フィリピンの思い出

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

フィリピンという国① ケータイ投稿記事

イメージ 1







 子供が小さかったころに働いてくれた2人のメイドさんたち。

 レイテ島の出身で2人とも20歳です。

 日本でいう中学校卒ですが、当時のメイドさんのなかでは
 
 教育程度は高いと言えます。

 優しくしっかり者です。

 左のリージャは長女で、弟たちを学校に入れるために

 マニラへ出てきました。
 
 若い女性が家にいるととても明るく楽しい雰囲気になりました。





ここでは20年以上前ですが、当時のフィリピンについての豆知識を書いておきます。
昨今日本も生活保護受給者が過去最高数に上るとか、
就職氷河期だとか不景気なニュースが多いです。

そうはいっても日本ではみな義務教育は確実に受けることができ、
その上の高校にも希望さえすれば進学できる人がほとんどです。
教育を受ける機会が保障されれば、たとえ経済的に厳しくても
(これはもちろん学力のある生徒に限られますが)
上の学校に進学するための奨学金制度など、道は開けます。
日本はそれなりに進路の選択の余地がある社会なのです。
当時のフィリピンを見る限り、そういう国はまだ幸福なのだと思わざるを得ない状況でした。

フィリピンという国を一言で説明するのはとても難しいのです。
フィリピンは一握りの大富豪と大多数の貧困層とで構成されるとても複雑な国です。
そんなに豊かでなくても日本のように普通に衛生的な生活をできる中間層は少なく、
超がつく格差社会としての度合いは日本などの比ではありませんでした。
富裕層は不動産、事業そのすべてを掌握しており
その家に生まれた人間は一生王侯貴族のような生活が保証されます。
貧しい家に生まれた人間はたとえ賢くても教育を満足に受けることができず、
結果仕事につく機会すら得られません。

この国で外国人が仕事で赴任すると、もれなく使用人を雇ったものです。
大体1、2人のメイドさんと家庭用運転手を雇うのがスタンダードでした。
日本とのひじょうに大きな経済格差のため、
本国ではまったくの庶民であるにもかかわらず、現地では使用人を雇うことができたのです。
またこの国で仕事をさせてもらうのであれば
少しでも雇用を生み出したほうが良いということもあります。
日本に比べれば治安は悪く、
経済格差ゆえ金持ちと言う位置づけになる外国人の多くは
身の安全を守るために、タクシーを利用しません。
(車内でホールドアップされた話は身近でも良く聞きました。)
また家の広さ、暑さから主婦が普通に家事をこなすのは
体力的に無理だという背景もあります。
ざっとこのような理由で、使用人を家に置くことは必要だったのです。


メイドさんは17歳くらいから上は40代くらいまでの地方出身の女性です。
地方の貧しいと言うのは都会の貧しいのとは少々違います。
地方では食べ物にはそれほど困らないのですが
現金収入となる仕事がほとんどないのが実情のようです。
そのため、貧しいといっても家庭の様子などは普通なのです。
家を支え下の兄弟を学校にいれるために現金が必要となり、
だいたいは長女が田舎から働きに出てくるのです。
メイドさんは住み込み(専用の部屋がついています)で
朝から掃除洗濯や子守りをし、
意欲があり賢いメイドさんは料理も覚えて担当することになります。


こうした女の子たちは恥ずかしがりやで緊張しており、
はじめは大丈夫かな、この子と思うのですが
一緒にいるうちにみな親のしつけが良く、家族思いで
本当にごく普通の良い娘さんたちだということがわかってきます。
田舎に小さな兄弟がいるため、小さな子供の扱いには慣れており、
私の子供たちのこともとてもよく面倒を見てくれました。


主婦や子供のいる家庭に仕え、家事を教えてもらい
光熱費食費丸抱え・制服支給という条件は
田舎から出てくる女性にとっては安全で、悪い仕事ではありません。
しかし、こんな良い娘さんたちがメイドさん以外に
安心して働く場所の選択余地がない、
というのはよい状態ではないはずです。


現在はどうなのでしょう、当時よりは少しは雇用も増えて
若い女性たちが教育を受けたり、仕事を選択できる社会に変わっているのでしょうか。

フィリピンは国民のほぼ9割がカトリックを信者なのです。
信仰厚い国民なのは言うまでもありませんが、
今日はこの国のちょっとかわったクリスマス事情を書いてみたいと思います。

この国でクリスマスが宗教的にも一大イベントであるのはもちろんですが
その盛り上がりはかなり早く、
ハロウィンと並行して、すでにクリスマスムードは高まっています。
11月になるとスーパー、ホテル、あちこちに巨大なツリーが目立つようになり
町を流れるアメリカンポップスは
いつの間にかクリスマスソングに変わっています。


12月ともなればもう周りクリスマスで湧き立っています。
ナショナルブックストアーに行くとギフトを買い求める人たちで長蛇の列ができます。
何を買っているのかというとその中身は質素で
小さな一輪のバラの造花がはいった花かご(手のひらに置けるほどのサイズです)だとか
小さな卓上カレンダー、ガラスでできた 小さな花や小鳥などなど。
ほんの小さな贈り物を大事な人たちの贈るために一生懸命選んでいるのです。
そうしたものをきれいに包装しリボンをかけてもらうため
ラッピングコーナーではひどく待たされます。
誰も怒らないため、店員さんも手際がわるく、のんびりしています。(笑)
一年中渋滞しているので、近所までちょっと買い物をして家に戻ると
4時間くらいかかったりするのはザラでした。


クリスマス直前になるとポストに”Merry Chiristmas, thank you verry much”
などと意味不明なことが書かれたよれよれの茶封筒が入っていて、
最初のころに何のことかわからずに捨てていました。
するとあるとき配達員らしき男が手に新聞や手紙を持って
玄関までやって来るようになりました。
今日はなんで来たの?と思い聞いてみると
「maam、 ,give me a christmas gift(クリスマスプレゼントくださ〜い)」と言うのです。
そう、あの封筒には最低でも5ペソくらい入れておくものだったのです。


新聞、郵便配達の人たち、コンドミニアムの警備員、庶務の男性
その他のすべての人にメリークリスマス、と挨拶されたら
(高額である必要はありませんが)特別なお金を払う習慣があるのです。



ですからこの時期はどこに行っても特別に親切にしてくれます(笑)


子どもが小さい頃、マニラの幼稚園であったハロウィンパーティーの写真です。(ボケボケになってますが…)

女の子なのにねずみのコスチュームなんぞを着せられて、ふくれてます。

イメージ 1

この写真のフィリピンという国について今日は少し書いてみたいと思います。

フィリピンといえば治安が悪いとか、日本から犯罪者が逃げ込んだりと

日本では何かとダークなイメージで見られがちな国です。

あまりに貧富の差が激しくて、フィリピン人と一括りにするのはなかなか難しいのですが、

この国の人たちはほとんどが敬虔なクリスチャンで、貧富に差こそあれ豊かな心を持っています。

お年寄りや子供達、妊婦や障害を持つ方々など社会の弱者にはとても優しいのです。

(私も大きなお腹をしてスーパーのレジの最後尾にいた時に、必ず優先的に列の前にいれてもらっていました。)

こうした美徳は、貧しくて教育を受ける事の出来ないような小さな少年でさえも身につけています。

またトランスジェンダーの人々に対してもおおらかな風土です。

病院で採血検査をしているラボの男性の顔をみたら、

とてもごついお顔にしっかりお化粧しているので、ぎょっとした事がありました。

けれどもラボ内の人たちは和気あいあいとしており、

しなを作りながら話す彼も周囲に溶け込み、とても楽しそうに働いていたことを覚えています。



欠点といえば時間に極度にルーズなことでしょうか(笑)

たとえば電気機器の修理に明日の正午に来てもらう事になったとします。

その場合、当日の夕方までに来れば良いほうで、何の連絡もなく2,3日してから来る事もしばしばです

何故来なかったのかと責めても、交通渋滞であったとか家族が心臓発作にかかった、などと

見え透いた嘘を言いはり、決して謝ることをしません。

(昭和30年代の日本のように各家に電話が普及しておらず、蓮絡するのが困難だという背景はありますが)

しかし江戸時代に欧米人が日本人について記述した文献の中には

これとそっくりな事(=勤勉で親切だが時間にルーズですぐ適当な言いのがれをする)が

書かれているそうですよ。(笑)

私が6年にわたり、親や兄弟もいないこの国で小さな子供たちを無事に育てることができ、

幸せな時間を過ごせたのは紛れもなくフィリピンの人々のおかげなのです。

私はクリスチャンではありませんが、ここでの生活は自分が生きているというよりも、

周りの人たちー常に神様に生かされていると感じるような時間でした。

私はそんなフィリピンを今でもとても懐かしく思い出すのです。



全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事