとて、普通の浴衣姿の女の子も勿論多くいたが。
花火も良かったが、店内を色々と散策するのも楽しいものだ。普段の店の中とはちょっと違う雰囲気を体で味わうのである。せめて週に一度くらいはこのような感じになれば景気ももう少しは良くなるのかも知れない。
花火ショーは1時間行われるが今までの私であればその1時間を全部丸ごと楽しむということは無かった。あちらを見たりこちらを見たり。場所を数箇所変えたりしたものだ。どこが良く見えるだろう、すわり心地の良いところは・・・など等である。だが昨日の私は全く違った。とにかく初めの場所からずっとそのまま。途中前に人が立ったり、勿論その時は視界が悪くなる。子どもが前を走り回る。落ち着かない奴らである。大人でさえ私の前に立ちはだかる。それでも私は心に不足も思わず、彼らの隙間を見つけては遠くに見える花火の美しさに見入ったものだった。そして座ったままの姿勢をキープした。それがまた心の余裕を感じさせ楽しくもあった。
屋上特設ステージではオールディズの生バンドのライブが行われていた。途中から見させてもらったが、これほど良いとは思わなかったからこれなら初めから見れば良かったと少し悔やんだくらいである。多分トークの中身から彼らは広島からやって来たものと思われた。プロなのだろう、さすがにノリが良く、私も思わず手拍子で体のほうも乗っているのが分った。最後のアンコール曲「ジョニービーグッド」は特別に良く、もう少し・・と名残惜しかった。
フードコートにもたくさんの客の姿があった。フジグランもこの日はそうとう儲かったのかも知れない。こういう日もないと面白くないだろう。その分スタッフも大変なのだろうが。私も若い頃は同じである。働く側に回ったり、遊ぶ側に回ったり。とにかく必ず参加していたものである。そして今でも形は変えても同じものである。
一階、二階と全景を撮らせてもらった。花火大会に関わる店内の催しを楽しむのは当然なのだろうが、こうやって多くの人たちと一緒の空間に遊ぶというのが一番の喜びなのかも知れない。人は皆お祭りが好きなのである。 |
全体表示





