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サド侯爵はサド趣味の余りパートナーの女性を殺したとされ、逮捕されてバスチーユ監獄に入れられた。
マニアは「さすが」と喜ぶが、実際は汚名を着せられているだけかもしれない。
白人支配者は「敵」には必ず汚名を着せて排除しようとするからです。
バスチーユ監獄で書かれた「ソドム百二十日」の冒頭はまるで告発。
「ソドム百二十日」
「ルイ14世の治下に続けることを余儀なくされた数々の大戦争は国家の財政と国民の資力とを
はなはだしく疲弊せしめはしたものの、世の災害に乗じて一儲けしてやろうと待ち構えているあの蛭のような
人物たちの私腹を肥えしめるという不思議な結果を生じた。
こういう人物は世の災害を鎮めようとするどころか逆にコレを煽りたててそこから多大な利益をむさぼり取ろうと
さえするのである。それでもこの崇高な治世の末期はフランス王政の各時代を通じておそらくもっとも
金持ちがひそかに富み栄え、表立たない奢侈放埒が幅をきかせた時代であった」
「作者がこれから語ろうとする4人の道楽者が奇怪な遊蕩の計画を思い描いたのもこうした治世の末期
すなわち摂政が司法庁と呼ばれるあの有名な裁判所を通じて大勢の収税請負人の不正な所得を吐き出させようとしていた
頃のことなのである。平民階級のみがこの徴税の仕事に当たっていたと思ったら大間違いで彼らの先頭には
大貴族たちもいたのである。ブランジ公爵やその弟の司教は2人ともこうして莫大な財産を築きあげたので
貴族もやはり他の階級と同様、こうした手段によって私腹を肥やすことを忘れていなかったという」
<コメント>
かのパゾリーニもこれを下敷きに「ソドムの市」という権力者をさんざんこき下ろした権力批判映画を撮ったが
その直後に若いホモダチに殴り殺された…
実際にはイタリアの秘密機関、あるいはCIAがパゾリーニを殺し、ホモダチのせいにした。
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