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フランツ・カフカ「1922年の日記」より
”夕方の散歩時、激しい攻撃あり(あのリゾート地の犬、マースの本、兵役志願の件、Zに金を貸した件)
つかのまの混乱、孤立感、絶望感、そして底知れぬ混沌。どうもがいてもこの絶望のどん底からは逃れ得まい。
だが帰宅し、玄関の戸を閉めただけで何らかのひらめきが混乱した思惑を統合してくれた。
完全な絶望感ゆえか、ぼくは推測さえ行おうとはしなかったがよく考えれば、散歩の間中、ぼくは誰にも
出くわさなかったのだ。それでも尚、可能性はいつでもぼくの手中にあるのだ。”
”攻撃あり。昨日の犬の散歩者。SEDLEC要塞にて。それは、桜林の終わり際で起きた。ぼくはまるで隔離室に収容された気分だ。
原っぱの向こうからやって来る男女。農家の中庭にある廃屋のドアから覗く胸の大きな少女、非常に不釣合いな光景だ。
思いやりを秘めた無邪気な獣のまなざし。
家畜の飼料、荷車1台分の積み荷を押すメガネをかけた男。初老の、猫背気味であり、だがそれにしても
彼の努力ゆえかとても頑丈に見える。長いブーツ、鎌を持った女性、彼のそばにいたがすぐに背後に隠れた。”
<コメント>
「審判」「城」など、集団ストーカーとしか思えない不条理小説を多く残したフランツ・カフカ。
ユダヤ人であり、精神分裂病と診断された彼は、天才の2大要素(?)を備えた作家だ。
しかし、彼が名を成したのは死後のことである。小説は趣味であり、彼は公務員として勤務していた。
カフカの日記には集団ストーカーの被害談らしき記述が多く見受けられる。
おもしろいので、これからちょくちょく載せようと思います。
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