|
”京都を離れ、ハワイ真珠湾の撮影現場に戻ったエルモはこの映画の正念場とも言うべき戦闘場面の
撮影準備の大詰めに追われていた。ところが、京都にいる製作主任のスタンリーからは、愚にもつかぬトラブルの報告が連日届く。
エルモはいらだつ。ハワイの撮影は文字通り命がけだ。そのハワイの緊張に比べれば京都でやっているセットで
出演者がセリフを喋るだけの撮影など物の数ではないではないか。エルモはスタンリーに対して、青柳哲郎に対して
そして誰よりも黒澤に対して腹を立てていた。これしきのこと何とかしろというわけだ。
エルモがハワイのロケ地から京都太秦にいた青柳に次のようなテレックスを送っている。「クロサワが現在京都で
撮影中なのはセットで少人数の出演者がセリフを喋るだけの明らかに単純なシーンにすぎない。それなのに
それまで撮影済みとなっているのは台本の半ページ分だけだ。私自身もFOX社もこの現状に当惑している。
もし、東映京都撮影所との間にセット造りなどの問題が何かあるのなら速やかに解決を図って欲しい。アメリカ側の
撮影はすべて極めて順調に進んでいる。」
「黒澤、身の危険を感じ、FOXに警備強化を要求」
午前九時、前日と同じく22人の俳優、6人のエキストラが召集されてステージ入りする。10時になって
黒澤は酒のにおいをさせながらそこに現れる。黒澤は新人のアシスタント2名をクビにする。
この夜、撮影現場で身の危険を感じている黒澤は、自分がかぶるヘルメットを用意することと、ガードマンをつけること
そのほか、スタッフ用の控え室は24時間警備、ガードマンは8人必要であることなど、合計7項目を青柳に要求した。
スタンリーは昨日に続き、ホノルルにいるエルモに電話を入れる。「事態は悪化しつつありクロサワは被害妄想に
陥って、自分のスタッフやヤクザ姿のエキストラに恐怖を感じている」と報告。”
<コメント>
黒澤がヤクザ姿のエキストラにビビッている様子を想像すると何か笑えますw
そうなんです。集団ストーカーされて困っている人を第三者的にみると滑稽なんです。
でも本人にしてみるとそれは重要なことなのです。
黒澤がスタッフに恐怖を感じているところを見ると完全に集団ストーカーされていると言う他無い。
スタッフは反目を演じ、白人は困っている様子を演じているワケだ。
双方とも、クロサワに何が起きているかを完全に把握しながら知らないフリをし、圧力を加えているのだ。
|