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連日テレビや新聞で熊本地震のニュースが報道されているが、その中で胸が熱くなった被災者のインタビューがあった。
それは農家の中年女性で家事や農作業の傍ら年寄りの世話も行っている働き者の人であった。彼女の家族は現在自分の持つビニールハウスで生活している。自宅は壊滅、住める状態ではないからだ。大変な不便であろうし、だからと言って遊んでいる訳には行かない。今も余震に怯えつつ、農作業に励んでいるそうだ。 インタビューするテレビ局の者が彼女から苦労話を聞き出そうとするとその女性は答えたものだった。「地震は大変だったけれど、家族で話し合っていることは、こうやって地震があった事で皆が助け合うことが出来、絆を再確認できた、子供たちが小さかった頃は仕事にかまけて中々遊びにも連れて行けなかったが、今はこうやってビニールハウスの中で昔出来なかったキャンプをやっていると思えば良い、皆でそう考えるようにしている」と健気に答えている姿が印象的であった。 ピンチはチャンスとはよく言われるが、この女性のように考えている方は比較的多いのではないだろうか。苦労や災難をただマイナスな悲劇としてだけにとらえるのではなく、前向きにプラスに考える人は多いだろう。 政府による復旧作業や施策が切に求められる状況だが、被災者側にもこのような姿勢は大切なことだと思う。インタビューを受けたこの女性のような考え方の人は自然と早く元の生活に戻るのではないだろうか。いやいや元の生活どころか、家族の助け合いや絆の大切さを痛感した程に、より幸福感も以前より増して来るのではなかろうか。 |
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