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「果たし状事件」
撮影途中で、カチンコの叩き方が悪い撮影助手に黒澤が激怒。手にした脚本を丸めてその男を叩き「クビだ」と叫び
引き続き助監督たちに説教をする。
小道具として枕もとに置いてある、吉田善吾大将宛の見舞いの手紙を撮影の合間に黒澤が手にとって中身をチェック。
宛名はすべてちゃんと書いてあったが、その中の一通にヤクザの果たし状が入っていることに気づいた黒澤は激昂。
「助監督全員横一列に並べ。足を開け。歯を食いしばれ。大澤、殴れ」と叫ぶ。それに対し、「殴れません、監督、
ぼくの責任です。ぼくを殴ってください」と言う大澤チーフ助監督。ものも言わずに黒澤はその場を離れ
ひとりスタッフルームで涙をこぼす。以後、大澤は出入り禁止となる。
「カーテンのしわ事件」
海軍病院のカーテンに買ってきたばかりであるがゆえの折りしわがあることに黒澤が気づく。
「これでは撮影できない。こんなことはかつての黒澤組ではなかったこと。直しておけ」と現場スタッフを一喝。
その日の撮影は中止となる。
「黒澤、現場に現れずFOXに無理難題をふっかける」
宿にて休養中だった黒澤は青柳を呼びつけ、「『トラトラトラ』の俳優たちに撮影所内を歩き回るヤクザ姿、着物姿の
役者を見せたくない。20世紀FOX社が東映京都太秦ステージの半分を買い取るようにせよ」と強く言う。
スタンリーは現場の混乱と撮影の遅れの収拾をみずからがつけることができず、ホノルル滞在中のエルモに電話を
入れる。「クロサワの行動はアブノーマルで現場スタッフとうまくいっていない。撮影は12月9日から進んでおらず
すべて不調」と報告。
<コメント>
集団ストーカーに於いて、標的の怒りを導き出したり、第三者に悪い印象を植え付ける目的で「仕事」を
デッチあげることがある。そして、標的の意志に反して仲間を装った集団ストーカーがヘマを演じ標的をイラつかせる
ことがある。そして、仲間である上の立場にいる者も当然標的を叱責して標的の自信を殺ごうとする。
黒澤にとっての「トラトラトラ」の仕事は黒澤の名を貶めるために設けられたようなものだろう。
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