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仏教の教えの中に「顔施」という言葉がある。顔を施すということだが、顔とはまさしく笑顔であり笑顔を施すということである。誰にでも明るい笑顔を施す人はそのままで仏教の教えを体現しているということになる。
施すということには色々なものがあるが、物を施す、お金を施すという物質的なものを施すというものがある。あるいは親切を施すというのは精神的なことである。いずれにしても無償で何物かを相手に施すという行為は尊いものである。 その中でこの顔施というものは一番素晴らしいものではないだろうか。しかも全部タダでできる。手間もかからない。もらった相手も大変喜ぶ。こんな良いものはない。しかし意外にこれが難しいのである。 相性の合う人だったら少々の笑顔はできるだろうが、そうでない人だったらなかなか難しい。作り笑顔ならば顔も強ばる。逆に変な人じゃないかと思われないかと心配もする。心からの笑顔となると昨日今日の訓練ではなかなか厳しそうである。 しかしやはり笑顔が一番である。笑顔で相手に向き合えば怖れる者はない。相手を和やかにし、その場の空気を和らげる。皆がハッピーになれる魔法の杖がまさに笑顔である。どんどん顔施を贈ろう、笑顔を施そう。何も怖れるものはないのである。 |
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