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80年代半ばに登場したTimbuk3は当時バンド活動をやっていた私の一つの理想型だった。パットとバーバラというテキサス出身の夫婦デュオ+ドラムマシーンというなんとも特異な形態。モーリン・タッカーのようなドラムパターンをリズムボックスで流しながら、あくまでもオルタネイトのカッティングかあるいは複音主体でフレーズを切り込んでいく。しかし、生の血が通っている不思議さがあったのも事実だ。これこそが、当時の私の理想のスタイルだった。ドラムは人間が叩いてナンボみたいな意見に徹底的に対抗したかった。そういう意味ではイギリスのThe Fallなんかもよくカヴァーしていたし、Big Muffのファズをヤマハのエレアコに繋いだギターサウンドで新宿紀伊国屋書店前なんかでゲリラ的に演奏したりといった青いこともやっていた(爆)。
たしか、ピーター・バラカンのポッパーズMTVかなんかの番組でTimbuk3のことを知ったような気がする。80年代半ばといえば、インディレーベル花盛りでもあったが、その中でポリスのスチュアート・コープランドの実兄が興した米国IRSレーベルには魅力的なアーティストが多かったように思う(ゴーゴーズが最初だったかな?!)。
Future's so bright I gotta wear shades
やっぱ、結局はこのフレーズである――未来が明るすぎて、サングラスをかけずにはいられない――。
テキサスという保守的なイメージの強いエリアから、ブルーズやカントリーといったルーツミュージックを土台にしつつも明らかにパンクを経由したサウンド。アメリカン・ニューシネマ然とした野暮ったさとクールさが共存したようなファッション。キム・ゴードンを思わせるクール・ビューティ、バーバラの存在(笑)。ちょっと後に英国から登場したThe La'sと並んでこのTimbuk3のサウンドは最高に好きだった。まぁ、あの当時のいわゆるカレッジ・チャートの本流だったレーベルの素敵なユニットだったと思う。当時はまだREMが青い学生バンドに毛が生えた程度だった頃である(笑)。
当時のトレンドから見るとちょっと保守的なスタンスにも思えた面もあったが、今聴いてもやはり素晴らしいサウンドとメロディだと思う。写真はデビュー作だが、2nd、3rdも素晴らしい。
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ディランをもっとシェイプ・アップさせた感じが非常に好きでした。ティムバック3って、ほんといいユニットだったんすけどね、もうやってないんですかね?
2007/5/22(火) 午前 8:18 [ - ]
恐らくもうやってないんじゃないでしょうかね。。。ソロでは何かやってるんでしょうけど。そうそう、ディランのことも書こうと思ってたんですよ。彼らはディランを間違いなく経由している。いや、経由というか米国の若手は何かしらディランの影響下にありますよね。本当にいいユニットでした。
2007/5/22(火) 午前 11:12
最近MUST BE UKという70年代から80年代後半位までの番組の再放送をリピート放送を深夜のBSで放送していて、聴いたことあって好きな感じの曲で、当時は適当に聞き流していたけど、誰だったのか調べたら彼らだった!こういう感じのバンド、最近いないから逆に斬新です!
2019/4/27(土) 午後 0:43 [ kiy*d*nka ]